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春酒とは?桜の季節に飲みたいおすすめ日本酒5選をSake Diplomaが解説

「春酒ってよく聞くけれど、普通の日本酒と何が違うの?」
「ピンク色のお酒を見かけたけど、どうやって選べばいいの?」

そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では春酒の定義やタイプ、味わいの特徴、そして今飲んでほしいおすすめ銘柄5選をご紹介します。

読み終える頃には、酒販店やオンラインショップで"自分にぴったりの春酒"を迷わず選べるようになるはずです。

SAKE DIPLOMA・ワインエキスパートの資格を持つ私が解説します。

春酒とは? 普通の日本酒との違い

春酒の定義

春酒とは、おもに3月〜5月に出荷される季節限定の日本酒のことです。秋に収穫された新米で冬に仕込み、春に向けて出荷されるものが多く、フレッシュな味わいや華やかなラベルデザインが特徴です。

「新酒」や「しぼりたて」と混同されがちですが、しぼりたては搾ったばかりの状態を指す言葉で、必ずしも春に出荷されるとは限りません。一方で春酒は「春に届く限定酒」という季節そのものをコンセプトにした日本酒です。

春酒ならではの味わい

春酒は全体的に軽やかでフルーティーな仕上がりが多い傾向にあります。アルコール度数がやや低め(13〜15%程度)に設計されたものも増えており、日本酒初心者の方にも親しみやすいのがポイントです。

さらに、桜をイメージしたピンクのラベルや、酒そのものが淡いピンク色をした「桃色にごり」など、見た目の華やかさも春酒ならではの楽しみです。

春酒のタイプを知ろう

しぼりたて・新酒タイプ

搾ったばかりのフレッシュ感が魅力の生酒タイプです。ガス感が残っているものもあり、口に含むとピチピチとした微発泡を感じることがあります。要冷蔵のものがほとんどなので、保存には気をつけましょう。

うすにごり・おりがらみタイプ

搾ったあとの「おり(澱)」をあえて少し残すことで、ほんのり白濁した見た目とまろやかな旨味を楽しめるタイプです。透明な日本酒よりも米の甘味やコクを感じやすいので、春の山菜料理などと合わせると絶妙です。

桃色にごりタイプ

赤色酵母という特殊な酵母を使って醸すことで、着色料を一切使わずに自然なピンク色に仕上げたにごり酒です。イチゴやベリーのような甘酸っぱい味わいが多く、お花見の差し入れやギフトにも喜ばれます。

桜ラベル・春限定デザインタイプ

味わいのタイプはさまざまですが、桜をモチーフにした限定ラベルで春の食卓を華やかに演出してくれます。中身は純米吟醸や大吟醸など正統派が多く、デザインだけでなく味も確かなものが揃っています。

春酒選びで失敗しないための3つのコツ

ラベルの「生酒」表記を確認する

春酒には火入れをしていない生酒タイプが多くあります。フレッシュで美味しい反面、温度管理が必須です。購入後はすぐに冷蔵庫に入れ、開栓したら早めに飲みきるのが鉄則です。

「度数」と「にごり」で好みを絞る

アルコール度数が13%前後なら軽やかで飲みやすく、16%前後ならしっかりした飲みごたえがあります。また、透明タイプかにごりタイプかで口当たりが大きく変わります。初心者の方は度数低め+うすにごりから試してみるのがおすすめです。

四合瓶(720ml)でまず1本

春酒は季節限定品のため、大量に買い込むよりも四合瓶で数種類を試すのが賢い楽しみ方です。気に入ったら一升瓶でリピートすれば、コストパフォーマンスも上がります。

今飲みたい春酒おすすめ5選

尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 桃色にごり

〈桃色にごりタイプ〉

群馬県の龍神酒造が醸す、春酒の大定番です。赤色酵母が生み出す自然なピンク色と、イチゴミルクを思わせる甘酸っぱい味わいが特徴。純米大吟醸ならではの上品さもしっかり感じられます。

おすすめ温度帯: 冷酒(5〜10℃)
造り: 純米大吟醸・生酒

百十郎 桜 純米大吟醸 無濾過生原酒

〈しぼりたて・桜ラベルタイプ〉

岐阜県の林本店が手がける、春季限定の無濾過生原酒です。白桃やシトラスの清々しい香りと、フレッシュでピュアな旨味が広がります。使用米はひとめぼれで精米歩合50%。桜の名所にちなんだ「百十郎桜」の名を冠した、花見にぴったりの一本です。

おすすめ温度帯: 冷酒(8〜12℃)
造り: 純米大吟醸・無濾過生原酒

紀土 KID 純米吟醸 春ノ薫風

〈フレッシュ純米吟醸タイプ〉

和歌山県の平和酒造が造る、毎年人気の春限定銘柄です。名前の通り春風のようにすっきりとした飲み口で、フルーティーな甘味のあとにきれいに切れていく後味が心地よい。お花見弁当やサラダなど、軽めの料理との相性が抜群です。

おすすめ温度帯: 冷酒(8〜10℃)〜常温
造り: 純米吟醸

あたごのまつ 純米吟醸 はるこい

〈桃色にごり・微発泡タイプ〉

宮城県の新澤醸造店が造る春限定酒。赤色酵母による桜のようなピンク色と、完熟イチゴを思わせる甘酸っぱさ、瓶内二次発酵のシュワシュワ感が楽しめます。「究極の食中酒」を掲げる蔵らしく、濃厚ながら後味はすっきり。春の訪れを五感で感じられる一本です。

おすすめ温度帯: しっかり冷やして(5〜8℃)
造り: 純米吟醸・にごり生酒

寒菊 OCEAN99 凪 Spring Misty

〈うすにごり・しぼりたてタイプ〉

千葉県の寒菊銘醸が年に一度だけリリースする、うすにごり無濾過生原酒です。九十九里浜に春が訪れるイメージで醸され、花が一斉に咲くような華やかな香りと、柔らかな甘味のあとにすっと引く後味が印象的。五百万石を50%まで磨いた純米大吟醸規格で、飲みごたえも十分です。

おすすめ温度帯: 冷酒(6〜10℃)
造り: 純米大吟醸・うすにごり無濾過生原酒

まとめ

  • 春酒は3〜5月限定の季節酒。 しぼりたて・うすにごり・桃色にごり・桜ラベルなどのタイプがあり、自分好みのスタイルを選ぶのが楽しみ方の第一歩です。

  • ピンク色のお酒は赤色酵母による自然な色。 着色料ゼロで、イチゴやベリーのような甘酸っぱさが特徴。見た目も味もお花見やギフトにぴったりです。

  • まずは四合瓶で1〜2本試すのがおすすめ。 生酒が多いため保冷には気をつけつつ、今だけの季節の味をぜひ楽しんでみてください。

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この記事を書いた人:Tasterr
J.S.A. SAKE DIPLOMA / Wine Expert。全国でお酒のイベントを開催し、これまで7,000人以上にお酒を注いできました。旅を通して、その土地ならではのお酒との出会いやペアリングを楽しんでいます。プロフィール [EN]
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