【山の心得】~フッ軽編~
こんにちは!!ミズです!!!
久しぶりに灯油を買いました。いやぁ・・・高い。
調べてみると、10年前は18リットル1,000円ほどだったのに、いまや2,000円を超える時代です。(余談ですが、この“18リットル”という単位は、昔の「一斗缶(いっとかん)」の名残。昭和の頃から続く容量規格で、灯油ポリタンクもその流れを引き継いでいます。)
さて、なぜここまで上がったのか。
要因はシンプルで、世界の原油高+円安+国内コスト上昇の三つが重なっているからです。原油をほぼ輸入に頼る日本では、円の価値が下がるたびに、灯油やガソリン、電気などあらゆるエネルギー価格が連動して上がります。
つまり、「円安円安って騒いでるけど実際どう関係あるの?」と思っている方もいるかもしれませんが、実はこれが大きな根っこです。
一方で、原油とは別に「お米」も倍近く値上がりしています。
こちらは国内の問題で、農家の高齢化、燃料や肥料の高騰、そして異常気象。これらが重なり、生産コストが跳ね上がっているのです。
国際要因の灯油、国内要因の米・・・どちらも違う理由で値上がりしているのに、共通しているのは「もう日本は物価が上がらない国ではない」という現実です。失われた30年はもう終わりました・・・。
だからこそ、発想の転換が必要です。
「下がるのを待つ」ではなく、「上がる前に買っておく」。
値段が戻る時代はもう来ない可能性が高いです。
これからの日本では、“早く動く人ほど得をする”というルールに変わっていく。そんな時代の入り口に、僕らは今立っているのだと思います。
これこそ、まさにインフレマインドです。
「必要なものは、早めに買う。」
迷っているうちに、値段はどんどん上がっていく。
一言で言えば・・・「今日より明日の卵のほうが高い」。
そう思えば、行動の早さこそ最大の節約。
備蓄や買いだめも、もう“ケチ”ではなく“戦略”の時代なのかもしれません。
【山の心得≪132≫】〜フッ軽編〜
という事で今回はフッ軽こと、「フットワークの軽さ」に関して記事にします。

寒さが“心”まで重くする季節
冬という季節は、体だけでなく心まで動きを鈍らせますよね。
朝、目覚ましが鳴っても布団から出られない・・・。
「あと5分」とつぶやきながら、その5分が永遠に続くように感じる。
寒さというのは単なる気温の問題ではなく、人の心理まで包み込む“魔力”を持っていると感じます。
山好きな人でも、この時期は腰が重くなるものです。
登山アプリを開いて「今日は行こう」と思っても、外を見た瞬間に気持ちが折れる。雪がちらついていたり、風が強かったり、道が凍っているかもしれない・・・そんな理由を並べては、結局その日を逃してしまう。
寒さは、動かないための理由をもっともらしくしてくれます。
そして、一度その快適さ(布団の中やストーブの前)を知ってしまうと、行動のエネルギーは急速に失われていきます。
「行ったほうがいい」と頭で分かっていても、心がそれを打ち消してしまう。気づけば「今週はやめておこう」が「今年はもう登らなくていいか」に変わっているのです・・・。
思い当たる節はありませんか?
けれど本当のところ、体が重いのではなく“心”が重くなっているのです。
寒さによって筋肉がこわばるように、心もまた動かなくなっていきます。
その重さをほぐすために必要なのは、筋トレでも精神論でもなく、ほんの小さな一歩です。わずかに動くだけで、体の奥から熱が生まれ、気持ちも軽くなります。
フットワークの軽さとは、まさに「最初の一歩を軽くできる力」です。
寒い季節こそ、その力が試される時期と言えるでしょう。
登山は気合いでやるものではなく、“心の温度”で動くものです。
動ける人と動けない人の差は、体力ではなく「心の立ち上がりの速さ」にあります!
あなたはフットワークが軽いですか?重いですか?
フットワークが軽い人とは

