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スパークリング日本酒おすすめ8選|選び方と乾杯シーンの楽しみ方

「スパークリング日本酒って色々あるけど、結局どれを選べばいいの?」——そう迷っている方、多いですよね。

じつはスパークリング日本酒は、製法・甘辛度・泡の強さによってまったく別モノと言っていいほど味わいが変わります。シャンパンのように瓶内二次発酵で仕上げた本格派もあれば、炭酸ガスを注入して手軽に仕上げたカジュアルなタイプもある。この違いを知っておくだけで、乾杯シーンから食中酒まで、驚くほど使い分けが上手になります。

この記事では、SAKE DIPLOMA・ワインエキスパートの視点からスパークリング日本酒の選び方を解説し、8銘柄を厳選しておすすめします。梅雨のじめじめした時期に気分を上げたい方にも、ホームパーティーの乾杯酒を探している方にもヒントになるはずです。


スパークリング日本酒を選ぶ前に知っておきたい3つのポイント

製法の違いで泡の質が変わる

スパークリング日本酒の泡は、大きく分けて「瓶内二次発酵」「活性にごり(自然発酵)」「炭酸ガス注入」の3タイプがあります。

瓶内二次発酵は、シャンパンと同じ方法で酵母が瓶の中で炭酸を生み出す製法です。泡がきめ細かく、長く立ち上がるのが特徴。価格はやや高めですが、乾杯の場を華やかに演出してくれます。

活性にごりは、醪(もろみ)の発酵をそのまま瓶に閉じ込めたもの。微炭酸で、にごりの甘みと酸味が一体になった素朴な味わいが魅力です。

炭酸ガス注入は、清酒にあとから炭酸を加える方法。コストを抑えられるぶん、手に取りやすい価格帯に多く見られます。泡はやや大粒ですが、冷やせば十分シュワッとした爽快感を楽しめます。

甘口・辛口の幅を把握する

スパークリング日本酒は甘口寄りが多い印象を持たれがちですが、ドサージュゼロ(補糖なし)のキリッとした辛口タイプも増えています。食事に合わせるなら辛口〜中口を、デザートや単体で楽しむなら甘口を選ぶと失敗しにくいです。

アルコール度数をチェックする

一般的な日本酒が15〜16度であるのに対し、スパークリング日本酒は5度〜13度程度と幅が広いのが特徴です。お酒に強くない方や、昼の乾杯にはアルコール5〜8度前後の低アルコールタイプが重宝します。逆に、日本酒好きが飲みごたえを求めるなら12度以上を目安にしてみてください。

【本格派】瓶内二次発酵のスパークリング日本酒おすすめ4選

水芭蕉 MIZUBASHO Pure

群馬県・永井酒造が手がける、日本初の本格的な瓶内二次発酵スパークリング日本酒です。兵庫県三木市産の山田錦を100%使用し、シャンパーニュと同じ技法で仕上げています。グラスに注ぐと真っ直ぐ立ち上がる繊細な泡、白い花や洋梨を思わせる上品な香り。

フランスの星付きレストランでもオンリストされるほどの実力派で、まさに「日本酒のシャンパン」と呼びたくなる1本 です。乾杯にはもちろん、白身魚のカルパッチョとも素晴らしいペアリングを見せてくれます。

私の泡酒の扉を開いてくれた思い出深い一本です。

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南部美人 あわさけ スパークリング

岩手県が誇る銘醸蔵・南部美人が、awa酒協会の認定基準をクリアして造るスパークリングです。ドサージュゼロで仕上げているため甘さは控えめ。心地よい吟醸香ときめ細かな泡が立ち上がり、口に含むと爽やかな発泡感のあとにしっかりとした米の旨味が追いかけてきます。


SAKE COMPETITION発泡清酒部門で連続入賞の実績も納得の味わい。辛口好きの方にこそ飲んでいただきたい1本です。

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七賢 スパークリング 空ノ彩(そらのいろどり)

山梨県・山梨銘醸が手がける貴醸酒スパークリングという珍しいカテゴリの1本です。仕込み水の代わりに、七賢を代表する純米酒「風凛美山」を使って仕込み、瓶内二次発酵で仕上げています。

グラスに注ぐと透明感のある液体から上品な泡が立ち上がり、奥深い旨味とフレッシュな酸味が絶妙に調和します。「貴醸酒のリッチさ」と「スパークリングの軽やかさ」を同時に楽しめるのが最大の魅力。特別な日の1杯にぜひ。

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天山スパークリング Grande Cuvée

佐賀県・天山酒造が3年以上の瓶内二次発酵熟成という贅沢な時間をかけて仕上げる逸品です。ヴィンテージシャンパンに例えられる香ばしいブリオッシュの香り、真珠のようなきめ細かな「ひとすじ泡」が特徴。

