キャンプに持っていくワインのおつまみ8選|赤・白・泡別ペアリング術
「キャンプにワインは持ってきたけど、おつまみが合わない」。これ、ワイン好きキャンパーのあるあるではないでしょうか。焼肉のタレがかかった肉とデリケートな白ワインを合わせてしまい、お互いの良さを消してしまう。わたしも何度かやらかしました。
ワインとおつまみのペアリングは、難しく考える必要はありません。ワインエキスパートの現場で使われるペアリングの基本は大きく「合わせる」か「対比する」か です。
この記事では、キャンプで簡単に用意できるワインのおつまみを、赤・白・泡それぞれに合うものを8品厳選して紹介します。缶詰やパックでそのまま出せるものから、メスティンで5分の簡単調理まで、現地での手間を最小限に抑えました。
キャンプでのワインペアリング3つの基本

味の濃さを合わせる
ペアリングでもっとも失敗しにくいのが、ワインとおつまみの味の強さを揃える方法です。フルボディの赤ワインにはスパイシーな肉料理、軽やかな白ワインにはシンプルな魚介、という具合です。キャンプでは味付けが濃くなりがちなので、タレや調味料を加える前の段階で一度ワインと合わせてみるのがコツです。
脂×酸で口の中をリフレッシュ
脂の多い料理にはワインの酸味がリセット役を果たします。これは「対比」のペアリングにあたります。例えば、脂ののったサーモンのホイル焼きにキリッとしたソーヴィニヨン・ブランを合わせると、口の中がさっぱりしてまた一口食べたくなる。スパークリングワインの泡にも同じリフレッシュ効果があるので、BBQのような脂っこい食事が多いシーンでは泡を1本持っていくのがおすすめです。
土地を合わせる(テロワールの法則)
産地が同じワインと食材は相性が良い、というのはソムリエ界の定説です。キャンプでこれを再現するなら、山梨のワイナリー近くのキャンプ場では甲州ワインと地元のほうとう風鍋、長野では地元の信州サーモンとシャルドネ、といった組み合わせが考えられます。
赤ワインに合うキャンプおつまみ

缶つまプレミアム 広島県産かき燻製油漬け
ワインのおつまみとして缶つまは鉄板ですが、キャンプで特におすすめなのがこの燻製かきです。燻製の香ばしさとかきの旨味が、ミディアムボディの赤ワイン(ピノ・ノワールやメルロー)の果実味と見事に調和します。缶を開けるだけで完成するので、設営直後の「まず1杯」に最適です。
厚切りベーコンとカマンベールのスキレット焼き
ロッジのスキレットにブロックベーコンとカマンベールチーズを並べ、炭火にかけるだけの簡単レシピです。ベーコンの塩気とスモーキーさ、溶けたカマンベールのクリーミーな味わいは、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーのようなしっかりした赤ワインのベストパートナーです。
カマンベールを丸ごとアルミホイルで包み、炭の横に置いて15分ほど放置する方法も手軽でおすすめです。とろりと溶けたチーズにクラッカーを添えれば、キャンプサイトが一瞬でワインバーに変わります。
おすすめ赤ワイン:コノスル ピノ・ノワール ビシクレタ レゼルバ
キャンプに持っていく赤ワインとして、コノスルのビシクレタ レゼルバはおすすめ。スクリューキャップなのでオープナー不要、750mlで600円〜1,000円程度というコストパフォーマンスの高さも魅力です。ピノ・ノワールの華やかな果実味は、燻製おつまみから軽めの肉料理まで幅広く対応できます。
白ワインに合うキャンプおつまみ

ホタテとレモンのアルミホイル焼き
冷凍のベビーホタテをアルミホイルに並べ、バターひとかけとレモンスライスを載せて炭火で5分。これだけで、白ワインに完璧に合うおつまみが完成します。ホタテのアミノ酸と白ワインの酸味が引き立て合い、レモンが全体を爽やかにまとめてくれます。
冷凍ホタテは保冷剤代わりにもなるので、クーラーボックスの中でワインと一緒に入れておくと一石二鳥です。
クリームチーズの味噌漬け(前日仕込み)
クリームチーズをガーゼで包み、味噌床に一晩漬けるだけ。キャンプ前日に仕込んで持っていけば、現地ではナイフでカットするだけです。味噌の発酵による旨味とクリームチーズのコクが、シャルドネやヴィオニエのようなふくよかな白ワインと驚くほどマッチします。
ワインエキスパートとして補足すると、この組み合わせが合う理由は「発酵×発酵」の親和性にあります。味噌もチーズもワインも発酵食品であり、アミノ酸同士が共鳴して旨味が増幅されるのです。
生ハムとグリル野菜のバーニャカウダ風
パプリカやズッキーニを炭火でグリルし、市販のバーニャカウダソースで食べるだけのシンプルメニュー。生ハムを巻けば塩気とコクが加わり、辛口の白ワインやロゼとの相性が抜群です。
スパークリングワインに合うキャンプおつまみ

炭火焼き鳥(塩)
スパークリングワインと焼き鳥の塩は、フレンチビストロでも定番のペアリングです。キャンプなら炭火のスモーキーさが加わり、さらに奥行きのある組み合わせになります。タレではなく塩を選ぶのがポイントで、泡の繊細な風味を消さないためです。
枝豆の燻製
燻製チップ(さくら材がおすすめ)を使い、茹でた枝豆を10分ほどスモークするだけ。燻製の香ばしさと枝豆の甘味がスパークリングの泡と絡み合う、キャンプならではの贅沢なおつまみです。
おすすめスパークリング:七賢 スパークリング 山ノ霞 720ml
日本酒のスパークリングをキャンプに持っていくなら、七賢の山ノ霞がイチオシです。瓶内二次発酵によるきめ細かい泡と、南アルプスの伏流水で仕込まれたクリアな味わいが特徴。アルコール度数11%と軽めなので、アウトドアでゆっくり飲むのにぴったりです。
まとめ|キャンプのワインおつまみは「合わせる」が基本
ペアリングの基本は「味の濃さを合わせる」「脂×酸で対比する」「土地を合わせる」の3つ。この軸を意識するだけで、キャンプでのワイン体験は格段にレベルアップします。
缶つまのように"開けるだけ"のおつまみと、ホイル焼きのように"5分で完成"するレシピを組み合わせれば、調理の手間を最小限に抑えつつ、ワインとの最高のペアリングが楽しめます。まずは好みのワインを1本と缶つまプレミアムをカバンに入れて、次のキャンプに出かけてみてください。
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この記事を書いた人:Tasterr
J.S.A. SAKE DIPLOMA / Wine Expert。全国でお酒のイベントを開催し、これまで7,000人以上にお酒を注いできました。旅を通して、その土地ならではのお酒との出会いやペアリングを楽しんでいます。プロフィール [EN]
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