【小児喘息】事例から学ぶ看護|ベテラン・新人看護師・看護学生、医師のリアル
タイトル:【小児喘息】事例から学ぶ看護|ベテラン・新人看護師・看護学生、医師のリアル
設定:雨の夜、小児病棟。 重度喘息発作で入院中の8歳男子児が、突然の呼吸困難を覚悟。 新人の焦り、ベテランの判断、師長の指揮、医師の冷静。 命を繋ぐ一瞬の現場。
疾患テーマ:小児喘息(発作時対応と吸入治療管理)
会話に登場するデータ・数値:SpO₂ 88%、HR 142、呼吸数38、PEFR 110L/min(予測値の45%)、サルブタモール吸入2.5mg・酸素投与2L/min
ナレーション:
急に聞こえるモニター音
「ハァ、ハァ…!」 小さな体が意図的に空気を求めていた
胸が上下するたび、笛のような遠く鳴る。呼吸困難――喘息発作
(酸素チューブの音、ナースコールの電子音)
新人看護師・瀬戸さつき:「司馬さん! 佐藤くんが苦しくてます! SpO₂が88%、呼吸数38です!」
ベテラン看護師・司馬悠子:「吸入は?まだ?」
さつき:「ネブライザー準備中です!サルブタモール2.5mg、酸素2Lで接続します!」
司馬:「よし、そのままいって。姿勢は起座位保持。背中支えて。」
(吸入の靴という音。小児の浅い呼吸音。)
師長・中村真奈美:「体温37.1℃、HR142、咳も増えてきてるわね。落ち着ける、焦らなくていい。まずは呼吸音を。どっちが優勢?」
さつき:「右の方が笛が強いです!」
司馬:「気管支の収縮が強い。でも大丈夫、吸い込み続ければ開く。」
(そっとドアが開く音。)
内科医・桐山啓人:「お待たせしました。サルブタモール10分吸入中ですね?SpO₂少し監視してます。PEFR測れる?」
さつき:「はい!…110リットルです。予測値45%です。」
桐山:「わかりました、重症発作領域。副腎皮質ステロイドを静注します。メチルプレドニゾロン1mg/kgで。」
真奈美:「記録。バイタル5分ごと、経過を時系列でメモして。」
司馬:「さつき、落ち着いて。吸入時は声かけが一番効果あるよ。本人、泣くと呼吸が乱れるからね。」
さつき:「佐藤くん、ゆっくり深呼吸ね。お空気、ちゃんとここから入るから。」
(少しずつ呼吸が落ち着く。)
桐山:「SpO₂が92%に回復します、いいですね。胸郭も動きありました。よく対応できましたね、チームプレーです。」
真奈美:「数字に惑わされず、感覚で“楽になっていく”瞬間を見た?それが看護の観察なの。」
さつき:「はい…。数字じゃなくて、命のリズム見てって、こういうことなんですね。」
司馬:「そうよ。看護の力は、吸入器にも、手の温もりにも宿るの。」
(吸入終了の音。安堵の空気。)
桐山:「看護って、医学を超える“支える力”だと思います。先生たちも学ばなければなりませんね。」
司馬:「今日の一言、いただきました。」
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