反社チェックを自分でやる方法|探偵が教える無料でできるOSINT調査術
「反社チェックって、専門会社に頼まないとできないんじゃないの?」
そう思っている経営者・担当者の方が多いです。
確かに完璧なチェックには専門機関の調査が必要です。
しかし探偵歴8年の現役調査員として言えるのは、公開情報だけでかなりのリスクを事前に発見できるということです。
今回は、無料でできる反社チェックの方法を具体的にお伝えします。
反社チェックが必要な理由
反社会的勢力との取引は、発覚した場合に会社の信用を一瞬で失います。
「知らなかった」では済まされない場面が増えています。
特に以下の場面では必須です。
■ 新規取引先との契約前
■ 新規採用・業務委託契約前
■ 投資・融資の検討時
■ 提携・協業の検討時
確認① 反社データベースで照合する
実際の調査でこんなケースがありました。
「新規取引先の反社チェックをしたい」という依頼で反社データベースを照合したところ、
代表者の名前が過去の暴力団関連の報道記事に
登場していることが確認できました。
登記上は問題のない会社でしたが、データベースの照合で取引リスクが浮かび上がりました。
無料で使えるデータベース:
■ 国税庁 法人番号公表サイト
会社の基本情報を確認できます。廃業・解散情報も確認可能です。
■ 官報(kanpou.npb.go.jp)
破産・解散・行政処分などの公的情報が掲載されています。無料で検索できます。
■ 警察庁・各都道府県警のHP
暴力団排除条例・相談窓口の情報が掲載されています。
確認② 登記情報と照合する
実際にこんな調査がありました。
「取引を検討している会社の反社リスクを確認したい」という依頼で登記情報を詳しく確認したところ、代表者が過去に別の会社でも代表を務めており、その会社が行政処分を受けていたことが官報の検索で判明しました。
表面上は問題のない会社でも、代表者の過去を辿ることでリスクが見えてきます。
確認するポイント:
■ 代表者・役員の氏名を官報で検索する
■ 関連会社の登記情報も確認する
■ 過去の代表者変更履歴を確認する
■ 資本金・事業目的が業種と一致しているか確認する
確認③ 過去の報道・ニュースで確認する
Googleの期間指定検索を使って、過去の報道・ニュースを確認します。
確認するポイント:
■ 「会社名+逮捕」「会社名+行政処分」「会社名+詐欺」で検索する
■ 「代表者名+事件」「代表者名+暴力団」で検索する
■ 期間指定検索で数年前までさかのぼって確認する
実際にこんな調査がありました。
「取引先の代表者の素性を確認したい」という依頼で、代表者名をGoogleの期間指定検索で調べたところ、5年前の地方紙の記事に代表者名が登場しており、当時の会社でのトラブルに関する報道が残っていました。
通常の検索では上位に出てこない古い記事も、
期間を指定することで発見できます。
確認④ SNS・掲示板でリスク情報を発見する
実際にこんなケースがありました。
「業務委託を検討している個人の反社リスクを確認したい」という依頼で名前をX・5ch・地域の掲示板で検索したところ、過去に複数のトラブル事例が書き込まれており、金銭トラブルや脅迫的な行為についての報告が見つかりました。
公的な記録には残っていない情報でも、SNS・掲示板には当事者の証言が残っていることがあります。
確認するポイント:
■ X・Facebook・Instagramで会社名・代表者名を検索する
■ 5ch・各種掲示板で会社名・代表者名を検索する
■ 「会社名+評判」「会社名+トラブル」「会社名+口コミ」で検索する
チェック結果の記録・保管方法
反社チェックを実施したことの記録は、後々のトラブル防止に役立ちます。
■ チェック実施日・確認した情報源を記録する
■ 問題なしと判断した根拠をスクリーンショットで保存する
■ 定期的に再チェックする(取引継続中も年1回程度)
まとめ
無料でできる反社チェックの4ステップをまとめます。
■ 反社データベース(官報・国税庁サイト)で照合する
■ 登記情報で代表者の過去を辿る
■ 期間指定検索で過去の報道・ニュースを確認する
■ SNS・掲示板でリスク情報を発見する
完璧なチェックには専門機関の調査が必要ですが、この4ステップで大きなリスクはかなり事前に発見できます。
取引前の確認を習慣にしてください。
次回は「取引先の代表者個人を調べる合法的な方法」を解説します。
探偵歴8年の現役調査員がOSINTの知識を発信しています。
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