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子どもが王様じゃなくなる日|記事紹介

「音位転換」

ってご存知ですか?
要するに言い間違いなのですが、子どもの場合、
「ふんい・・き」→「ふいん・・き」のように、

ひらがなの場所が変わる

ような単純なものだけでなく、
「テレビ・・」→「テベリ・・」のように、

子音の場所だけが変わる

といった、複雑なものもあります。

そんな「言い間違い」をきっかけに、
難病を抱えるお子さんの成長を感じた、というこちらの記事。

舞台は日常の一コマ。

息子「ねえ、ママ〜?お茶こぼれた〜」
私「そうなのね。だから、どうするの?」
息子「“おつれだい”してください!」
……お、おつれだい?

「おつれだい」は「おてつだい」の意。
「o te tsu da i」→「o tsu re da i」に変化しています。

「つ」と「て」の場所が入れ替わった通常の音位転換に加え、
「て te」の「e」だけがのこり、
「t」→「r」に置き換わる、
という、猛烈に複雑な言い間違い。笑

筆者のみずちゃんさんも最初は何のことかわからず、戸惑います。

そして、みずちゃんさんが、

「“おつれだい”って何?」

と問いかけると、息子さんは

「ふきふきだよ~」

と言い換えたのだとか!

分かりやすい言葉に言い換えるって、大人でもかなり難しい
それを発達ゆっくりな息子が、ボクの言ったことがママに伝わらないと察した瞬間
「ふきふきだよ〜」
と言い換えてくれたのだ
これって、すごいことじゃないでしょうか?

何気なく見えるので、ややもすると見過ごしがちですが、私もこれはすごいことだと思います。

息子さんが言い換えた、この一瞬。
それは、「わかりやすい言葉にする」のはもちろんですが、

相手の認識の限界を察し、さらに、
それに合わせて表現を調整する

という、極めて高度な社会的知性の萌芽です。

その時、不満そうな顔は浮かべたとのことではありますが、「伝わらなかった」という事実に、
ただ怒るでもなく、
ただ拗ねるでもなく、

代替表現で、自ら対話の
橋頭保を作っている

わけですよね。
これは、つまるところ、ママという「他者」に向かって、

人としての応答責任

を果たそうとしているのと同義です。

もっと分かりやすく言い換えましょうか。

息子さんの「ふきふきだよ〜」は、
ただの説明ではありません。
「ぼくを理解して!」という叫びでもありません。

「あなたが理解しやすいように伝えるね」という

思いやりの発露

です。
なんてすばらしい成長ぶりでしょう。

あるフランスの精神病理学者らのグループが、子どもについて100のキーワードで解説しようと試みた本があります。
面白い本で、子どものことを

冷酷でありながら勝手な専制君主である

ジャック・アンドレ「100語でわかる子ども」

と評したりしています。笑
専制君主というのは、要するに身勝手な王様のことですね。

以下は同じ本の「幼児語」についての考察で、
子ども=王様がひとたび言葉を手にすると…

「パパ、お星様をとってきてくれる?」…
「ぼくが大きくなったらママと結婚するよ。パパはどうしよう?養子にしちゃえば、パパはボクたちの息子になるね」

同上

…といった具合に、むき出しの欲求を容赦なくぶつけてくることを、

子どもは自分があらゆる物事の尺度であるという確信をしていることがわかる。

同上

と総括します。全部が自分中心だ、と。

でも、みずちゃんさんの息子さんが言い換えたあの瞬間って、物事の尺度が、

自分から他者へ

と、明確に切り替わってますよね。
つまりこれは、息子さんが

王様じゃなくなった瞬間

なのかもしれないな、と感じました。

あなたのお子さんは、まだ王様でしょうか。
それとも、もう王様ではなくなってしまったでしょうか。

「まだ」と言う方は、ぜひ

我が子が王様じゃなくなる瞬間

を見届けてみたいものですね!

(ご参考 1/2)あなたの記事を紹介させてください!

ご希望の記事をご連絡いただけると、私が全力でレビューさせていただく企画をやっています!
引き続き大絶賛☆募集中ですので、ぜひぜひご応募お待ちしております!

(ご参考 2/2)引用した書籍

「100語でわかる子ども」、ご紹介した通り若干クセのある本ですが、面白いです。


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東大卒2児ママの夫 お気持ちめちゃくちゃ嬉しいです!でも、本当にいいんですか?