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器用貧乏は武器 | 写真一筋を辞めた私が、あえて「80点のスキル」を掛け合わせる理由

その「常識」は、
あなたを苦しめるだけかもしれない


「一つのことを極めなさい」

「あちこち手を出すと、
どれも中途半端になるよ」

昔からよく聞くこの言葉に、
少しだけ息苦しさを
感じたことはありませんか?

実は私自身、
ずっとこの言葉の呪縛にかかっていました。

かつて高校生の頃、
私は学校の帰り道に、
ある風景に見惚れていました。

それは当時、
「全国で5本の指に入るほど汚い」と
言われていた児島湖の夕日です。

世間にとっては汚れた湖でも、
私の目には世界で
一番美しいグラデーションに見えました。

「この一瞬を残したい」

就職後、最初のボーナスで
ジャパネットたかたの
『Canon New EOS Kiss』を買い、
そこから10年間、たった一人で
シャッターを切り続けました。

その後、郵便局で郵便配達をしながら
出張フォトグラファーという
二足のわらじで活動して、
ありがたいことに
県内受注実績1位になることもできました。

「写真を極めれば、人生は安泰だ」

そう信じて疑いませんでした。

しかし、ある時、背筋が凍るような
残酷な事実に気づいてしまったのです。

今回は郵便配達員とフォトグラファーの
二重生活を経て、
AIマーケターに行き着いた私が、

「器用貧乏こそが
最強の生存戦略である」
という
話をします。

もしあなたが、
「自分には何もない」
「やりたいことが散らばっている」と
悩んでいるなら、

この記事がそのバラバラな点を線にする
ヒントになるはずです。



「ドベネックの桶」を知っていますか?

まずは、こちらの図をご覧ください。

図1:ドベネックの桶の基本理論。
水(成果)の量は
一番短い板(苦手なこと)で決まってしまう。

「ドベネックの桶
(リービッヒの最小律)」
と呼ばれる
有名な理論の図解です。

左の桶を見てください。

板の長さがバラバラですよね。

この桶にいくら水を注いでも、
「一番短い板(Limiting Factor)」
高さまでしか水は溜まらずに
それ以上はジャバジャバと
漏れてしまいます。

これを人生や仕事に置き換えると、
一般的にはこう解釈されます。

あなたの成果(水)は、
あなたの苦手な部分(短い板)によって
制限される。
だから苦手を克服しなさい

ドベネックの桶(リービッヒの最小律)


しかし、私の実体験から得た
解釈は少し違います。

多くの人が
「板の高さ(スキルのレベル)」ばかりを
気にしていますが、
もっと致命的な問題があります。


そもそも、桶の『底』が
抜けたらどうなるか?

図2:筆者が気づいた真実。
どれだけスキル(横板)を磨いても、
健康(底板)が抜ければ全てが台無しになる。

どれだけ立派な板(スキル)を並べても、
それを支える底板がなければ、
水なんて一滴も溜まりません。

そして私にとっての「底板」とは、
「自分の健康な肉体」そのものでした。


時系列で見る「板」の集め方
〜私の生存戦略〜

私がなぜ「写真一本」を諦め、
あえて他の板を拾い集めたのか。

その切実な理由と変遷を
時系列でお話しします。


【板1:コミュニティ】
2009年春、mixiでの原体験

最初の転機は2009年の春でした。

それまで10年間、一人で写真を撮るだけの
孤独な趣味人だった私は
mixiで
「岡山写楽SHOW展〜ポーリー〜」という
コミュニティを立ち上げ、
グループ写真展を企画運営しました。

そんなある日、写真展の会場に
友人が連れてきたカメラ初心者の知人に、
撮り方を教えた時のことです。

「わぁ! 私にも撮れた!」

その人が目を輝かせた瞬間、
自分の写真が褒められるよりも
胸が熱くなりました。

ここで私の桶に、
「写真を撮る(技術)」だけでなく
「場を作る・教える(コミュニティ)」という
2枚目の板が加わりました。

人に教えることで
幸福感を感じる現象を脳科学では
「ヘルパーズ・ハイ」
と呼びます。

この時の快感が、
後の私を「孤独な職人」から
救い出す伏線となりました。


【板2:マーケティング】
2016年、郵便バイクの上での焦燥

プロになり、実績1位になっても
不安は消えませんでした。

2016年当時、私は平日は郵便局員として
配達し、休日は出張撮影という
「休みなし」の生活を送っていました。

真夏のアスファルトからの照り返し。
年末年始の年賀状の山。

赤いバイクで走り回りながら、
ふと脳裏をよぎる恐怖がありました。

「もし明日、
事故で足が動かなくなったら?」

「もし、病気で目が見えなくなったら?」

フォトグラファーは体が資本です。
目と足が使えなくなったら、
私の価値はゼロになる。

つまり、私の人生という桶は
「健康な体」という一枚の底板だけに
全体重を預けている状態だったのです。

「これじゃあ、
人生のリスクヘッジができていない」

そんな時、Facebook広告で、
出張フォトグラファーのビジネスノウハウを教えてくれる先生のオンラインスクールを
見つけ学び始めた矢先に

先生は新たに、
「SNSマーケティング」
教えるスクールを立ち上げたのです。

「写真の先生が、なぜ?」

最初は戸惑いましたが、
すぐに合点がいきました。

先生も気づいていたのです。
「技術(商品)」だけあっても、
「届ける力(マーケティング)」という
別の板がないと、
桶の水は漏れていくのだと。

私は迷わずそのスクールに入り、
3枚目の板を手に入れました。


【板3:資産化スキル】
2017年4月、起業塾への投資

SNSマーケティングを学ぶと、
さらに「生存戦略」への
意識が高まりました。

「もっと、肉体に依存しない武器が必要だ」

その焦りから、
なけなしのクレジットカードを握りしめ、2017年4月、私は1年間の「起業塾」に
入塾しました。

そこで貪欲に吸収したのが、
**「コピーライティング」と
「スマホ動画」**です。

なぜ、この2つだったのか?

