【創作】山岳フリマの闇 #毎週ショートショートnote
以前は2人で山小屋を営んでいた。私が食堂を中心に家事全般、彼女は荷物を運ぶ『歩荷ボッカ』で稼いでた。籍は入れてないが妻のようなかけがえのない伴侶だった。
なのに麓で開催される山関連グッズを持ち寄る「山岳フリマ」に参加した彼女は予定の三日間を過ぎても戻らなかった。
後で知った話だけど「山岳フリマ」は出会いの少ない山男のための「フリンマーケット」という役割があるらしい。行き渋る彼女の背中を押したことを悔やんだ。
それから1人で山小屋にいる。『歩荷ボッカ』を外注してるから経営は厳しい。けどこの仕事しかしたくない。
客がいない夕方、ラジオを聴きながら珈琲を淹れているとノックの音がした。懐かしい叩き方、私は飛び込むようにドアを開けた。
懐かしい彼女と、隣に小さな男の子が立っていた。私に似た顔をしている。
何か言おうとする彼女を手で制して2人を招き入れた。お菓子の在庫はあったよな。
山の神と幸せに暮らす未来を心に描いた。
(おしまい)
すいません、オチはありません。
こちらの企画に参加です。
#毎週ショートショートnote
でもって、この作品インスパイアです。
チャーミングな作品が多い「めいさん」による、ちょっと哀しい物語。
「幸せになろうよ」「幸せにしてあげたい」
ということで、勝手にスピンオフです。
めいさんから「ダメ出し」されたら、削除します。
#何を書いても最後は宣伝
この作者を幸せにできるのは、本稿をお読みの皆様です。
幸せにしてください。
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