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【ITリテラシーまんが】捨てたPC、本当に安全?廃棄PCからの情報漏えいに注意

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捨てたPC、本当に安全?

今回は、スポーツ用品メーカーが公表した「個人情報漏えいの可能性」に関するお知らせをもとに、ITリテラシーまんがを作りました。

この件で大事なのは、いわゆる「外部からハッキングされた」という話ではないところです。

原因として説明されているのは、廃棄したPC端末に一部データが残ったまま流通し、その端末を第三者が一時取得した可能性があるという内容です。

つまり、システムへの不正アクセスだけでなく、
PCの処分やデータ管理の不備も情報漏えいにつながる
ということがわかる事案です。


何が起きたか

公表日は、2026年6月16日

発表によると、2026年4月下旬、廃品処理業者を利用して廃棄したPC端末について、特定箇所の破損が不十分だったことが原因で、一部データが残った状態で流通した可能性があるとのことです。

その端末を第三者が一時取得した事案が発覚し、その後、当該PC端末を回収して調査分析が行われました。

対象となる可能性があるのは、
2013年9月〜2016年3月にオンラインショップで購入したお客様の情報です。

対象人数は、最大で4,298名分とされています。


漏えいした可能性がある情報

発表されている範囲では、対象となる可能性がある情報は次のようなものです。

  • 氏名

  • 住所

  • Eメールアドレス

  • 電話番号

  • FAX番号

  • 性別

  • 職業

  • 生年月日

  • 購入品

一方で、クレジットカード情報など、決済に関係する個人情報は含まれていないとされています。

これは安心材料ではあります。

ただし、ここで「カード情報がないなら大丈夫」と考えてしまうのは少し危険です。


どこが危ないのか

氏名、住所、メールアドレス、電話番号、購入品などがそろうと、相手から見て「本物っぽい連絡」を作りやすくなります。

たとえば、次のような連絡が来たらどうでしょうか。

  1. 「以前ご注文いただいた商品の確認です」

  2. 「返金手続きのため、こちらから手続きしてください」

  3. 「配送先住所の確認が必要です」

  4. 「本人確認のため、ログインしてください」

もしメールの中に自分の名前や過去の購入に近い内容が書かれていたら、つい信じてしまう人もいると思います。

これが怖いところです。

情報は、単体では大きな被害につながらなくても、組み合わさることで詐欺やなりすましの材料になることがあります。


今回のポイントは「捨てたあと」

セキュリティというと、ウイルス対策ソフトやパスワード、二段階認証を思い浮かべる人が多いと思います。

もちろん、それらも大切です。

でも今回の件で見えてくるのは、使っている最中だけでなく、処分するときも情報管理が必要ということです。

PCのデータは、画面上で削除しただけでは完全に消えない場合があります。

また、外側を壊しただけでは、ストレージの中にデータが残っていることもあります。

「削除したつもり」
「壊したつもり」
「業者に出したから安心」

この“つもり”が、思わぬリスクになることがあります。


企業でも個人でも関係あります

この話は、企業だけの問題ではありません。

会社で使っていたPC、古い業務用パソコン、退職者が使っていた端末、壊れたまま倉庫に置いてあるPCなどは、企業にとって大きなリスクになります。

一方で、個人でも同じです。

家庭で使っていた古いPCにも、次のような情報が残っているかもしれません。

  • 写真

  • メール

  • 保存したパスワード

  • ネットショップの購入履歴

  • 年賀状や住所録データ

  • 確定申告や請求書のデータ

  • 仕事で使ったファイル

「古いから価値がない」と思っても、中の情報には価値があります。

PC本体よりも、むしろ中のデータのほうが大切な場合もあります。


今日から確認したいこと

利用者側が気をつけること

不審なメールや電話を受けた場合は、すぐに反応しないことが大切です。

確認したいポイントは次の3つです。

  1. メール内のリンクをすぐ押さない

  2. 電話で個人情報をすぐ答えない

  3. 公式サイトや正規の問い合わせ先を自分で確認する

特に「返金」「本人確認」「配送先確認」「アカウント停止」などの言葉が出てきたときは、落ち着いて確認したほうが安全です。


企業側が見直したいこと

企業側では、PCを廃棄する前に次の流れを決めておく必要があります。

  1. 廃棄前に端末リストを作る

  2. 端末内のデータを確認する

  3. 専用ツールでデータ消去する

  4. 必要に応じてストレージを物理破壊する

  5. 消去証明書・破壊証明書を保管する

  6. 業者任せにせず、管理状況を確認する

ここで大事なのは、
「処分した」ではなく「安全に処分したことを確認できる」状態にすることです。

あとから説明できる記録が残っているかどうかは、かなり重要です。


現時点で過度に怖がる話ではない

今回の発表では、現時点で個人情報が漏えいした事実は確認されていないとされています。

そのため、必要以上に不安になるよりも、
正しい情報を確認して、今後の不審な連絡に注意する
という受け止め方がよいと思います。

ただし、今回の件は教訓としてとても大きいです。

情報漏えいは、不正アクセスだけで起きるわけではありません。

PCの廃棄、データ消去、物理破壊、業者管理。
こうした地味な部分こそ、情報管理では見落とされがちです。


まとめ

PCは、使っている間だけ守ればよいものではありません。

処分する直前まで、そして処分したあとも、情報が残っていないかを確認する必要があります。

今回のまんがで一番伝えたいことは、これです。

PCは捨てる直前まで情報資産。

古いPC、壊れたPC、使っていないPC。
その中に大切な情報が残っていないか、今一度確認してみてください。


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あわせて読むと、今回の「廃棄PCからの情報漏えいリスク」がよりイメージしやすいと思います。

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