AI時代のインサイドセールスは「見極め役」になる ──PQLと体験データが変える次世代ファネル設計──
本記事は 「ISアドベントカレンダー2025」 の18日目の記事となります。
前回は株式会社EmpowerX 田平さんの「AIと「質」への転換でエンプラ開拓を加速!失敗から学んだBDR戦略の極意」でした。
明日はカミナシ itoさん(https://x.com/kazuki_36) です!お楽しみに!
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こんにちは。
PLAINER株式会社の阿久津(https://x.com/takuya_akutsu77)です。
本記事では、「AI時代のインサイドセールスの役割と次世代ファネル設計」というテーマで記事を書かせていただきます。
自己紹介
改めまして、PLAINER株式会社の阿久津と申します。
まずは簡単に自己紹介をさせてください。
ソフトウェアイネーブルメントプラットフォーム「PLAINER(プレイナー)」を提供するPLAINER株式会社で、主にマーケティングを担当しております。
■経歴
2013-2018年:株式会社東日本銀行(法人営業)
2018-2020年:株式会社favy(法人営業、マーケティング、事業開発)
2020-2024年:株式会社Rockets(COO)
2025-現在:PLAINER株式会社(マーケティング・事業開発)
直近で、こんなnoteも書いているので、もしよければご一読ください!
さて、ここからは「AI時代におけるインサイドセールスの役割」をテーマに、仕事がどう変わるのか、どんなデータを指標とするべきなのか、私なりの考えを書いていこうと思います。
AI時代、インサイドセールスの価値ってどこに残るんだろう?
AI時代にインサイドセールスが価値を失うのではなく、
「価値が曖昧なインサイドセールス」だけが淘汰されていく
まずは、少し大きめの「問い」から始めたいと思います。
メール文面はAIが書いてくれるし、架電リストも自動で出てくる。
架電ログ・商談ログだって、気づけば要約されている。
ここ数年で、インサイドセールスを取り巻く環境は、正直言って別物になったと思っています。「これ、人がやらなくてもよくない?」と思う仕事は、かなり増えています。
じゃあ、AI時代にインサイドセールスは要らなくなるの??
個人的には、まったくそうは思っていません。
むしろ逆で、
役割はもっとシンプルに、そして確実に難しくなる
そんな感覚を持っています。
これから問われるのは、「何件電話したか」「何件アポを取ったか」ではありません。「このリードは、今、本当に向き合うべきか?」そこをちゃんと見極められているかどうかです。
量を追う役割から、判断し、選び、次につなげる見極め役になる。
そして、その変化を支える重要なキーワードがPQL(Product Qualified Lead) です。
この概念については、後ほどもう少し詳しく触れていきます。
AI時代、インサイドセールスの仕事はどう変わるのか
AIが仕事を奪うのではなく、「判断を持たない仕事」がAIに置き換えられているだけ。
もう皆さんの前で言うのは釈迦に説法かと思いますが、AIの進化によって、インサイドセールスの仕事は確実に変わっています。
メール送信や一次架電、情報の整理。これらはどんどん効率化され、「人がやらなくても回る仕事」になりつつあります。
一方で、AIがまだ苦手なことがあります。それが判断です。
この企業、今どのフェーズだろう?
本当に課題は顕在化している?
個人の検討?組織として動き始めている?
こうした文脈を読み取って、「今、前に進めるべきかどうか」を決める。
ここは、まだまだ人の仕事だと思っています。
だからこそ、AI時代のインサイドセールスは作業者ではなく判断者になる。この前提に立てるかどうかで、数年後の存在価値は大きく変わる気がしています。
なぜ今、PQLがインサイドセールスの主戦場なのか
MQLは「興味・関心」までは測れるが、
PQLは「意思決定に近づいているか」まで測ることができる
これまでのファネルにおいて、MQL(Marketing Qualified Lead)は間違いなく重要な役割を果たしてきました。
資料請求、ホワイトペーパーのダウンロード、セミナー参加。
「興味がありそうかどうか」を測る指標としては、十分に機能していたと思います。
ただ、正直に言うと、ここには大きな限界があります。
それは、「理解したかどうか」がまったく分からないという点です。
資料はダウンロードできます。動画も再生できます。
でも、それだけで意思決定が前に進むことは、ほとんどありません。

