【川崎病】事例から学ぶ看護|ベテラン・新人看護師・看護学生、医師のリアル
タイトル:【川崎病】事例から学ぶ看護|ベテラン・新人看護師・看護学生、医師のリアル
設定:小児病棟の夜。熱が下がらない幼児の容態が急変。新人・ベテラン・師長・医師が、迷いと焦りの中で冷静な判断を求められる瞬間。
疾患テーマ:川崎病
会話に登場する数値・治療例:発熱39.8℃、CRP 12.5mg/dL、白血球1.6万、ガンマグロブリン投与量2g/kg、エコ心ー・冠動脈拡大
ナレーション:
夜勤のナースステーション。モニターアラームが突然鳴った。隣室から泣き声と「熱が下がらないんです…」という母親の声。川崎病疑いの5歳男の子が、また39.8℃の高熱を感じていた。
(ナースコール音、酸素モニターのピッ…ピッ…)
新人看護師・瀬戸さつき:「体温、39.8℃…。手足が真っ赤で、唇も乾燥してます…。どうしよう、まだガンマグロブリン投与から5時間しか経っていない…!」
ベテラン看護師・司馬悠子:「落ち着いて。IVIGの効果が出るまで12時間は様子を見ることもあるわ。CRPは12.5、白血球1.6万で炎症が強い。悪くない、反応の一部はもしかしたらできないかもしれない。」
師長・中村真奈美:「悠子さん、モニター取って。脈拍138、SpO₂ 95%ね。冠動脈拡大が疑われるなら、循環器の桐山先生を呼んで。」
(ドアがパタンと開く音)
医師・桐山啓人:「呼ばれました。えっと…あ、コーヒーのある場所が…。おっと倒した!」
司馬:「先生、コーヒーどころじゃないです!」
桐山:「あっ、すみません。では心エコー見ましょう。右冠動脈が3.6mm、やはり軽度拡大してます。今夜中に追加でアスピリン投与を始めましょう。」
さつき:「先生、アスピリンは5mg/kg/回でいいですか?」
桐山:「そう、その通り。君、すばらしいね。川崎病は『最初の熱に負けるな』が原則。解熱がゴールじゃなくて、心を守るために戦うからね。」
中村:「なるほど。現場って、データだけじゃなく“見る看護”が問われるわけね。」
司馬:「さつき、患者さんの手足の熱感、皮膚の色、体の動きをよく見て記録してます。数字の裏に、命のサインがあるのよ。」
さつき:「はい…。患者さんの『今』見てます…それが看護なんです。」
(静かな心音と酸素音)
桐山:「いい言葉だね。熱が下がったから時間の問題だ。焦らず続けよう。夜勤の香りは、やっぱりコーヒーより生きてる鼓動だ。」
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