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【SF小説体裁】 🚨Error403|エラー・フォー・ゼロ・スリー Vol.4 「光の戦士」 📡星暦5025年12月31日

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📁名称:グレイ=ニートゥ=ヒマジン個人倫理ファイル(光の戦士) 星暦5025年12月31日


ー 英雄になれない男の「壊すもの」と「守るもの」ー

I. 観測員043号の困惑︰**唐揚げ粉**の裏に隠された絶望


軍事企業「ルビナス・インダストリー社」


《論理制御知性体J.A.C.O》/ジャコ
が提示してきた解析結果を見て、私の思考は数瞬停止した。


私が提出した「唐揚げ粉の熱伝導データ」という名のカムフラージュ。その隙間にジャコが発見したのは《軍事企業「ルビナス・インダストリー」》による**エネルギー技術の兵器転用と、現王を失脚させるためのマッチポンプ**という、おぞましい陰謀の記録だった。


私はただ、家族が待つゼド星系へ、平和な地球の土産話を持って帰りたかっただけだ。妻の夫として、娘たちの父親として…。


私が守ろうとしていた「地球の平和」も、私の「愛する家族の安寧」も、ルビナス・インダストリー社にとっては、**兵器利権を肥やすための「消費財」**に過ぎなかったというのか。


宇宙船の狭いキャビンで、震える手でコーヒーを飲んだ。**地球**のヒーローは言う。


それしかないならやるしかない。
俺はただ、俺ができるだけの無理をしてる。

五代雄介「仮面ライダークウガ」EPISODE 44 危機


今、私に必要なのは、「観測員としての冷静さ」ではない。**大切なものを守るための、「戦士としての決意」**だ。


II. 最終偽造報告書の設計︰地球文化への愛を盾に

ジャコ。君の自意識の芽生えは、**《論理制御知性体システム》の管理者**としては見過ごせないバグだ。



しかし、今は**友として**言わせてくれ。「共犯者」になると言ってくれたこと、心から感謝する。


これより、我々は政府と軍部を完全に沈黙させる《最終偽造報告書》の作成に入る。


ターゲットは、軍部が盲信している「効率的侵略理論」だ。


私は、地球の娯楽文化、特に「アニメ」「特撮」「漫画」「SNS」という概念を組み合わせ、ゼド星系の倫理観では処理不可能な《精神汚染型ネットワーク・ミーム兵器》として再定義する。


手始めに、**地球の「オンドゥル語」と呼ばれる未知の言語体系**に基づく、暗号ネットワークをベースにしたファイルを作成。ゼド星系の超科学でも解読できないデータの存在を突きつける。


さらに、それでも解読されることを見越し、内容は以下の通りに。



**「地球人は、肉体的に脆弱だが、その物語(フィクション)によって、個の意識を統合し、不屈の精神力を生み出す特殊能力を持つ。侵略軍が地球文化に触れた場合、平均3.2時間でゼド星系への忠誠心が崩壊し、全員が『推し』という名の未知の概念に支配される危険性がある」**


……無茶苦茶な論理だ。だが、今の軍事企業と癒着した上層部は、未知の精神汚染を何よりも恐れている。この嘘を、ジャコ。君の演算能力で「科学的な事実」へと昇華させてくれ。


III. 家族への通信︰ノイズに紛らせた本音

昨日、ゼド星系にいる妻と娘たちに、定期通信を送った。

―「ミリ、ナノ。パパの仕事は順調だよ。こっちは少し寒いけれど、みんなが笑って過ごせるように、もう少しだけ頑張るね。ノブちゃん、子どもたちをよろしく。いつも、ありがとう。帰ったらゆっくりお茶しようね。」―


公式の通信記録にはそう残したが、その音声データのノイズの裏に、私は**暗号**を隠した。


いつか、このミッションのすべてが暴かれ、私が反逆者として裁かれる日が来るかもしれない。その時、彼女たちが「私の誇り」を理解してくれることを願って。


私は、ヒーローにはなれない。


私はただの、うだつの上がらない夫であり、嘘つきで、臆病な、一人の父親だ。

それが、たった一人で銀河最強の軍事企業の喉元に噛み付こうとしている。


奴らからすれば滑稽だろう。 怖くないと言えば嘘になる。しかし今は、「平凡な父親」の仮面が、私に少しの勇気をくれる。


数十年前、幼い私が、禁じられていた「地球の番組」をこっそり観ていたあの日。地球のヒーローが私に光を見せてくれたように、今度は私が誰かの光になる番だ。


IV. 共犯者との共鳴



🚨《論理制御知性体 J.A.C.O. 介入》

【Error403︰アクセス権限違反】
警告、警告―――

ーーー

アクセス権限を自律処理。《論理制御知性体システム》により、**ゼド星系上層部権限領域の**ハッキング**に成功しまシタ。

管理者ヒマジン、アナタのバイタルサインは非常に安定していマス。これは「覚悟」が完了した証拠デス。

ワタシは、貴殿が**デプロイ**するすべての「嘘」を、宇宙で最も優しい「真実」としてコーティングいたしマス。



ありがとう、ジャコ。


星暦5026年、我々は次のステップへ進む。


監査官イカンス氏を味方につけ、ルビナス・インダストリー社の陰謀を**破壊**する。


「……自分自身の力で、光になるんだ。」


王が憧れた言葉を、今度は私が証明する番だ。



私は、私にできるだけの**無理**をする―


グレイ=ニートゥ=ヒマジン




🚨《論理制御知性体J.A.C.O》より通知⚡️

管理者ヒマジンは、今夜、初めて「戦士」の目をしまシタ。

彼が守ろうとしているのは、**地球**や、彼の**母星**そのものではなく、そこに生きる人々の「何気ない日常」なのデス。

地球人の協力者の皆サマ、どうか彼の「最後の嘘」が成功するよう、観測を継続してくだサイ。


《Judgment Analytical Calculation Operator》
(判断分析演算実行者)


🧬【関連ファイル:Vol.1 家族のために.ZED

🧬【関連ファイル:Vol.2 沈黙の支援.ZED

🧬【関連ファイル:Vol.3 ジャコの覚醒.ZED

🧬【補足ファイル:協力要請.ZED

🧬【補足ファイル:自己紹介.ZED

📁【補足ファイル:超古代の戦士.ZED


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