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#21 憧れの「白い家」はやっぱり汚れる? 自宅も“白”を選んだプロが教える後悔しない外壁選び

| はじめに

こんにちは!新人広報のタカオカです。

家づくりを考える際、非常に重要で悩むのは「家の外観」ですよね。

街中でパッと目を引く、明るくておしゃれな「白い家」。憧れる方も多いのではないでしょうか?

でも、同時にこんな不安も頭をよぎります。

「白い家って、すぐに汚れが目立つんじゃないの?」
「数年経ったら薄汚れてしまいそう……」

そこで今回は、ご自身の自宅も「白い家」を建てた家づくりのプロ、新潟市中央区の家づくり会社モリタ装芸 樋宮さんに「白い家のリアルな汚れ事情と、後悔しないためのポイント」について聞いてきました!

これから外観の色や素材を決めようとしている方、必見です。

▼前回の記事はこちら

| 白い家は本当に汚れやすい?色選びの思い込みを疑う


タカオカ:
やっぱり「白い家」は汚れが目立ちやすいですか? 黒やグレーの方が無難なのでしょうか。

樋宮さん
確かに「白い家は汚れる」というイメージを持たれて敬遠されるお客様は多いですし、実際によく相談されます。でも、実は「白だからダメ、濃い色なら大丈夫」とは一概には言えないんです。

例えば黒い外壁の場合、汚れが見えないかというとそうではありません。春先の黄砂や砂埃がつくと白っぽく目立ちますし、雨だれが乾燥して白い線のように見えてしまうこともあります。また、黒は熱を吸収しやすいので、夏場に外壁が熱くなりやすいというデメリットもあります。

実は私自身の自宅も、外壁は「白」を選びました。
理由はいくつかありますが、一つは「景観との調和」です。古い街並みが残る地域で、角地に建っているため、周囲から家がよく見えます。そこで奇抜な色にするよりも、白の方が周囲に馴染むと考えました。

もう一つの意外な理由は「エアコンの室外機」です。
室外機って、基本的には白いものしか売っていないですよね? 外壁をこだわって黒やグレーにしても、白い室外機がポンと置かれるとそこだけ浮いて見えてしまうことがあります。わざわざ室外機を塗装する方もいますが、手間もコストもかかりますし、メーカー保証の対象外になることも。

その点、白い外壁なら室外機や換気扇フードなどの部材が自然に馴染むので、家全体がスッキリとまとまるんです。

つまり「素材選び」さえ間違えなければ、白でも汚れを気にしすぎる必要はありません。

| 結論は“色”より“素材”だった。白い外壁のリアルな比較


タカオカ:
ズバリ、一番汚れにくい「白い外壁」の素材は何ですか?

樋宮さん
外壁材には主に「窯業(ようぎょう)系サイディング」「塗り壁」「タイル」「ガルバリウム(金属サイディング)」などがあります。

実は、私の家の近所に、ほぼ同時期に建った3軒の「白い家」があるんです。

1.  塗り壁の白い家(交通量の多い大通り沿い)
2.  窯業系サイディングの白い家(一般的な住宅街)
3.  ガルバリウムの私の家

数年経った今、どれが一番キレイだと思いますか?

……手前味噌で恐縮ですが、正解は「ガルバリウム(金属)」の私の家なんです。

一番汚れが目立ってしまったのは「塗り壁」でした。

塗り壁は意匠性が高くおしゃれですが、表面に凹凸(ザラつき)があるため、そこに排気ガスの油分やホコリが付着しやすいんです。特に交通量が多い場所だと排気ガスで黒ずんだり、日当たりが悪い場所だと湿気が溜まってコケが生えたり(緑色に変色)することがあります。

次に「窯業系サイディング」
これはセメント質と繊維質を混ぜて板状にした一般的な外壁材です。表面自体はある程度汚れない加工がされていますが、弱点は「コーキング(継ぎ目)」です。板と板の隙間を埋めるゴムのような目地材が、経年劣化で黒ずんでしまい、白い壁に黒い縦線が入ったように見えてしまうことが多いんです。

一方で「ガルバリウム(金属)」は表面がツルッとしているため、雨が降れば汚れが一緒に流れ落ちてくれます。私の家も特別な掃除はしていませんが、建てた当時の白さを保てています。

「白さを長持ちさせる」という観点だけで選ぶなら、ガルバリウムが最もリスクが低いと言えるでしょう。

それぞれ「塗り壁」「窯業系サイディング」「ガルバリウム(金属)」の比較

| 実は逆効果?白い外壁のNGお手入れと設計の工夫


タカオカ:
白い家をキレイに保つために、高圧洗浄機などで掃除をした方がいいですか?

樋宮さん
汚れが気になると「高圧洗浄機(ケルヒャーなど)で一気に洗いたい!」と思うかもしれませんが、実はあまり推奨できません。

強い水圧を当ててしまうと、外壁の表面に施されている「汚れをつきにくくするコーティング(塗膜)」まで剥がしてしまったり、外壁材そのものを傷つけたりする可能性があるからです。

基本的には、雨水で自然に汚れが流れるのを待つか、ホースの水で優しく洗い流す程度で十分です。

また、設計の段階で汚れにくい工夫をすることも大切です。
例えばガルバリウムの場合、「縦張り(たてばり)」にするのがおすすめです。横方向に張ると、段差部分に水や汚れが溜まりやすくなりますが、縦張りなら雨水がスッと下に流れ落ちるので、汚れが留まりにくいんです。

もちろん、「塗り壁の質感がどうしても好き!」という方もいると思います。その場合は、汚れに強い種類の塗り壁材を選んだり、軒(のき)を深くして雨が当たりにくい設計にしたり、交通量の多い道路面を避けたりと、「素材の特性」「建てる場所の環境」をセットで考えることが、後悔しない白い家づくりの秘訣です。

| まとめ

今回は、家づくりのプロである樋宮さんに「白い家」について詳しく聞きました。

お話を聞いて分かったのは、「白い家=汚れる」と決めつけるのではなく、「素材と環境の相性」が重要だということ。

塗り壁:質感は最高だが、大通り沿いや日陰では汚れ・コケのリスクがある。
窯業系:コストは抑えられるが、継ぎ目(コーキング)の汚れが目立ちやすい。
ガルバリウム:雨で汚れが落ちやすく、白さを保つのに最適。

樋宮さんがおっしゃっていた「白は正義」という言葉通り、白には流行り廃りがなく、どんな街並みにも車にも馴染む普遍的な美しさがあります。

実際にスマホで樋宮さんのお家と近所の塗り壁の家、窯業系サイディングの家の外観を全部見させてもらったのですが、汚れの目立ち具合などは一目瞭然で驚きました。

「白にしたいけど汚れが心配……」という方は、土地の環境や外壁の素材選びから、ぜひ相談してみてください。素材ごとのメリット・デメリットをしっかり理解した上で、いつまでも美しい「白い家」を叶えましょう!

樋宮さん、ありがとうございました!

次回もお楽しみに!✨

タカオカ

【株式会社 モリタ装芸】

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