伊豆・菖蒲沢(しょうぶざわ)海岸鉱物採集行脚(2・終)鉱物編 #Bluesky鉱物部 #菖蒲沢海岸 #国産鉱物 #瑪瑙
前回から大分時間が空きましたが。
拾ってきた鉱物の洗浄やら加工やら撮影やらが済んだので、ようやくの採集物編です。
今回は下見としていくスタンスでしたが、それだけでも望外の釣果を得られたので、さすがに聖地と呼ばれるだけの場所ではあるなあと言う印象。
早速ですが、今回最大の釣果をお披露目(Blueskyとかでは先に写真出していましたが)
おそらく、自然金と判断して良い、銀黒の中の金色の金属です。

2カ所、金色の金属が確認できます。


金色の金属としては、ご存知「愚者の黄金」こと黄鉄鉱や、他にも黄銅鉱の可能性があります。どちらも菖蒲沢海岸で産するとの情報はネットの海に転がってました。
判別する方法は何かないか、引き続きネットの海で調べた範囲では、「金属の縫い針の先でつついて変形したら自然金」という方法はありましたが、なるべくなら非破壊で済ませたい。
さらに調べて「黄鉄鉱や黄銅鉱の場合、海水で錆びてすぐに脱落するので、石を割った表面じゃない、自然の表面で金色が落ちないなら自然金と判断して良い」との判別方法を見つけました。
真偽はともかく、それに倣えばこれは自然金と言う判断で良さそうです。
理屈は通っているように思えますし、実際、現地で割ってみた石で、断面に金色の金属が合った石も持ち帰っていますが、時間がたつにつれて変色して金色じゃなくなってきたので、腐食による判別というのは意味があるように思います。
当日は大分くたびれてきたタイミングでこれを見つけて、飛び上がって喜び、そのまま引き揚げ準備に入りました。
さすがに自然金は、ここでもなかなか拾えないと聞くので、ビギナーズラックに感謝です。
続いて瑪瑙?をいくつか。

一番小さいけど一番縞の良い個体
目玉付き
ゴビアゲートっぽい


国産瑪瑙らしい白色
縞は1本どっしりと

瑪瑙と言うか白玉髄と言うか

部分的に縞が綺麗

それなりの大きさの多分瑪瑙を1個選び、耐水ペーパーで磨いてみました。
ところどころオレンジが入ってるのが綺麗ですが、あまりきれいな縞は出なかったので800番まで磨いたところで終了としました。

上手に染めたら、綺麗なさくら瑪瑙みたくなりそうな気配ではあります。
続いてカーネリアンというか玉髄系。



色はこれが一番きれいかな
銀黒のサンプルも一つ。

処理すれば金と銀が取り出せるかもしれない
現地ではデンドリティックの黒混ざりと見分けがつくようになるまで時間がかかりました。

濡れていると下半分の黒い線のあたりでデンドリティック模様が確認できます
最後に水晶系です。
菖蒲沢海岸の晶洞のある石英岩はだいたいこんな見た目です。

水晶ががっつり出ているのも見つけることが出来ました。

ほんのり紫気味ですが、紫水晶と言っていいのかどうか
母岩が緑になってるのは洗浄に使った洗剤の着色料が沁み込んでしまったせいです
この辺は、摩耗した水晶の痕跡かなあと言う風情。
こうなると玉髄扱いですかね。

で、本当はもっと沢山瑪瑙っぽいの拾えたんですが、デカブツを1個持ち帰ることにしたので、現地でリリースしてきました。
そのデカブツ。

デカァァァァァイ
こんな大きなのを、手持ちで持ち帰るとかどうかしてますが、観察してみると、割としっかりした大きさと形の水晶がですね。
中に住んでましてね。

晶洞をがっつり支える
頼もしき六角柱
大きさのおかげで観察のし甲斐もあるので、良い標本です。
置き場所には困りますが。(それは良い標本と言っていいのか?)
今回採集してきた鉱物で、お見せして面白みがあるのはこんなところです。
菖蒲沢海岸では「伊豆の赤石」や「伊豆の赤玉」と呼ばれるレッドジャスパーも見つかるそうなんですが、今回はそれっぽいのは見分けがつかず。次回に持ち越しです。
ジャスパー好きなので、ぜひ巡り合いたいところですね。
今回炎天下での採集は、思った通り、大分きつかったです。
夏に糸魚川行った時も暑さと汗がきつかったですが、今年はその時以上の灼熱だったのでまあ、大変でした。
次に赴くときは、もう少し涼しい時期を選びたいですが。
それはそれとして、夏の浜での石拾い、と言うシチュエーションの楽しさもあるので。
色々バランスとって楽しめて行けたらと思う次第。
