とりあえずでは選ばない〜Webクリエイターが設計する将来のタップリスト
ビールと犬と野球を溺愛するたけしです。
前回の記事でビールのスペックではなく、選んだ先にある未来を想像できるメニューの見せ方について書きました。
では、その伝わりやすくしたメニューに、実際にどんなビールをつなぐのか?
今回は将来のお店のタップリスト(ビールのラインナップ)について、自分なりの選定基準を書いてみます。
ビールのタップは5つ程度を想定
将来のお店では、ビールの注ぎ口であるタップを5つ程度にしようと検討中です。
自分も今までいろんなビアバーに行きましたが、選択肢は多すぎず少なすぎないくらいが選びやすいかと。
10タップ以上あるお店も行ったことがありますが、数が多いとその分迷うことも多くなるんです。
(それはそれで楽しかったりもしますが…笑)
あとは、実際そんなにたくさんは飲めないですからね。
ちなみに、自分が本業としているWeb制作の世界でも、Webサイトのメインメニューは5つ前後に絞ることが多いです。
みなさんがよく見るWebサイトも、メニューは5つ前後のことが多くないですか?
メニューが多すぎると、見た目を整えるのも難しくなりますし、何より訪れたユーザーが目的のページに辿り着きにくくなるんですよね。
そんなわけで、限られた5つの枠でいかにお客さんのニーズに応えるかを考えていくつもりです。
また、タップ数を決めるには、お店のキャパや予算との兼ね合いも出てきます。
タップの設備は何個まで設置できるか?(増やすほど予算もスペースも必要)
ビールの樽を冷やしておけるスペースはあるか?(クラフトビールは要冷蔵が基本)
このへんは物件を決めるときにも改めて想定しようと思います。
最低でも、5タップは確保できるキャパと予算を念頭におきたいです。
スタイル選びは役割で考える
クラフトビール界隈ではIPAやヘイジーといったスタイルが人気です。
※IPA:India Pale Ale(インディアペールエール)の略称。ホップを大量に使った華やかな香りと苦みが特徴のビアスタイル。
※ヘイジー:Hazy(ヘイジー)=濁った見た目のビール。ホップを大量に使って柑橘系やトロピカルフルーツのような香りを出しつつ、苦みは抑えたジューシーなものが多い。
実際にお店の人に聞いたこともありますが、IPAやヘイジーだと他のスタイルよりもビールが減るのも早いそう。
つまり、お店側としても売上につながり、お客さん側としても好きなものが飲めるんですよね。
自分もIPAやヘイジーばかり飲んでいた時期があるので、これはこれで一理あると思います。
ただし、IPAやヘイジーが好きな人というのは、ある程度クラフトビールを飲み慣れている人(それなりに知識がある人)が多い印象です。
自分の場合は、クラフトビールに詳しくない人にも「入口のドアを軽く広くする」というスタンスでいたい。
IPAやヘイジーばかりを並べてしまうと、そのスタンスからズレてしまいます。
そこで、多すぎない選択肢の中で「いかに馴染みのあるものから新しい体験までカバーできるか?」を考えました。
1枠目:ピルスナーやヘレスなどのラガー系
まずは1杯目という方向けに、ぜひ置いておきたいスタイルです。
ゴクゴクスッキリ飲めて、クラフトビールに馴染みのない方にも取っつきやすい。
食事とのペアリングにも汎用性が高いです。
※ピルスナー:キレのある爽快な味わいと心地よいホップの苦みが特徴のビアスタイル。日本の大手ビールもほとんどがこのスタイル。
※ヘレス:上記のピルスナーに対して、キレはありつつも、ホップの苦みよりも麦の旨みや甘みを生かしたビアスタイル。
2枠目:セゾン(自分の推し)
自分の推しスタイルです。
単体で飲むのはもちろん、さまざまな食事と相性がよいビールが多く、食中酒としても懐の深さが魅力。
味わいも醸造所によって振れ幅が大きく、自由度が高いスタイルとも言えます。
※セゾン:ベルギー発祥のビアスタイル。フルーティーな風味・スパイシーな味わい・ドライな後味などが特徴。
3枠目:スタウト(妻の推し)
いわゆる、黒い見た目のビールです。
妻の推しスタイルであり、スイーツとの相性も抜群。
看板犬を眺めながら、ゆっくり時間をかけて味の変化を味わうのにも最適です。
※スタウト:真っ黒な見た目とコーヒーやチョコレートのような風味が特徴のビアスタイル。
4・5枠目:IPA・ヘイジー・フルーツ系など
季節感やトレンド、新しい体験を提供するための遊びの枠です。
人気のIPAかヘイジーどちらかは置きつつ、興味をひきやすいフルーツ系も外せないと思っています。
このように、スタイルごとに役割を持たせて全体を設計したいと考えています。
どこのビールをつなぐかの基準
置きたいスタイルが決まったら、次は星の数ほどある醸造所の中からどこを選ぶか?
現時点では、以下の3つを基準に考えています。
基準1:自分たちと重なるストーリーがある
たとえば、妻の出身地である神奈川県横浜市の十日市場にあるTDM 1874 Brewery。
横浜の直営店にも行ったことがありますが、自信をもってオススメできるところです。
妻の地元という背景もあり、お客さんに対して自分の言葉と熱量でビールの魅力をより深く伝えられます。
他には、ビールを造るブルワーさんとつながりがあるところも候補になりますね。
この人の造るビールはぜひお店でつなぎたいし、お客さんにもぜひ飲んでもらいたいと熱くオススメしたい方が何人かいるので、そういった方々とのつながりも大事にしたいと思っています。
基準2:いつ飲んでも安定のおいしさ
たとえば、神奈川県厚木市にあるサンクトガーレン。
定番ビールもおいしいですが、季節限定で毎年リリースしている限定ビールは翌年も飲みたくなるほど満足感と安定感があります。
(自分もよく買うし、お店でつながっていたら飲んでいます)
お客さんに確実にオススメできる醸造所のビールは、お店で出すビールのレギュラー的存在になりますね。
基準3:地元醸造所
自分が住む北海道内にも素晴らしい醸造所がたくさんあります。
なので、北海道内のビールも候補です。
ただ、市内に醸造所の直営店がある場合は、たまにつなぐくらいの頻度でちょうどよいと考えています。
そのビールが飲みたければ直営店に行くのが一番ですし、街全体でビールを楽しむ回遊性が生まれた方がよいと思うからです。
中身があってこそのよい体験
Web制作でも、どれだけデザインがよくても、クリックした先の中身(コンテンツ)に魅力がなければ、ユーザーは満足してくれません。
お客さんのシーンを想像した5つのスタイル設計と、ストーリーや信頼で選んだ醸造所。
この中身が揃って初めて、前回話した飲んだ先の未来を本当の意味で提供できるはずです。
もしあなたがふらっとお店に入ったとき、どんなビールがつながっていたら飲みますか?
ぜひコメント欄で教えてください!
最後に宣伝です。
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