自己紹介|はじめてnote②
「空気を読む」を続けた結果、
私は疲れ切っていった。
私は昔から、
人の感情に敏感な方だったと思います。
相手の声のトーン
表情
空気
「今ちょっと機嫌悪いかも」
「なんか無理して笑ってるかも」
そんなことを、
自然と感じ取ってしまうタイプでした。
でも昔の私は、
それを長所だと思っていました。
いい風に言えば
気が利くこと。
空気を読めること。
相手を優先できること。
それが大人だと思っていたし、
優しいことだと思っていたからです。
だから私は、
いつも周りを見ていました。
相手が嫌な気持ちになっていないか。
困っていないか。
怒っていないか。
場の空気が悪くなっていないか。
そして気づけば、
自分の気持ちより、
周りがどう感じるか
を優先するようになっていました。
社会人になってからは、
それがさらに強くなりました。
就職
短大卒業後、(私は某女子短大卒業です)
私は事務の仕事をしていたのですが、
職場では色んな人の話を聞くことが多くて。
誰かの愚痴。
不満。
人間関係。
「あの人がこう言ってた」
「本当困るよね」
そんな話が、
毎日のように耳に入ってきました。
私は当時
職場でも一番年下で、
話しかけやすかったんだと思います。
だから、
色んな人が
様々なことを私に話してくれました。
最初は、
頼ってもらえてる
私にはコソッと本音を漏らしてくれる
みたいで嬉しかったんです。
でも、
だんだん苦しくなっていったんです。
気づけば私は、
いつも誰かの気持ちが見えるような感覚に。
事務所の端の席にいても、
一番遠くの人が何をしていて
電話の相手やどの件の話をしているかなどが
自然と入ってくる。
誰が今どんな空気なのか、
なんとなくわかってしまう。
まるでドラマの相関図のように
社内の人々の矢印が
どんなふうに誰に向いているかすら
見えてしまう。
周りの空気を感じ取りすぎて、
仕事が終わる頃には、
毎日ぐったり疲れていました。
でも当時の私は、
それが普通だと思っていたんです。
「みんなこれくらい頑張ってる」
「私が我慢すればいい」
そうやって、
自分のしんどさを見ないようにしていました。
そしてその空気を読めたりする術を
自分が立ち回るのに便利なもの
とすら考えていました。
恋愛でも、
私は相手優先。
嫌われたくなくて、
無理して予定を合わせたり。
本当は傷ついていても、
笑ってしまったり。
「大丈夫」
って言ってしまったり。
でも、
そんなふうに頑張るほど、
自分の気持ちに蓋をするほど、
私はどんどん苦しくなっていきました。
ある日、突然きた限界。
ある日の朝、
心も身体も限界を迎えました。
息が苦しくなる。
動悸がする。
過呼吸のような症状が出る。
涙が止まらない。
逃げ場がない感覚。
職場に向かおうとすると動けなくなる。
好きだった車の運転…
なのに車すら乗れなくなりました。
そして私は部屋からも出られなくなりました。
特にその場からすぐ逃げられない場所
が怖くなっていきました。
当時、簡単には予約が取れなかったものの
なんとか予約をとり専門病院を受診しました。
パニック障害。
当時の私は、
「なんで自分が…」
って思いました。
だって私は、
ちゃんとやっていたから。
周りに迷惑をかけないようにしていたから。
頑張っていたから。
でも今ならわかります。
私はずっと、
「自分」を置き去りにしていたんですよね。
本当は嫌だった。
苦しかった。
寂しかった。
助けてほしかった。
でも、
優しい人でいたかった。
ちゃんとした人でいたかった。
だから、
気づかないふりをしていた。
だけど心は、
ちゃんと限界を知らせてくれました。
今、
昔の私みたいに、
「なんかずっと疲れてる」
「人に気を遣いすぎる」
「嫌と言えない」
「考えすぎてしまう」
そんな人って、
本当に多いなと思います。
しかも、
そういう人ほど周りからは、
優しい人
ちゃんとしてる人
しっかりしている人
に見えるんですよね。
だから余計に、
苦しさを理解されにくい。
「気にしすぎだよ」
「考えすぎじゃない?」
そんなふうに言われるたびに、
私は、
この苦しさは、
誰にもわかってもらえないんだ
と思っていました。
でも本当は…
優しい人ほど、
頑張りすぎてしまう。
人を大切にできる人ほど、
自分を後回しにしてしまう。
「ちゃんと」しようとしている人ほど
苦しくなる。
そして、
その優しさは、
時には自分自身を
苦しめてしまうことがある。
私は、
それを自分の人生を通して
身をもって知っていきました。
次回は…
そんな私が、
「自分の気持ちがわからない」
という感覚に気づいていった話をお伝えしようと思います。
続く↓
