【MARCH筆頭】明治大学の真の難易度
明治大学は、今や「MARCHの筆頭」としてだけでなく、志願者数で日本一を争う超人気大学です。その勢いと実績は「MARCH」の枠組みから一歩抜け出し「早慶上理」の「上理(上智大学と東京理科大学)」へ食い込もうかという勢いです。
恐らく関東圏に在住の方は、そういう実感があるのではないでしょうか。しかしそれ以外の地域や、私のような地方在住だと、どうしてもその肌感がなく「とはいうものの、そこまで難しくないでしょ?」と甘く考えがちではないでしょうか。今回は、どのレベルの高校からどの程度の合格者が出ているのか、読み解いてみたいと思います。
ちなみに我が子は偏差値65程度の地方公立高校(自称進学校)に在籍していました。子どもの友人が、明治大学の全学部入試に落ち、関西大学は特待合格。問題相性や対策不足もあるかもしれませんが、私の中の明治大学のレベル感はこのイメージで、一般入試ではそう簡単ではない印象があります。
明治大学合格実績から読み解く、高校偏差値との「相関」と「合格の戦略」
明治大学は、受験生にとって「MARCHの中で最も勢いがあり、ある意味では対策が難しい大学」と言っても過言ではありません。早慶の併願校としてだけでなく、明治を第一志望とする層が厚いため、合格を勝ち取るには非常に高い壁が存在します。
まずは明治大学への合格実績が高い高校の顔ぶれと、その高校の偏差値帯から見える「合格の難易度」をデータとして整理しました。
明治大学の実績上位校の顔ぶれと偏差値のリアル
直近の合格実績に基づくと、合格者数が多いのは首都圏の公立・私立の進学校が中心です。
▶偏差値70以上のトップ校(日比谷、横浜翠嵐、浦和、県立千葉など)
合格者数:50名~100名程度
実態:これらの学校にとって、明治は「併願校」です。第一志望は東大、一橋、東工大、あるいは早慶。優秀な層が一人で複数学部に合格するため、実績数は伸びますが、実際に進学する人数は合格者数の2~3割程度に留まることも珍しくありません。
▶偏差値68~71の上位進学校(新宿、小山台、川越、千葉東など)
合格者数:100名~150名超
実態:明治合格のボリュームゾーンです。学年の中位~上位を維持していれば、合格圏内に入ります。明治への志向が強く、一般入試で複数の学部を果敢に攻める傾向があります。
▶偏差値63~67の中堅上位校
合格者数:30名~60名程度
実態:学年でトップ20%以内に入ることが必須条件となります。授業の進度だけではMARCHレベルの対策が間に合わない場合が多く、高2の冬頃から予備校などで外部の力を借りる生徒が増える層です。
合格実績の上位に名を連ねる高校の多くは、入学時の偏差値が60台後半から70以上の進学校です。これらの学校では、明治は「中堅層が目指すターゲット」あるいは「上位層が滑り止めにする大学」として位置づけられています。イメージより高校偏差値が高いと感じられる方が多いのではないでしょうか。それくらい明治大学は難関校なのです。今年は特に定員厳格化も重なり、例年以上に厳しかったようです。
合格者数だけでは見えない「進学率」
高校が発表する「合格者数」には、同じ生徒が3学部受かった場合の「3」が含まれています。一方で、私たちが注目すべきは「どれだけの人数が実際に明治に送り込まれているか」という実進学者の割合です。
偏差値が非常に高い超進学校では、合格者数は多くても「明治は滑り止め。受かっても早慶や国公立に、落ちたら明治に行かずに浪人する」という生徒が一定数います。逆に、偏差値60代半ばの高校では「明治が第一志望。合格したら喜んで進学する」という熱量の高い生徒が集まります。
志望校選びの際は、単なる合格者数だけでなく、その高校の進路指導が「現役合格」にこだわっているのか、それとも「より上位の大学への挑戦(浪人容認)」を推奨しているのかを見極める必要があります。
明治大学の合格者層は非常に厚い
偏差値という数字は、あくまで一つの指標に過ぎません。しかし、データは嘘をつきません。明治大学の一般受験の合格者層は、非常に厚く、そして確かな実力を持っています。早慶落ちや中位以下の旧帝(東北、名古屋、九州、北海道)落ちがザラにいます。実力がギリギリMARCHでは厳しい戦いになるでしょう。
もし今、偏差値が届いていないと感じていても、明治の過去問を解き、どの分野で何点が足りないのかを明確に「可視化」することから始めてください。不足しているピースを一つずつ埋めていく作業は、エンジニアがバグを潰していく作業に似ています。
明治という高い山を登りきった先には、非常に充実したキャンパスライフと、社会からの高い評価が待っています。皆さんの挑戦を、データと経験の両面から応援しています。
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