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仕事を任せたのに、なぜ最後は全部社長に戻ってくるのか


「社員には、かなり仕事を任せています」
そう話す社長がいます。

ところが、詳しく聞いてみると、こんな場面が一日に何度も起きています。

「社長、これでいいですか?」
「この場合は、どうしたらいいですか?」
「お客様からこう言われています。どう返事しましょう?」
「一応できましたので、最後に確認してください」

社員は仕事をしています。
社長も、昔のように何から何まで自分で作業しているわけではありません。それなのに、社長は忙しい。

チャットが来る。
質問が来る。
確認が来る。
判断を求められる。

そして最後には、
任せたはずの仕事が、全部社長のところに戻ってくる。

社員に仕事を任せたはずなのに、なぜこんなことになるのでしょうか。

「作業」を渡しただけになっていませんか?

例えば、デザイン会社。
制作そのものは社員に任せている。

ところが、
「この色でいいですか?」
「このレイアウトで大丈夫ですか?」
「この案でお客様に出していいですか?」
最後は全部、社長が判断します。

Web制作会社でも同じです。
実際にサイトを作るのは社員。
しかし、

「この機能は追加していいですか?」
「追加料金はいくらにしますか?」
「納期を延ばしてもいいでしょうか?」
となると、社長に戻ってくる。

造園会社でも、
現場作業は社員に任せている。

でも、お客様から変更の要望が出ると、
「社長に確認します」
となる。

一見すると仕事を任せています。
でも、よく見ると、
作業は社員、判断は社長。
という状態です。

これでは、「仕事を任せた」とは言えません。
社員に渡したのは、仕事ではなく作業なのです。

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