天山山系のミネラル豊富な硬水を仕込み水に使っており、後口に残る豊かな酸味が料理との橋渡し役を果たしてくれます。日本酒好きがうなる、まさにオートクチュールなスパークリングです。

ギフトにも最適。先日海外の知人と誕生日プレゼントに贈ったところ、大変喜ばれましたよ。

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手軽に楽しめるスパークリング日本酒おすすめ4選

一ノ蔵 発泡清酒 すず音

宮城県の一ノ蔵が造る、スパークリング日本酒ブームの火付け役と言っても過言ではない銘柄です。アルコール度数は約5度と低めで、まるでリンゴジュースのようなやわらかい甘酸っぱさが楽しめます。瓶内二次発酵。

「すず音」「花めくすず音」「Wabi」などシリーズ展開も豊富なので、飲み比べセットで3種類を試してみるのもおすすめです。日本酒を飲んだことがない方への最初の1杯にぴったりですよ。

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松竹梅白壁蔵 澪(みお)スパークリング

スーパーやコンビニでもよく見かける、もっとも手に取りやすいスパークリング日本酒のひとつです。マスカットのようなフルーティーな香りにやさしい甘み、アルコール5度という飲みやすさ。パリのレストランでもシャンパン代わりに受け入れられているという話には驚かされます。

300mlの小瓶から750mlまでサイズが選べるので、一人飲みからホームパーティーまで対応できるのも嬉しいポイント。「スパークリング日本酒って何?」という方が最初に出会う入門酒として、安定の1本です。

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新政 No.6 S-type(エスタイプ)

秋田県の新政酒造が造るNo.6シリーズのスパークリングタイプです。6号酵母発祥蔵としてのプライドが詰まったこの銘柄は、クリアな酸味と軽やかな発泡感が特徴。甘口のスパークリング日本酒が苦手な方でも、このキレのある味わいならきっと気に入るはず。

人気が非常に高く入手しづらい銘柄ですが、見かけたら迷わず手に取っていただきたいワイン好きの心にも刺さる1本です。

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風の森 ALPHA 1 次章への扉

奈良県・油長酒造の「風の森」は、開栓時のプシュッとした微発泡感が最大の持ち味です。無濾過・無加水の生酒で、マスカットのような甘い香りの奥に柑橘系のニュアンスが潜んでいます。

ALPHAシリーズは「日本酒の新たな可能性を模索する」というコンセプトのもと造られており、従来のスパークリング日本酒の枠に収まらない革新的な味わいが楽しめます。アルコール度数14度と飲みごたえもしっかり。じめじめした梅雨の夜にキリッと冷やして飲むと、ふっと気分が晴れますよ。

SAKE DIPLOMAの勉強中、クラスメートとの持ち寄り会で新鮮な感動を覚えた一本。

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スパークリング日本酒に合う料理・おつまみ

スパークリング日本酒のペアリングは、泡が油脂をリセットしてくれるという性質を活かすのがコツです。

甘口タイプ(澪・すず音など)には、フルーツタルトやレアチーズケーキなどのスイーツ系がよく合います。甘さと甘さが喧嘩しそうに思えますが、泡のおかげで口の中がリフレッシュされるので不思議と重くなりません。

辛口〜中口タイプ(水芭蕉Pure・南部美人あわさけなど)は、生ハムやスモークサーモン、天ぷらの塩添え、白身魚の刺身といった素材を活かしたシンプルな料理と抜群の相性を見せます。

そしてすべてのタイプに万能に使えるのが、枝豆、チーズ、ナッツ類。特にクリームチーズにハチミツを少し垂らしたものは、どんなスパークリング日本酒にも寄り添ってくれるので覚えておいて損はないですよ。


まとめ

スパークリング日本酒は、製法(瓶内二次発酵 or 炭酸注入)、甘辛度アルコール度数の3軸で選ぶと自分好みに出会いやすくなります。

本格派を味わいたいなら水芭蕉PureやGrande Cuvée、気軽に楽しみたいなら澪やすず音、日本酒好きを唸らせたいなら南部美人あわさけや新政No.6——こんなふうにシーンや相手に合わせて使い分けられるのが、スパークリング日本酒の面白さだと思います。

まずは1本、冷蔵庫に忍ばせてみてください。グラスに注いだ瞬間の泡の美しさを見たら、きっとリピートしたくなるはずです。

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この記事を書いた人:Tasterr
J.S.A. SAKE DIPLOMA / Wine Expert。全国でお酒のイベントを開催し、これまで7,000人以上にお酒を注いできました。旅を通して、その土地ならではのお酒との出会いやペアリングを楽しんでいます。プロフィール [EN]
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