フットワークが軽い人とは、思いついた瞬間に体を動かせる人のことです。
それは決して衝動的という意味ではありません。
「考えるより先に、試してみる」という姿勢を自然に持っている人です。
登山で言えば、天気が怪しくても「低山に変えて登ってみよう」と切り替えられる人。仲間が集まらなくても「一人で行ってみよう」と決められる人。
完璧な条件が揃っていなくても、“今できる範囲で動く”という判断ができる人。これが、登山におけるフットワークの軽い人の特徴です。
行動が早い人ほど、準備が完璧ではないことを理解しています。
だからこそ、まずは「やってみる」。足りない部分があれば、その都度補えばいい。反対に、行動できない人は「完璧に準備してから」と思い続け、いつまでも動けません。
また、フットワークの軽い人は時間の感覚も独特です。
彼らにとって“今”は、思考よりも先に存在しています。
考えている間に体が動き出している。だからこそ、チャンスを「考える前に掴む」ことができるのです!
そして、軽さとは「早さ」だけではありません。本質は“柔軟さ”にあります。予定が崩れても「じゃあ別の山にしよう」と切り替えられる。
天候が悪ければ「今日は道具のテスト登山にしよう」と目的を変えることもできる。柔らかく受け流す姿勢が、行動の軽さにつながっています。
フットワークの軽い人は、完璧を求めすぎません。
だからこそ動ける。
動くことで経験が増え、経験がまた次の行動を軽くしていく。
その積み重ねが、登山者としても人としても厚みを生むのです!
フットワークが軽い人が得るもの

行動の軽さは、そのまま「経験の多さ」につながります。
登山においても、動く人ほど“自分の体で理解する機会”が多いものです。
「百聞は一見に如かず」、「百考は一行に如かず」、「案ずるより産むが易し」これらのことわざが語っている通りでなのです。
同じ山でも、風の抜け方、陽の当たり方、足裏の感触は日によって全く違います。それを知っている人と知らない人では、山への理解の深さがまるで異なります。
フットワークの軽い登山者は、“動くこと”を通して判断力を磨いています。
実際に山に入り、天候の変化を肌で感じ、危険を察知し、撤退を判断する。
それは地図上の知識では得られない感覚です。
軽やかに動くというのは、“場数を踏むこと”であり、“感覚を鍛えること”でもあります!
また、行動量が多い人ほど、感情の変化にも敏感です。
「今日は風の音が違うな」「森の匂いが冬らしくなってきたな」・・・。
そうした小さな変化を感じ取れるようになるのも、実際に動いている人だけが得られる感覚です。やはりどんなことにも言えますが、小さな気づきに気づけるのは、近くにいてこそ。山の中にいてこそ。
距離を置けば見えなくなる微妙な変化も、日々向き合っていれば自然と心が察する。人も自然も、近くで向き合ってこそ見えてくるものがあるのです。
さらに、フットワークの軽い人は“人との縁”にも恵まれます。
動く人ほど出会いが増える。
たまたま同じ山で出会った人が次の登山仲間になることもありますし、SNSで登山記録を投稿することで新しいつながりが生まれることもあります。
実際に僕にも、そんな不思議な体験がありました。
一昨年の夏、北海道遠征で利尻岳→羅臼岳→斜里岳→阿寒岳と1週間ほどかけて回ったときのこと。利尻島行きのフェリーで出会った年上の登山者と意気投合し、フェリーで一緒に山の話をしたのですが、なんとその後・・・利尻岳で再会、羅臼岳でも再会、さらに斜里岳でも、阿寒岳でも再会。
お互い予定を共有していたわけでもないのに、行く先々で偶然顔を合わせたのです。あのときは、まるで山に導かれているような感覚でした。
行動の軽さが生むのは、経験と感性、そして人の縁。
どれも机の上では得られない、大きな財産です。だからこそフットワークの軽い人は、いつの間にか「運が良い人」と言われるようになります。
実際には、運を引き寄せているのです。
運とは待つものではなく、取りに行くものなのです!
フットワークが重くなる理由

