「ひたひた」ってどのくらい?料理の謎用語を完全攻略!
「自炊しよう」とは思うものの
独身男性のみなさん、こんにちは!
ところで、みなさんはふだん、自炊してますか?ひとり暮らしを機に料理を始めた初心者の人もいるかも知れませんね。
そんな初心者さんにお伺いしますが、こんなふうに感じたことはありませんか?
「料理用語って、難しくね?」
レシピを見ても、「ひたひた」「粗熱」といった謎の言葉が出てきて、途端にやる気が失せてしまう。そんな風に感じている独身男性は、僕だけじゃないはずです。
僕も以前は、料理なんてほとんどしませんでした。
仕事で疲れて帰宅し、コンビニ弁当や出前で済ませる毎日。
たまに自炊に挑戦しようとレシピ本を開いては、「これ、どういう意味だよ?」とつぶやき、結局は冷蔵庫の食材をダメにしてしまうという、まさに負のループを繰り返していました。
でも、少しずつ料理を始めてみてわかったのは、これらの「感覚的な表現」には、ちゃんと理由と目安があるということです。今回の記事では、以前の僕のような料理初心者がつまずきやすい、あいまいな料理用語についてお話します。
料理の「謎用語」はこう解釈しろ!
「ひたひた」と「かぶる」のちがい
レシピでよく見るのが「ひたひたの水を加えて煮る」という表現。まったくどこのだれが考えた言葉なのでしょうか?最初は「ひたひたってどれくらい?」と頭を抱えていました。
ひたひた: 食材の表面が、かろうじて水に浸るか浸らないか、というギリギリのラインです。煮物などで味をしっかり染み込ませたい時に使われることが多いです。
かぶる: 食材全体が完全に水に浸る状態です。パスタを茹でる時や、下茹でする時など、食材にしっかりと火を通したい時によく使われます。
正直なところ、最初は少し多めに入れてしまっても大丈夫です。水の量が多すぎると、味が薄くなるだけで、失敗するわけではありません。その場合は、蓋を開けて少し長めに煮て、水分を飛ばせばOK。
「粗熱」とれた?
料理本でよく見かける「粗熱をとる」という指示。料理のスピードを優先したい僕からすると、けっこう面倒に感じる指示でした。
それに、「よーし、粗熱が取れたぞ」というのは、果たしてどういう状態なのかがイマイチわからず、触ってみては「こいなんで、いいんだいが?」(仙台弁で『こんな感じで、いいのかな?』)と首をひねってました。
では粗熱を取るとはどういう状態を言うのでしょうか?
調べてみますと、「できたての熱々状態から、触れるくらいまで冷ますこと。」とあります。ふむふむ。
「目安としては、だいたい手で触れることができる程度(約40度前後、または冷蔵庫に入れる場合は28度前後)度以下くらいまで冷まします。」だいたいぬるめのお風呂くらいですかね。
そもそもなぜ粗熱をとる必要があるのか?
味の馴染み: 煮物や和え物などは、冷める過程で味が染み込んでいきます。
腐敗防止: 熱いまま保存すると、水分が蒸発して菌が繁殖しやすくなります。
冷蔵庫への影響防止:熱い食品をそのまま冷蔵庫に入れると、庫内の温度が上がり、他の食品の温度も上昇させてしまいます。
これからはしっかり自信をもって「粗熱」を取っていきましょう!(念のため、本当に念のため言っておきますが、「粗熱」は「あらねつ」と読みます。「そねつ」じゃないですよ!)
「少々」と「ひとつまみ」の差
これはもう、「感覚的すぎない?」と文句の一つも言いたくなる表現ですね。これも基準というか目安が欲しいところです。
少々: 親指と人差し指の二本でつまんだ分量。だいたい0.5gから1gくらいです。
ひとつまみ: 親指、人差し指、中指の三本でつまんだ分量。だいたい2gから3gくらいです。
適量: これが一番困りますよね。レシピに「適量」と書いてある場合、それは「作り手の好みで調整してください」という意味です。
隠し味:主となる味を邪魔しない程度の、少量加える調味料のことです。
「いや、コレ、違いあんの?」という感じですが、心配なら少なめに入れてから徐々に足していくのがおすすめです(というか、それしかない)。

火加減わかってる?
