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夏 読書 ④

あたしの本当の人生はこれから始まる。小説家志望のゆめは90歳の憎たらしいばばあと母親と3人暮らし。

ままならなさを悪態に変え奮い立つ、19歳のヘヴィな日常。

あくてえ(悪態)が最初から最後まで続く話だが、物語なのだからもっと違う終わり方もあってもいいだろう、なんて不満が残る作品だった。

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実──。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ

古典部シリーズの一作目、氷菓とは文集のこと、かつてそこにはどんな謎があったのか、短い小説の中になかなか複雑に描かれていて面白い。
続きもあるらしいなぁ。

僕が九歳、風花(ふうか)ちゃんが十二歳になった四月にお父さんとお母さんは、リコンした。どうしてかって訊いたら「今は説明してもわからないと思うので、言わない」ってお母さんは言った――

専業作家を目指す父、仕事に復帰した母、小学生の姉と弟。

父が暮らす海辺の町を舞台にした、心温まる家族物語。

こんなに円満なリコンがあるならば、後に子供たちにその理由を話しても傷はつかないのだろう。
子どもたちが成長していく中で、母と父が離れて暮らす意味も解ってくれるに違いない。

生まれ、育ち、生きて、病み、死んでゆく――。その瞬間、たしかにそこにあった生のきらめき。北の町に根づいた一族三代と、そのかたわらで人々を照らす北海道犬の姿。助産婦の祖母の幼少時である明治期から、父母と隣家に暮らす父の独身の三姉妹、子どもたちの青春、揃って老いてゆく父母とおばたちの現在まで……。百年以上に亘る一族の姿を描いて、読後、長い時間をともに生きた感覚に満たされる待望の新作長篇

長ーい物語である。話がときどき飛んで少し読みにくかったかな。
歩が死んでいくシーンや始が実家に帰って、年老いていく叔母や父を介護するシーンが、心に残る。もちろんそこに生きた犬たちの健気さも伝わってくる。

逃げろ、この世界のすべてから

映画「楽園」原作の「犯罪小説集」に続き、

数多の賞を受賞する著者がライフワークとして挑む、傑作小説集第2弾

職を失い、年老いた母を抱えて途方に暮れる男。

一世を風靡しながら、転落した元アイドル。

道ならぬ恋に落ちた、教師と元教え子。

そして、極北の地で突如消息を絶った郵便配達員。

彼らが逃げた先に、安住の地はあるのか。

人生の断面を切り取る4つの物語。

みんな訳ありで逃げまくってる、スリリングで面白い。
そういえば、私も夜中に車を走らせたことあったな、なんて思い出した。