では、なぜ人は動けなくなるのでしょうか。
理由は大きく分けて三つあります。
「不安」「完璧主義」「言い訳」です。
まずは不安です。
「寒いから危ないかもしれない」「体力が落ちている」「一人で登って大丈夫かな」・・・。こうした不安は、行動前にしか存在しません。
一歩踏み出してしまえば、不安は現実に上書きされて消えていくものです。
動かない限り、不安は頭の中で増幅し続けます!
次に完璧主義です。
天気、装備、体調、予定、すべてが揃わないと行動できない。
しかし、山ではそんな完璧な条件はほとんどありません。
フットワークの軽い人は、「不完全でもやってみる」という勇気を持っています。その姿勢が結果的に経験値を増やし、自信へとつながります!
最後に、言い訳です。
「今日は寒いから」「風邪気味だから」「天気が微妙だから」・・・これらの言葉は一見ネガティブですが、実は“やりたい気持ちがある証拠”でもあります。本当に興味がなければ、言い訳すら出てこない。
だから、自分を責める必要はありません。ただし、言い訳を繰り返していると「行かないのが当たり前」になってしまう。
それが、フットワークを重くしていく一番の原因です・・・。
動けなくなる瞬間は誰にでもあります。
しかし、フットワークの軽い人は「動けない自分を責めない」ことを知っています。代わりに、「次は動けるように準備しておこう」と気持ちを切り替える。その思考の柔らかさが、次の行動のきっかけを生みます。
結局のところ、人を止めているのは寒さでも時間でもなく、自分自身の心です。その心を少しだけほぐせたとき、人は自然と動き出します。
そしてその瞬間から、もう“フットワークの軽い人”になっているのです!
登山者が“軽さ”を保つための思考法

登山者がフットワークの軽さを保つために大切なのは、「行動のハードルを下げる思考」を持つことです。
動けなくなる人の多くは、無意識のうちに行動を“特別なこと”にしてしまっています。登山=丸一日がかり、万全な装備、完璧な天気、という固定観念を持っていると、少しの障害で一気に腰が重くなります・・・。
しかし、軽く動ける人は「登山」をもっと日常に近づけています。
たとえば、「午後だけ低山を歩く」「登山口までドライブして少し散歩する」「神社の裏山を歩いてみる」。どれも立派な登山です。
動くことの目的を“山頂に立つこと”から“自然に触れること”に変えるだけで、心の軽さは大きく変わります。
また、完璧を目指さずに「できる範囲でやる」ことも重要です。
登山者の多くは真面目で慎重ですが、それが時に自分の動きを縛ってしまうことがあります。「今日は疲れているから軽い山にしておこう」「装備が完璧じゃないけど、里山なら大丈夫」そうした柔軟な判断が、結果的に“行動の継続”を生みます。
近所の里山にいくのも立派な登山なのですよ!
そして、軽さを保つ最大のコツは「考えすぎない」ことです。本当にこれが大事!一言で言うと、
「アホになれ!」
考えれば考えるほど、行動の理由よりも“行かない理由”の方が多く見つかります。思考よりも先に足を動かす。それが、冬の登山者に必要な最初の一歩です。「なんくるないさ~。(なんとかなるさ)」の考えを持つこともフットワークが軽くなる要因であることは間違いありません。
小さな行動を積み重ねる

