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【もしもシリーズ】黒船に乗ってやってきたアメリカ人だったら?」

今回のテーマは、歴史の教科書でおなじみの「黒船来航」。
もしもあなたが、黒船に乗ったアメリカ人だったら……。
実はこの視点、現代を生きる私たちの「心のコリ」をほぐし、人間関係をフッと楽にする、最高の心理学のエッセンスが詰まっているんだよ。

1. 衝撃の混浴!「羞恥心」の思い込みがひっくり返る

想像してみよう。
あなたは19世紀、キリスト教の厳しい道徳観に囲まれて育った、真面目なアメリカ人。
長い過酷な航海を経て、やっとたどり着いた神秘の国・日本。
そこで案内された銭湯の扉をガラリと開けると……。
なんと、男と女が素っ裸で、同じお湯に平然と浸かって楽しそうに談笑している!
当時のペリー提督たちも、日記にこう書いて大ショックを受けていた。
「男女が同じ浴場で平気で裸で混ざり合っている。この国の人々には、衣服を脱ぐことへの恥じらいがないのだろうか? 信じられないほど不健全だ!」
でも、あなたがじっくり観察していくうちに、ある不思議なことに気づいてゆく。
そこには卑猥(ひわい)な空気もなければ、いやらしい視線も一切ない。
ただただ、日常の平和な温もりがあるだけだったんのだ。
ここに、面白い心のメカニズムがある。
ボクたちはつい、「自分の常識=世界の正解」と思い込みがちだよね。
あなたにとって「裸=不道徳」だったけれど、江戸の日本人にとっては「裸=ただの自然体」だった。
ボクたちは日々、「普通はこうするべきだ」という自分で作ったマイルール(認知の歪み)に縛られて、自分で自分を息苦しくさせていないだろうか?

2. なぜ自分を醜くするの!?「お歯黒」に隠された心のフィルター

もう一つ、あなたたちをパニックに陥れたものがある。
それは、江戸の日本の既婚女性たちの「お歯黒(歯を黒く染める)」と「眉剃り」だ。
初代米国総領事のハリスは、日記にこう嘆いている。
「せっかくの美人が、わざわざお歯黒をして骸骨のようになっている。自分の容姿を醜く破壊するなんて、恐ろしい習慣だ……」
あなたにとってメイクとは「自分を魅力的に、美しく見せるもの」のはずだ。
だから、わざわざ歯を黒くし、眉を剃る女性たちが理解できなかったんだよね。
でも、当時の日本において、これは「私は結婚したので、もう他の男性に言い寄られる必要はありません(操を守ります)」という貞節の証、いわば信頼のステータスだった。
これ、現代の人間関係でもよくあるよね?
相手の「行動の背景(目的)」を知らないと、ボクたちはただ「あの人はおかしい」「理解できない」とジャッジして、シャッターを下ろしてしまう。
一歩立ち止まって「相手のレンズ」を通して世界を見てみよう。
この「心理的柔軟性」を持つだけで、パートナーや職場の人間関係のイライラは、驚くほど減っていくはずだよね。

3. 驚きのリスペクト:「あれ、自分たちより幸せそう…?」

最初は驚きと戸惑いばかりだったアメリカ人のあなた達ですが、江戸の日本での滞在が長くなるにつれて、驚くべき「リアル」を目撃する。

・街中にゴミがなく、家に入る時は靴を脱ぐ圧倒的な「清潔さ」

・親が子どもを感情的に叩かず、社会全体で愛でる「子どもの楽園」
(当時の欧米では「鞭を惜しむと子供がダメになる=厳格なしつけ」が普通だった)

・動物との共生: 野良犬や猫、鳥たちが人間を恐れずにのんびり暮らしている様子を見て、日本人がいかに生命を慈しんでいるかに驚かされた。

・身分に関係なく、貧しい庶民でも本や新聞を読んで楽しむ「知的水準の高さ」
(江戸時代の日本の識字率、世界No.1)

「近代化された自分たち(欧米)こそが世界一優れている」と信じて疑わなかったあなた達は、自分たちよりも遥かに穏やかで、清潔で、幸福度の高いコミュニティを、この日本という国で見つけてしまったのだ。

おわりに:あなたの心に、小さな「黒船」を

ボクたちが年齢を重ねるにつれて、自分の中の「あたりまえ」や「普通」は、どんどん頑固になってゆく。
「最近の若いものは……」「普通はこうするべきでしょ!」
でも、それって本当に唯一の正解だろうか?
もし今、何かに悩んでいたり、誰かの行動にモヤモヤしたりしているなら、自分の中に小さな「黒船(新しい視点)」を連れてきてあげてみてね。
「もし自分が、まったく違う常識を持つ外国人だったら、この状況をどう面白がるだろう?」
そうやって視点をくるりと変えてみるだけで、目の前の景色はふっと軽くなる。

見方を変えると
味方になる。

あなたの心が、今日も少しでも柔らかく、穏やかでありますように。

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