キャンプで日本酒に合うおつまみ8選|開けるだけ・5分調理・じっくり鍋まで
キャンプに日本酒を持っていく人が増えていますが、おつまみ選びで悩む方も多いのではないでしょうか。
せっかくの日本酒なのに、BBQの濃い味付けの肉ばかりだと繊細な香りが消えてしまう。かといって、キャンプ場で手の込んだ料理を作るのも面倒。その気持ち、よくわかります。
ここでひとつ、Sake Diplomaとしてお伝えしたいことがあります。日本酒のアミノ酸含有量は、ワインの約3〜5倍。つまり日本酒は「旨味の塊」であり、旨味が豊富な食材との掛け合わせで味が何倍にも膨らむお酒なんです。この特性を知っておくだけで、おつまみ選びの精度がグンと上がります。
この記事では、キャンプで日本酒に合うおつまみを「開けるだけ」「5分調理」「じっくり調理」 の3段階で8品紹介します。缶詰なら開けるだけで出来上がり。せっかくキャンプなら、エイヒレなど具材をさっと炙ってあげると、簡単なのに格別のおつまみになりますよ。
日本酒のタイプ別ペアリングの基本

吟醸系には繊細な味付けを合わせる
吟醸酒や大吟醸のような華やかな香りの日本酒には、塩味ベースのシンプルなおつまみが合います。刺身、白身魚、塩焼きの鶏肉など。香りの強いタレやスパイスは吟醸香を消してしまうので、引き算の味付けがポイントです。
純米系には旨味で重ねる
米の旨味がしっかりした純米酒には、発酵食品や燻製、脂のある食材がベストマッチ。チーズ、味噌、燻製ナッツ、脂ののった魚。旨味×旨味の掛け算で、口の中が幸せになるペアリングです。
スパークリングには軽やかなものを
スパークリング日本酒の泡と酸味には、フレッシュ野菜や軽い塩味のおつまみを。泡が口の中をリフレッシュしてくれるので、ちょっと脂っこいものとの対比ペアリングも楽しめます。
「開けるだけ」で完成するおつまみ
K&K缶つまプレミアム 広島県産かき燻製油漬け
キャンプおつまみの王道「缶つま」シリーズから、日本酒に特におすすめなのが広島かきの燻製油漬けです。燻製の香ばしさとかきの旨味が、純米酒の米の甘味と見事に重なります。缶を開けるだけで完成するうえ、常温保存OKなので荷物の管理も楽。
3種アソートセット(かき燻製・コンビーフユッケ風・厚切りベーコン)なら、味の変化も楽しめます。
チーズの味噌漬け(前日仕込み)
クリームチーズをガーゼに包んで味噌床に一晩漬けるだけ。キャンプ場ではナイフでカットするだけの「開けるだけ」おつまみです。味噌の発酵による旨味とチーズのコクが、純米酒や山廃仕込みの力強い酒と驚くほど合います。
「発酵×発酵」の組み合わせは、アミノ酸同士が共鳴して旨味が増幅される。これはSake Diplomaの勉強で知った理論ですが、実際に試すとその通りで感動します。
「5分調理」で格上げするおつまみ
エイヒレの炙り
乾燥エイヒレを炭火や網の上でさっと炙るだけ。これが日本酒との相性においては反則級のおつまみです。焦げ目がつく手前で引き上げて、マヨネーズと七味を添えれば完成。旨味系の純米酒や燗酒との組み合わせは、居酒屋のそれを軽々と超えます。
キャンプならではの炭火の炙りは、家庭のグリルとは香ばしさの次元が違います。
砂肝とキノコのスキレットアヒージョ
スーパーで200〜300g入りのパックが手に入る砂肝を薄くスライスし、エリンギやしめじと一緒にスキレットへ。オリーブオイル、にんにくスライス、鷹の爪、塩を加えて弱火で10分ほど煮るだけで完成します。砂肝のコリコリとした歯ごたえとにんにくの香ばしさが、日本酒の旨味と抜群に合います。とくに純米酒や旨味系の日本酒には鉄板の組み合わせです。
砂肝に含まれる鉄分由来のミネラル感は、日本酒のアミノ酸と重なることで味わいに奥行きが出ます。オリーブオイルの脂質が口中をコーティングするため、辛口の純米酒のキレがより際立つのもポイント。残ったオイルをバゲットに浸せば最後まで余さず楽しめますし、砂肝は安価で傷みにくいためクーラーボックスでの持ち運びにも向いています。
焼きカマンベールチーズ
カマンベールを丸ごとアルミホイルで包み、炭の横に15分。切り込みを入れてとろりと溶けたチーズにクラッカーをディップ。スパークリング日本酒との相性が抜群です。泡の酸味がチーズの脂をさっぱりと洗い流してくれます。
焼き枝豆の燻製
茹でた枝豆をスモークチップ(さくら材)で10分ほど燻すだけ。燻製の香ばしさと枝豆の甘味が、純米吟醸の華やかさと絶妙にマッチします。
「じっくり調理」で楽しむキャンプ飯
おでん(出汁仕込み)
秋冬キャンプの日本酒のお供として最強なのが、おでんです。出汁の旨味=グルタミン酸は日本酒のアミノ酸と同系統。燗酒との組み合わせは、もう説明不要の黄金ペアリングです。
自宅で出汁と具材を仕込んでジップロックに入れて持っていけば、現地では鍋に移して温めるだけ。メスティンやシェラカップでひとり分のミニおでんを作るのもソロキャンプの楽しみ方です。
鶏もも肉の塩焼き(スキレット)
ロッジのスキレットに鶏もも肉を皮目から焼くだけ。皮がパリパリになったら返して、塩とレモンで仕上げ。シンプルな塩味が吟醸系の日本酒を引き立てます。タレは使わず塩一本で勝負するのが、日本酒に合わせるコツです。
まとめ|日本酒の「旨味力」を知れば、おつまみ選びは自由自在
日本酒はアミノ酸の宝庫。旨味×旨味の掛け算を意識するだけで、缶詰1つでも驚くほど豊かなペアリングが成立します。
まずは缶つまプレミアムとエイヒレを持って、次のキャンプに出かけてみてください。炭火で炙ったエイヒレと日本酒の組み合わせを体験したら、もう後戻りはできません。
関連記事
この記事を書いた人:Tasterr
J.S.A. SAKE DIPLOMA / Wine Expert。全国でお酒のイベントを開催し、これまで7,000人以上にお酒を注いできました。旅を通して、その土地ならではのお酒との出会いやペアリングを楽しんでいます。プロフィール [EN]
日本酒ペアリング一覧 [EN]
ワインペアリング一覧 [EN]
役立つ情報をお届けできるよう、これからもがんばります。この記事が良いと思ったら、ぜひスキやフォローをお願いします。
※プロモーションを含みます。Amazonのアソシエイトとして、当noteは適格販売により収入を得ています。
いいなと思ったら応援しよう!
いつも応援ありがとうございます。取材やイベントなど一次情報を取りに行く活動に宛て、より良い記事制作に反映させていただきます。