海外で働ける時代。でも海外に住み続けられる時代ではない。
Three Sixty Financial の田中です。
マレーシア、タイ、ベトナムなどで、
現地採用として働く日本人は増えている。
特にマレーシアではBPO関連の求人も多く、給与も日本円で月40万円前後。
それ以上の収入を得ている人も少なくない。
海外で働くこと自体は、以前よりかなり身近になった。
しかし、ここで忘れてはいけないことがある。
海外に住む以上、私たちは必ずビザに依存している。
就労ビザは、あくまで雇用先があって成り立つものだ。
会社の状況、雇用方針、国の制度変更、年齢、給与条件。
これらが変われば、ビザの更新が止まる可能性もある。
今は働けている。
今はビザがある。
今は海外生活が続いている。
しかし、それが5年後、10年後も続くとは限らない。
その後、日本に帰るのか。
それとも、海外に残るのか。
実は、この選択は思っているほど簡単ではない。
最近、マレーシアのPVIP、つまりマレーシア・プレミアム・ビザ・プログラムについて見る機会があった。
最長20年間の滞在が可能。
更新も可能。
就労、事業活動、就学も可能。
最低滞在日数もない。
条件だけ見ると、海外在住者にとってかなり魅力的に見える。
一方で、収入条件や資産条件を見ると、現実は甘くない。
MM2Hも、不動産購入が必要になるなど、以前よりハードルが高くなっている。

つまり、海外に長く住むことは、以前より難しくなってきている。
「海外で働く」と「海外に住み続ける」は違う。
現地採用で働いている間は、会社がビザを支えてくれる。
しかし、会社を辞めた後、退職した後、年齢が上がった後も同じように住み続けられるとは限らない。
ここで重要になるのが、やはり資産形成だ。
長期滞在ビザを考えるなら、一定以上の収入や資産が求められる。
配当収入で生活したいと考えても、仮に年4%の配当利回りで年間2,000万円を得るには、単純計算で5億円の金融資産が必要になる。
海外生活における資産形成は、単にお金を増やすことではない。
将来の選択肢を残すことだ。
日本に戻る選択。
海外に残る選択。
別の国へ移る選択。
働き続ける選択。
働かなくても生活できる選択。
その選択肢を作るために、
早い段階から貯蓄と投資を設計しておく必要がある。
海外在住者の場合、資産設計は日本国内だけで完結しない。
今の収入、将来の居住国、通貨、ビザ、税務、資産の移動性。
これらをまとめて考えなければ、せっかく資産を作っても、将来使いにくい形になってしまう。
だからこそ、私たちIFAの役割は単に投資商品を紹介することではない。
海外で働く人が、将来も選択肢を失わないようにすること。
今の収入を、将来の自由につなげること。
会社やビザだけに依存しない生活設計を一緒に作ること。
海外で働ける時代にはなった。
しかし、海外に住み続けられるかどうかは別問題だ。
その差を埋めるのが、早めの資産形成であり、
国をまたいだライフプランニングだ。
まずは、小さな一歩から。もし「何から始めればいいかわからない」、「海外での資産形成について悩んでいる」という方は、気軽にご相談ください。小さな一歩からサポートします。
Three Sixty Financial
田中
