【新生児黄疸】事例から学ぶ看護|ベテラン・新人看護師・看護学生、医師のリアル
タイトル:【新生児黄疸】事例から学ぶ看護|ベテラン・新人看護師・看護学生、医師のリアル
設定:深夜の新生児室。出産3日目の赤ちゃんに黄疸が急に強く出始める。新人の焦り、ベテランの冷静、そして命の境界を守る判断。
疾患テーマ:新生児黄疸(核黄疸リスク)
会話に登場する数値・検査値:T-Bil 18.6mg/dL、間接ビリルビン高値、体温36.8℃、核黄疸リスク説明、光線療法開始
ナレーション:
モニターの光が静まり返る室内を青く染めた。
ふと、保育器の中の赤ちゃんの皮膚が
昨日、いつもより濃い黄色に見えた。
(保育器の送風音と、機器の電子音ピッピッ…)
さつき:「司馬さん、この子…皮膚がレモン色というか、少し茶っぽくないですか?目の白いところも黄色い気がします。」
司馬悠子:「うん、確認してみよう。採血結果届いてる?…T-Bilが18.6mg/dL、間接型が高いね。生後72時間、これは要注意よ。」
さつき:「18.6…高いですよね。昨日は13.2だったのにこんなに上がるんですか?」
司馬:「母乳や溶血性も考えられるけど、肝臓機能の未熟が大きいね。光線療法の出番だわ。」
中村師長:「光線ボックス準備して。室温27度に調整して、目の保護パッドも忘れずに。」
さつき:「はいっ……でも、この子…いつもより元気がなくて。」
司馬:「その観察、ナイス。ビリルビンが脳に入り始めると、反応鈍くなることもある。核黄疸に進まないためにも、今が勝負よ。」
(光線装置が「カチッ」と音を立てて点灯する。青白い光が赤ちゃんを包む。)
桐山啓人:「おはようございます。T-Bil18台ですね。肝臓機能の成熟待ちつつ、光線3時間ごとに体位変換、乳回数も増やしましょう。」
さつき:「先生、これで下がりますか?」
桐山:「そうですね、平均で6時間後には3〜4mg/dL低いことが多いです。大丈夫。光の力も、看護の力も、乗り越えられますよ。」
中村師長:「瀬戸さん。こういうときこそ「数字の先を見る看護」を意識するの。機械じゃなくて、人を見なさい。」
さつき:「はい…。温度変化と皮膚色、眼充血、しっかり観察します。」
司馬:「泣き声が戻ったら、それが希望のサインよ。」
(小さな泣き声。徐々に強くなる。)
さつき:「泣いた…泣いてくれました!」
桐山:「ほら、元気になった証拠。新しい命は優しいですね。」
司馬:「看護は『見て触れる勇気』。数値を信じ、命を信じるから始まるよ。」
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