 * コピーライティング:
もし目が見えなくなっても、
音声入力で「言葉」を紡げば、
人を動かせる。

 * スマホ動画:
重い一眼レフを持てなくなっても、
ポケットの端末なら表現を続けられる。

これらは私の
「身体的リスク」を補うために、
最強の「資産となる板」でした。

写真(静止画)に動画(時間軸)と
言葉(意味)が加わったことで、
私の桶は一気に巨大化しました。


AIはバラバラの板を束ねる「タガ」

こうして私の桶には、
写真、マーケティング、動画、
コピーライティング……と、
色とりどりの板が並びました。

しかし、ここで新たな問題が起きました。

「板が増えすぎて、
手で支えきれない」
のです。

写真を撮りながら、
投稿内容となる文章を考え、
動画を編集し、SNSで発信する。

「器用貧乏」どころか、
ただの「忙しい何でも屋」になりかけ、
頭の中は常にパンク状態でした。

そこで出会った救世主が
今、私が最も力を入れている「AI」です。

もう一度、桶の図を思い出してください。

桶を作るには、
板を並べるだけではダメですよね?

板がバラバラにならないように
周りをギュッと縛る金属の輪っか
──「箍(たが)」が必要です。

私にとって、
AIこそがこの「タガ」でした。

図3:AI時代の生存戦略。
複数の「80点の板」をAIという最強の「タガ」で
束ねることで、巨大な桶が完成する。


 * 2009年に知った「教える喜び」

 * 2016年に痛感した「届ける重要性」

 * 2017年に学んだ「言葉と動画の力」

これらバラバラの経験とスキルを
AI(ChatGPTなど)に投げかけると

AIはそれらを一瞬で統合し、
文章や企画、動画の構成案として
形にしてくれます。

私が「器用貧乏」に
ならずに済んでいるのは

AIという強力な接着剤が、
私の持っている中途半端な板たちを
繋ぎ合わせ、強固な桶に
してくれているからなのです。


よくある質問(Q&A)

Q. 「いろいろ手を出すと、
何屋さんかわからなくなりませんか?」

A. 「〇〇屋さん」という
肩書きは捨ててください。

ドベネックの桶理論で言えば、
肩書きは「板」の一枚に過ぎません。

写真という板、
マーケティングという板、
教育という板。

それらを円形に並べた時、
初めて「あなた」という器が完成します。

AI時代において
専門特化はAIに代替される
リスクが高いですが

「写真の美しさを知り(感性)、
それを言葉で伝え(論理)、
AIで効率化する(技術)」という
組み合わせの文脈だけは
AIには決してコピーできません。

「何屋さんかわからない」と
言われたら勝ちです。

なぜならそれは、
あなたが「唯一無二」になった
証拠ですから。


まとめ:あなたの「中途半端」は、
まだ見ぬ桶の一部

かつて私は、他人の手紙を届ける
郵便配達員でした。

でも今は、AIという相棒と共に
自分自身の言葉と価値を
必要としてくれる人の元へ届けています。

もしあなたが、

「自分にはこれといった強みがない」

「あれこれ手を出してしまって一貫性がない」

と悩んでいるなら、
私は自信を持ってこう言います。

それでいいんです。

2009年の私も、2016年の私も、
その時は必死で自分が何者になるのか
分かっていませんでした。

でも振り返れば、全ての板が
必要だったのです。

一つのことを極める職人も素晴らしい。

しかし、変化の激しいこの時代において
複数の「80点の板」を持ち、
それをAIで繋ぎ合わせて
「独自の桶」を作る生き方は
最強の生存戦略になります。

捨てないでください。

磨きすぎなくていいので、
まずは並べてみてください。

そして、足りない板があれば、
今日から拾いにいきましょう。


【最後に、あなたへの問い】

今、あなたの「ドベネックの桶」には、
どんな板が並んでいますか?

そして、
「一番足りない」「欲しい」と
思っている板は何ですか?

よかったらコメント欄で教えてください。

言語化するだけで、
脳はその板を探し始めます。
(これをカラーバス効果と言います)

あなたの人生という桶が、
豊かな水で満たされますように。

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■ X(Twitter)投稿文

「1つの事を極める」は時に呪縛になる。

高校時代、日本一汚いと言われた湖の夕日に感動してカメラを買った。10年の孤独を経てプロになり、県内1位まで登り詰めた私が、なぜ今AIやマーケティングに没頭するのか。

理由は『ドベネックの桶』。

1つの100点より、5つの80点。

「器用貧乏」こそが、これからの最強の生存戦略だ。

■ ハッシュタグ

#ドベネックの桶 #キャリア生存戦略 #器用貧乏 #AI活用 #リスキリング


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