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マレーシア | 帰国前に考えておく事、そしてまず一歩

Three Sixty Financial の田中です。

マレーシアに住んでいる日本人の方から、
資産形成について相談を受ける際、
よく出てくる選択肢は、Maybank、Public Mutual、CIMB、HSBCなどを通じた投資信託や定期預金。

もちろん、それ自体が悪いわけではない。
銀行経由で始めやすいという意味では、
最初の一歩としては分かりやすい選択肢でもある。
ただ、意外と多くの人が考えていないことがある。

それは、
「万が一、日本に帰国することになったらどうするのか」
という点だ。

マレーシアに長く住むつもりでいても、人生の予定は変わる。
仕事、ビザ、家族、教育、会社の事情。
どれか一つが変わるだけで、「予定より早く日本へ戻る」という判断になることもある。


実際、先月お話しした方もそうだった。
マレーシアで定期預金を組んでいたものの、就労ビザの要件変更などをきっかけに、今年中の帰国を決めたとのことだった。
そうなると、定期預金も途中で見直す必要が出てくる。
長期で置いておくつもりだった資金も、予定より早く動かさなければならない。

ここで初めて、
「このお金、帰国後はどうするのか」
「この口座は日本に戻っても持てるのか」
「解約するしかないのか」
「税務上、何を確認しないといけないのか」
という現実に直面する。

投資において大事なのは、利回りだけではない。
どこで持つか。
どの通貨で持つか。
どの国に移っても管理しやすいか。
必要な時に動かせるか。

ここで「柔軟性」が非常に重要になる。
海外在住者の場合、特にここを軽視してはいけない。

マレーシアの銀行や証券口座、投資信託が悪いという話ではない。
ただし、それが「今の居住国に強く依存した設計」になっている場合、

将来の選択肢を狭める可能性がある。
日本に帰国した後も保有できるのか。
住所変更後も売買できるのか。
書類提出が必要になるのか。
日本の税制上、どのように扱われるのか。
場合によっては、売却や移管に制限がかかることもある。

つまり、海外で資産形成をするなら、
今いる国だけを前提にした設計では不十分
ということだ。

特に今は、マレーシアリンギットが比較的強いタイミングでもあり、
米ドル建て資産への分散を考える人も増えている。

ただ、ここでも大事なのは「ドルで運用すること」そのものではない。
大事なのは、ドル建てで持ちながらも、将来的に日本へ戻った場合、あるいは別の国へ移った場合でも、継続して管理できる形になっているかどうか。

何度もこのNoteで書いているが、
海外在住者の資産形成において最も大切なのは、柔軟性だ。


多くの人は、資産形成が必要なこと自体は分かっている。

将来の教育費。
老後資金。
インフレへの備え。
円安リスク。
日本だけに資産を置いておくことの不安。
頭では分かっている。

それでも、
「もう少し落ち着いてから」
「ビザが安定してから」
「日本に戻るか決まってから」
「今は忙しいから」
「もう少し貯まってから」
と、何かしらの理由をつけて先延ばしにしてしまう。

しかし、世の中にインフレが存在する以上、
何もしていないことも一つのリスクになる。

銀行口座に置いているだけの資金は、
数字上は減っていなくても、実質的な価値は少しずつ目減りしていく。

何もしないという選択は、実は「安全」ではない。
ただ、リスクが見えにくいだけだ。

だからこそ、海外にいる今のうちに考えるべきことがある。

海外に住んでいる今だからこそ、考えられる選択肢がある。
「いつかやる」ではなく、
「今のうちに整えておく」。
資産形成において、その一歩の差は、数年後に大きな差になる。


まずは、小さな一歩から。もし「何から始めればいいかわからない」、「海外での資産形成について悩んでいる」という方は、気軽にご相談ください。小さな一歩からサポートします。

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Three Sixty Financial
田中

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