火加減もまた、料理の仕上がりを左右する重要な要素です。しかし、これもそんなに厳密に測る必要はありません。
強火: 鍋底から炎がはみ出すくらい。食材に一気に火を通したい時、炒め物などで水分を飛ばしたい時に使います。
中火: 鍋底全体に炎が当たるくらい。炎の先が鍋底に少し触れる程度を意識しましょう。ほとんどの料理はこの火加減でOKです。
弱火: 鍋底に炎が当たるか当たらないか、というギリギリの火加減。じっくりと火を通したい時や、焦げ付かせたくない時に使います。
ガスコンロの場合は、炎の大きさが目安になります。IHクッキングヒーターの場合は、表示されている目盛りで調整してくださいね。
ちなみに僕が使っているIHクッキングヒーターでは、目盛りが「3」とか数字で書いてあるので、そこがまた悩ましいわけですが、それはまた別の話…。
「煮る」はけっこう難しい
「煮る」と一言に言っても、そのバリエーションは豊富です。まさに、初見殺し。
ひと煮立ち: 鍋の中の液体が、全体的にぐつぐつと沸騰するまで加熱することです。
煮詰める: 液体を沸騰させ続け、水分を蒸発させて濃度を高めることです。
煮含める:煮汁が少なくなるまで、時間をかけてじっくり味を染み込ませること。
煮ころがす:煮くずれしにくい材料を少量の煮汁で、こげつかないように鍋をゆすりながら煮つめること。
煮崩れる:長時間煮たり、かき混ぜすぎたりして、食材の形が崩れること。
炒め煮:先に炒めてから煮ること。
蒸し煮:少量の水分で蒸すように煮ること。
…あのー、自分で書いててなんですが、使い分けられる自信がありません(泣)。
読者のみなさんも、そろそろ読むのがイヤになっている頃だと思いますが、もう少しお付き合いを。
「混ぜる」だけじゃダメですか?
「混ぜる」:単に混ぜ合わせるだけでなく、いくつかの種類があります。
さっくり混ぜる:泡立てた卵白や生地の泡を潰さないように、空気を含ませるように大きく混ぜる方法です。
ねっとりするまで混ぜる:材料が一体化して、粘り気が出るまでしっかりと混ぜることです。ハンバーグのタネやつくねなどで使われます。
なめらかになるまで混ぜる:ダマがなくなるまで、均一になるように混ぜることです。
火にかけるタイミング
鍋肌から煮る:鍋の側面(鍋肌)に沿って調味料を入れる方法です。煮物などに使われ、味を均一に染み込ませる効果があります。
熱湯で洗う:食材の臭みをとったり、ぬめりをとったりするために、熱湯を回しかけるか、さっとくぐらせることです。
「鍋肌ってなんじゃい!最初から鍋の側面と言えー!(怒)」
すみません、いささか頭に血が昇ってしまいました…。実はこれ以外にもまだまだよくわからない料理用語はあるのですが、僕のメンタルが持たないので、ひとまずここで打ち切ります。
『僕』流、自炊が続くための3つのコツ
僕が料理を続ける上で、この感覚的な言葉の壁を乗り越えるために実践してきたことをご紹介します。
コツ1:完璧を目指さない
「ひたひた」が少し多くても、味が薄ければ調味料を足せばいいし、「粗熱」が少ししか取れていなくても、ちゃんと火が通っていれば食中毒の心配はほとんどありません。
一番大事なのは、「美味しくできた!」という成功体験を積み重ねて、料理を楽しいと思えるようになることです。多少の失敗は気にせず、「これも経験だ」くらいの気持ちで臨みましょう。
コツ2:料理用具を揃える
料理を続けるためには、味の再現性を高める用具をいくつかは揃えておきたいところです。
計量スプーン: 「小さじ1」「大さじ1」などの分量も、感覚でやるとブレやすいです。計量スプーンがあれば、誰でも同じ分量で料理が作れます。
計量カップ:同じく計量カップで、キチンと水の量など計ることによって、「100ccだとこれくらい」という感覚がつかめるようになります。
タイマー: 「煮る時間」や「蒸す時間」は、タイマーでしっかり測るのがおすすめです。火加減や分量は感覚でも、時間は正確に測ることで失敗しにくくなります。
コツ3:自分の「ちょうどいい」を見つける
料理本やレシピサイトの言葉は、あくまでも目安です。
マジメな人ほどレシピ通りに作ろうとしてしまいがちですが、何度か試してみて、「この料理には、塩を少々じゃなくてひとつまみ入れるのが好きだな」といった、自分なりの「ちょうどいい」を見つけられると、料理は一気に楽しくなります。
僕自身、今はレシピ通りの分量で作ることはあまりありません。その日の気分や、冷蔵庫にある食材に合わせて、量を調整することもよくあります。そうやって作った料理は、たとえ見た目がイマイチでも、愛着がわいて美味しく感じられるものです。
料理は自分をいたわる時間
仕事で疲れて、ついつい自炊がめんどうになってしまう気持ち、僕も痛いほどわかります。というか、それが普通だと思います。でも、たった15分でもいいから、自分で作った料理を食べる時間を作ってみてください。
外食や弁当も美味しいですが、自分で作った料理には、不思議と心を落ち着かせる力があります。それはきっと、自分自身のために手を動かしたという、ささやかな達成感があるからかもしれません。
今回ご紹介した「謎用語」の解釈が、あなたの料理のハードルを少しでも下げられたら嬉しいです。完璧な料理を目指す必要はありません。今日の晩ごはん、一つでもいいので、自分で作ってみませんか?
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この記事を書いた人⇩

たけとんぼ|男の一人暮らし研究所
どこにでもいる平凡な40代独身男性が、長い一人暮らし歴から得たQOL向上テクや失敗談を発信します。
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