男性育休40.5%。5年前の僕の職場は、取得実績ゼロでした
みなさんこんにちは!単身赴任ヘルパー・ジークです!いつも読んでいただき、ありがとうございます☺️
国の調査で、男性の育児休業の取得率が40.5%になったそうです!
令和6年度の雇用均等基本調査の数字で、前の年の30.1%から10.4ポイント上がっています。
4割です!ニュースの見出しだけ見ると、もう珍しくないことになったように読めます。
ただ、僕が育休を取ったのは5年前で、その時に勤めていた特養の男性の取得実績は、ゼロでした。
💡 前例が1件も無い
休みに入ったのは、二人目が生まれる時です。出産予定日の1か月前から有給を1か月使って、生まれた後に育休を2か月。合わせて3か月、家にいました。復帰してからも半年は夜勤を外してもらっています。
夜に僕が抜けると、乳児と3歳の子を妻が1人で見る夜ができます。復帰した月からいきなり元へ戻すのは無理だと思ったので、そこは先に相談しました。
困ったのは、申請の中身より前の段階でした。施設に男性の取得例が1件も無くて、書類をどの順番で出すのか、給付金がいつ入るのか、誰も答えを持っていなかったんです。
そこで、社会保険労務士の資格を持っている事務長に相談して、2人で制度を調べるところから始めました。有給と育休をどうつなぐのか、社会保険料の扱いはどうなるのか。今よりだいぶややこしくて、事務室で2人して唸っていました…。
制度が使えるかどうかより、制度の読み方が分かる人が近くにいるかどうか。そこで休めるかが決まっていた、というのが5年前の僕の実感です。
💡 夜中の3時は僕でした
夜中の3時台のミルクは僕の担当にしました。一人目の娘の時からそうしていたので、もう決まりごとみたいなものです。妻を起こさないように台所へ行って、湯を沸かして、暗い部屋で飲ませて、また寝かせる。
洗濯も、上の子の送りも、買い物も一通りやってみて出てきた感想が「これお母さん一人は無理やろ」でした。育児だけなら何とかなります。そこに家事が同じ時間帯で乗ってくると、手が2本では足りません。
抱っこ紐で抱っこしながら米を研いで、下ろした瞬間に泣かれて、洗濯機が終わった音だけが鳴り続ける。1つずつは全部たいした作業ではないのに、同時に来ると全部が中途半端で終わります。世の中のお母さんが、これを1人でやっている家がある。そう思ったら、休ませてもらえた自分がだいぶ恵まれていました。
しんどくなかったと言えば嘘になりますが、気づいたら3か月が終わっていました。日々があっという間で、記憶ごと一瞬で過ぎた感じです。
💡 「男が休んで何するんや」
当時、女性スタッフが「男が休み取って何するんや?」と言っている、と小耳に挟みました。面と向かって言われたわけではないんですが、内心カチンときました。
それでもここで僕がやらなかったのは、謝ることでした。
職場には感謝しています。介護のいろはを教えてもらった場所だし、3か月も抜ける人間の穴を、残った人が埋めてくれたのも事実です。そこは何度もお礼を言いました。
そして僕自身も、妻が安定期に入った頃には職場に伝え、迷惑にならないよう配慮しました。
僕が抜けてすぐに、入れ替えの形で新たなスタッフを、雇用が決まり、なんとか人員の確保はできました。
正直なところお休みをもらうことに少し罪悪感もありました。でも僕が倒れた時や、家族が困った時に、職場が代わりに家を回してくれるわけではないし、回すのは僕ら家族。だから休ませてもらったことへの感謝は伝えて、休むこと自体を謝るのはやめました。
この線引きが、メンタル的に良かったです。
💡 上の子の時間は、妻に渡した
二人目が来ると、上の子のほうに寂しさが出やすい。そこだけは避けたかったので、上の子が家にいる時間は、妻に目一杯そっちへ回ってもらいました。赤ちゃんの世話は僕が引き受ける、という分け方です。
結果、赤ちゃん返りは1回も出ませんでした。それどころか、当時3歳だった娘が、おせっかいなくらいオムツ替えに寄ってきて、下の子の世話をしてくれる。お姉ちゃんとして立派すぎて、こっちが笑ってしまいました(笑)
3か月休んだ一番の効きめは、家事を分担できたことよりも、上の子に時間を渡せたことだった気がします。片方が赤ちゃんに張り付くと、もう片方は必ず余ります。
あの時の赤ちゃんも、今は祭りで浴衣を着る年になりました🙌
💡 数字を動かすのは1人目
今回の40.5%と並べて気になっているのは、休んだ長さです。令和5年度の調査では、育休を取った男性の約4割が2週間未満でした。女性は9割以上が6か月以上です。取った人の数は増えても、長さはまだ別の話として残っています。
政府が置いている目標は、2025年度に50%、2030年度に85%です。40.5%は、手前の目標にあと一歩というところまで来ました。もう1つ、育休を取った男性の82.6%が産後パパ育休を使っています。生まれてすぐの時期に短く取れる仕組みが、入口として効いているのが数字に出ていました。
産後パパ育休ができたのは、5年前に取った僕から見てもありがたい変化です。ただ僕の場合、休みたかったのは生まれた後だけではありませんでした。
予定日が近づく時期は、妻にも不安があったように僕からは見えていました。だから僕は予定日の1か月前から有給を使っています。
今の制度でも、男性の育休は出産予定日からで、予定日前から育休として休める仕組みは基本的にありません。もし今もう一度同じ状況になるなら、産後パパ育休に加えて、予定日前から父親が休める選択肢もあればありがたいなと思います。
出産は予定日ぴったりに始まるものでもないし、父親が必要になるのは、生まれた瞬間からとは限らないので…。
2025年の4月からは、従業員300人を超える会社に、男性の育休取得率を年1回公表する義務が広がりました。それまでは1,000人を超える会社だけが対象です。命令ではなく数字を出させる、というやり方は効くと思います。
ただ、僕がいたような規模の職場だと、母数が小さいので率は0か100かに近くなります。1人目が出れば一気に跳ね上がるし、出なければ何年もゼロのまま。公表されている率は、その職場に1人目がいたかどうかを映している数字でもある。
そして1人目が縮こまって休むと、次の人は「あんなに気を遣うくらいなら要らない」と思ってしまいます。
僕の後、男性の後輩スタッフが育休を取りました。制度を整えたからではなくて、3か月休んで戻ってきた人間が普通に働いている姿を、みんなが見たからだと思います。
取得率という数字は、制度が整った量ではなくて、謝らずに休んだ1人目が何人いるかを数えた結果なんじゃないかな、と😅
もし「ここが気になる」「実際どうなの?」といったことがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。僕の見てきたことや、これまでの体験ベースのお話にはなってしまいますが、少しでもお役に立てれば嬉しいです。皆さんと情報交換できるのを楽しみにしています!😊
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