ベトナム在住|気になってから、行動するまでの差が未来を変える
Three Sixty Financial の田中です。
少し前、ベトナム在住の方から相談を受けた。
移住して3年。
これからの老後資金、そして将来の教育費について、そろそろ本格的に資産形成を考えたいという内容だった。
もともと資産形成には関心があった。
ただ、日々の生活、仕事、家族のことに追われる中で、なかなか具体的な一歩までは踏み出せていなかった。
そんなタイミングで、たまたま紹介を通じて出会った。
僕がその時に強く伝えたのは、
「増やすこと」だけを目的にした設計ではなく、必要な時に使える柔軟性を持たせることの重要性だった。
海外に住んでいると、将来の予定は思った以上に変わる。
子どもの教育方針が変わることもある。
日本への帰国が早まることもある。
親の介護や病気で、まとまった資金が急に必要になることもある。
だからこそ、長期で資産形成をしながらも、
必要な時に動かせる設計にしておくことが大切だと伝えた。
その方は、その考え方をしっかり受け入れてくれた。
そして実際に、資産形成を始めた。
その後、しばらくしてご両親の病気があり、
ある程度まとまった資金が必要になった。
本来であれば、こうした場面では資金の準備に苦労することも多い。
しかし、その方の資産はすぐに引き出しができる設計になっていたため、慌てることなく対応することができた。
さらに、運用期間は決して長くはなかったものの、
タイミングにも恵まれ、一定の利益も出ていた。
結果として、その利益も含めて必要な資金に充てることができた。
その後、こんな言葉をいただいた。
「あの時、やっておいて本当によかったです」
この言葉は、アドバイザーとして本当に嬉しかった。
資産形成というと、
どうしても「どれだけ増えたか」に目が行きがちだ。
もちろん、リターンは大切だ。
しかし、それ以上に大切なのは、
人生の中で本当に必要な時に、
その資産が自分や家族を助けてくれることだと思う。
お客様とは、一度商品を案内して終わりの関係ではない。
むしろ、そこからが始まりだ。
生活環境が変わり、家族の状況が変わり、将来の優先順位も変わっていく。
その変化に合わせて、長期で伴走していく存在でありたいと思っている。
時には、家族に近い距離感で相談を受けることもある。
お金の話は、単なる数字の話ではなく、
その人の生活、家族、将来そのものとつながっているからだ。
今回の出来事を通じて、改めて感じたことがある。
気になっているだけでは、何も変わらない。
しかし、気になった時にまず一歩動いてみることで、
数年後の選択肢は大きく変わる。
完璧なタイミングを待つ必要はない。
すべてが整ってから始める必要もない。
大切なのは、自分の状況を一度整理し、
将来に向けて何ができるのかを考えてみること。
「あの時、やっておいてよかった」
そう思える準備は、いつも少し早めの行動から始まる。
