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【大学受験】私立医学部へ正規合格した場合の納入金 ~ 大学生の教育費を考える



私立医学部へ正規合格した場合の納入金について

我が子は私立医学部を3校受験して、正規合格はひとつもなかった。だから私立医学部の入学金を納めることもなかった。けれど出願した時点で、もし正規合格したらどうするのか、それだけは決めていたし、覚悟もしていたつもりだった。今回はそのときのことを書いてみようと思う。

受験した私立医学部について


子どもが受験した私立医学部は3校。
6年間の学費が
①2000万円前半のチャレンジ校
②2000万円後半の実力相応校
③約3500万円の安全校
どれに合格しても、進学するなら奨学金を借りることを想定していた。

③に至っては奨学金だけでは足りない場合、最悪、医学部用の教育ローンを覚悟していた。
「地域枠」という選択肢も考えないわけではなかった。
けれど、そもそもの募集人数が少ないことと、将来の縛りがあまりにきついことを懸念して、すべて一般枠で受験することにした。

結果は
①が補欠合格からの繰り上がり合格
②が1次不合格
③が1次合格で2次不合格だった。

受験中の家族会議


受験前
③はずっとA判定だった為、実際に進学するかどうかは別として、正直、合格するだろうと思っていた。
②は五分五分
①はワンチャンあるかな、くらいのイメージ


1次試験を終えたときの手ごたえも
③は余裕
②は五分五分
①は意外といけたかもしれない
という感じで、事前の感覚とほぼ一致していた。
このあたりで家族会議を開いたと思う。

議題は「もし③に合格したら、入学金を含む学費を納めるのか否か」ということだった。

子どもの想い


子どもの本音としては
③の学校に積極的には行きたくなかった。自分が背負うことになる借金があまりにも大きかったからだ。
YouTubeやSNSで「医師になれば返せるから大丈夫」と言われていても、18歳の子どもが数千万円の借金を背負うことが確定しているというのは、やはりしんどいのだと思う。

その一方で、もし国公立や他の私立医学部がダメだったとき③を蹴って浪人するのかといえば、それもまた微妙だった。
浪人して合格できる保証なんて、どこにもないから。
そうして子どもが出した結論は「もし③が正規合格したら、入学金を納めてほしい」というものだった。
至極当然の判断だと思ったし、反論はなかった。なかったのだけれど、一体いくら入金しなければならないのだろう、という現実的な問題が残っていた。

私立医学部入学時の納入金


大まかに言うと
①で200万円(入学金100万円)
②で350万円(入学金100万円)
③で750万円(入学金150万円)。

これを見て気づくことがある。
学費は6年間で均等に割り振られているわけではない、ということだ。
当然、初年度が高い。たとえば6年間の学費が3500万円の私立医学部は、平均すると年間583万円のはずだが、実際はそうではないのだ。

少なくとも
③へ進学する意思を示す時点で
③750万円を振り込む必要がある。
つまりキャッシュが必要という意味だ。

そして仮に別の学校に合格してそちらへ進学する場合、入学金以外は返金される。つまり入学金だけは取られてしまう。確かにこれは医学部に限った話ではない。文理問わず、私立を複数受験して複数合格した場合によくあることだけれど、額が違う。違いすぎるのだ。
普通学部の私立なら、学校にもよるけれど恐らく20万円前後だろう。
それでも痛いには痛いけれど、私立医学部は100万円から150万円だ。
つまり子どもに「もし③が正規合格したら、入学金を納めてほしい」と言われた段階で、キャッシュで750万円を用意し、かつ、めでたく他校に合格した場合には、もれなく150万円を捨てる覚悟が問われていたのだ。
サラリーマン家庭にとって、150万円は捨てていい額ではない。
一体、何か月分の食費だと思っているのか。
でも私立医学部とは、そういう世界なのだ。

入学金以外のお金


各大学のホームページにある「入学者選抜要項」の中に「学費」というページがあって、通常は表になっているのだが、その表の下部に小さな字で「学費とは別に「保護者会会費」「同窓会会費」を徴収」、という文言はないだろうか。
それも数十万単位で徴収されるのだけれど、全体の金額があまりに大きいせいで、数十万くらいはいいか、と感覚がバグってしまう。
ちなみにこの「保護者会会費」「同窓会費」は、子どもが通っている国公立医学部でもそれなりの金額を徴収される。
もちろん任意のはずなのだけれど、一方的に申し込み手続きの書類が送付されてきて「在籍者の99%以上の方が申し込まれています」という謎の同調圧力を煽るような内容が記載されていて、無言の圧力を感じざるを得ない

サラリーマン家庭で私立医学部って本当に行けるの?


結果として、子どもは国公立医学部に合格し、私立医学部は1校補欠繰り上がりだったから、私立医の入学金を支払うことはなかった。
国公立医学部の学費は一般学部と同じで60万円弱/年、6年間で約350万円と、私立医学部と比較するとめちゃくちゃに安いのだけれど、それでも正直、思っていた以上にお金はかかっている。
家電や家具の購入、毎月のアパート代、食費、交際費の一部など、それらを合わせると6年間で学費以外に1000万近い支出になると思われる。
これが都心だったら、きっともっとかかるだろう。
よく妻と「国公立で本当によかったね。これが私立医だったら、こっちの生活はやっていけたのかな」と話をする。
確かに学費だけを電卓で弾いた数字を見れば、奨学金を借りるなりすればなんとかなりそうで、将来返せるだろうと思い、私立医受験にGOを出したし、仮に進学することになってもそれを是とした。
けれどそれはあくまで学費であって、それ以外の費用がかなりかかることを想定できていなかったのは、受験と合格ばかりに目が行っていた私たちの想定が甘すぎたのかもしれない。
今更ながら、そう反省している。


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太楼@偏差値45から医学部・難関大へ導く伴走 最後までお読みいただきありがとうございます。