実際、MQLからSQLに至るまでのプロセスで、60〜80%のリードが脱落していると言われています。
多くの組織では、この数字を「仕方ない」と受け入れていますが、
僕は正直、それを構造的な放置だと思っています。
ここ埋めるために必要なのが、PQL(Product Qualified Lead)です。

PQLとは、プロダクトに触れ、試し、比べ、体験を通じて意思決定に一歩近づいたサインだと捉えています。
MQL = ちょっと気になっている状態
PQL = 「自分ごととして向き合い始めた状態」
この間には、想像以上に大きな断絶があります。
PQLが見えないままインサイドセールスをやるということは、
地図を持たずに判断しろ!!!と言われているのと同じです。
PQLが見えるようになると、「この人、今どこまで本気で考えているんだろう?」という問いに、かなり明確な答えが出るようになります。
そして、その情報をどう扱うか。ここからが、インサイドセールスの腕の見せどころです。
体験データは、嘘をつかない
顧客が何を言ったかより、プロダクトをどう触ったかのほうが、
正しいデータである
資料をどれだけ読んだか。動画を何分見たか。これまで、こうした接触量をもとに温度感を判断してきました。
でも本当に、それで検討が進んでいると言えるでしょうか。僕は、ちょっと怪しいなと思っています。
一方で、体験は嘘をつきません。プロダクトを触って、画面を行き来して、「これ、うちで使えるかな?」と考える。この時点で、もう意思決定は始まっています。
体験データを見ると、
・どの機能を何度も触っているか
・どこで手が止まっているか
・同じ画面を何回も見返しているか
が分かります。

これってつまり、その人が何を理解していて、どこで迷っているのかが、ほぼ答え付きで見えている状態なんですよね。
だから、インサイドセールスの会話は変わります。
「資料は見てもらえましたか?」ではなく、「この機能、結構触っていましたよね」と自然に切り出せる。
体験データは、クロージングを早めるための道具ではありません。
理解を深め、判断を助けるためのヒントです。
PLAINERで実践している、PQLとインサイドセールスの関係
売ろうとするインサイドセールスほど、
本当に向き合うべき顧客を見失っていく。
PLAINERでは、デモを「営業資料」だとは考えていません。
デモを資料扱いしている限り、プロダクトの価値は正しく伝わらないからです。
体験ログを見て、仮説を立て、確かめる会話をする。
「何を触ったか」「どこで止まったか」「何を見返したか」。
そこには、顧客が価値をどう受け取ろうとしているかが、そのまま表れます。
インサイドセールスは商談を量産する役割ではありません。
プロダクトの価値が正しく伝わった状態で、商談が始まるよう整える役割です。
インサイドセールスは、商談を量産する役割ではなく、商談に「意味」を与える役割に近づいていると感じています。

インサイドセールスは「最初の意思決定支援者」になる
これからのインサイドセールスは、
商談を生む人ではなく、意思決定を前に進める人
AIが進化すればするほど、インサイドセールスの価値がなくなるわけではありません。むしろ、判断し、見極め、次につなぐ役割は、これからもっと重要になります。
PQLと体験データは、インサイドセールスを「最初の営業」から「最初の意思決定支援者」へと進化させる存在です。AI時代、インサイドセールスは「減る仕事」ではなく、「考える仕事」になっていく。
僕は、そう思っています。
最後に
最後に、少しだけ宣伝っぽい話をさせてください。
ここまで書いてきた
「体験を起点に価値を届けること」
「PQLを橋渡しに、判断と見極めを支えること」
これを机上の空論ではなく、実現できるプロダクトがPLAINERです。
PLAINERは、デモを作るためのツールではありません。プロダクトの価値が、顧客の体験として立ち上がる状態をつくり、その体験をもとに、インサイドセールスが考え、見極め、つなぐための基盤です。
PQLファネルを実現するために必要なのは、派手なテクノロジーでも、魔法のスコアリングでもありません。価値が届く順番を、ちゃんと設計することです。PLAINERは、そのための選択肢のひとつです。
もし、「商談数はあるのに、前に進まない」「MQLとSQLの間がブラックボックスになっている」
そんな違和感を感じているなら、一度、PLAINERの体験を触ってみてください。
売り込みはしません。まずは、体験してもらえたら嬉しいです。
ご興味があれば、下記よりお問い合わせいただくか、私宛にDMいただけると嬉しいです。