フットワークの軽さは、習慣の積み重ねによって身につきます。
一度や二度の意気込みでは続かない。大切なのは、「小さく動き続けること」です。
登山においても同じです。標高や距離にこだわらず、短時間でも山に入る習慣を持つことで、自然と“動くこと”が当たり前になります。
たとえば、20分だけ歩く、近所の丘を登る、休日にハイキングコースを下見してみる・・・。それだけでも立派な行動の積み重ねです。
人は、動くほどに行動への抵抗が減っていきます。
逆に、動かない期間が長くなると、どんどん動けなくなります。
“体を動かすリズム”が心のリズムを整えるのです。
何度も言いますが、「とにかく動き始めてみる。」という事です。
また、登山の準備そのものを“ハードルの低い行動”にする工夫も効果的です。たとえば、バックパックを常に半分ほどスタンバイ状態にしておく。
靴やレインウェアを玄関に出しておく。
登山アプリで「行きたい山リスト」を作っておく。
そうした小さな準備が、“考える前に動ける状態”を作り出します。
そして、登山に限らず「小さく動く」ことの延長にしか大きな行動はありません。体力や気力は、使うほどに鍛えられていきます。
たとえ今日が5分のウォーキングでも、その積み重ねがやがて冬の山を歩ける自分を作るのです!
フットワークが軽い人は、人との縁にも恵まれる

先ほど触れましたが、改めて記載します。
行動の軽い人は、自然と人との縁にも恵まれます。
それは登山という行為が“出会いの多い活動”だからです。
たとえば、同じ山の登山口でたまたま挨拶を交わした人。
山頂で一緒におにぎりを食べた人。それがきっかけで次の山を共に登るようになることもあります。フェリーの中でたまたま出会った人が1週間、全く別の場所で過ごすのに、山へ行くと毎回バッタリ。なんて僕の体験もあります。登山は一人で完結できる活動ですが、動く人ほど誰かとつながっていきます。
フットワークが軽い人は、その出会いを逃しません。
相手が話しかけてきたら笑顔で返す。山で困っている人がいれば声をかける。そんな“ちょっとした行動”を自然にできる人です。
また、行動が早い人はSNSでも発信力を持ちやすくなります。
登山の記録や写真を投稿することで、全国の登山者とつながりが生まれる。
その中で得た情報が、次の登山のきっかけになることもあります。
フットワークの軽い人は、出会いを「偶然」ではなく「必然」に変えていきます。それは単に運がいいからではありません。
動くからこそ、人と出会い、チャンスを掴む確率が増えていくのです。
人との縁は、登山の楽しみを何倍にも広げます。
誰かと登ることで見える景色もあれば、一人で歩くことで感じる自由もある。どちらも「行動した人」にしか訪れないご褒美です!
未だ見ぬ何かに会いに!是非山に行きましょう!
冬こそ「軽さ」を取り戻すチャンス

寒くなって動けない時期こそ、“フットワークのリセット期間”です。
人は季節の変化とともに行動のリズムも変わりますが、冬は特にその影響が大きい。だからこそ、冬に「動く習慣」を取り戻すことができれば、春以降の行動は驚くほど軽くなります。
冬山登山はもちろん、近くの低山でも構いません。
雪がなくても、空気が澄み、木々が静かに立つ冬の山には、他の季節にはない魅力があります。
登るたびに「寒いのに来てよかった!!」と思える瞬間があるはずです。
また、寒い時期は“計画の季節”でもあります。
地図を広げて来年登りたい山をリストアップする。
装備を点検して、不要なものを整理する。こうした準備も、心のフットワークを軽くする一部です。
少し話がそれますが、僕は畑もやっています。
冬は作物がなかなか育たない代わりに、来期のための準備期間になります。
土を耕し、栄養を整え、次の実りを待つ・・・。
山も同じように、装備を整え、心を整えて、次の登山に備える時間がある。
静かな冬の間に“育てる”のは、作物だけでなく、自分自身なのかもしれません。
さらに、冬は「理由なく動く練習」に最適です。
春や秋は天気がよく、モチベーションに頼って動けますが、冬はそうはいきません。「行きたい」ではなく「行く」という選択を自分の意志で下す必要があります。その感覚を身につけることこそ、登山者にとって最大の成長です。
結局のところ、フットワークの軽さとは“気持ちの温度”です。
寒い季節にその温度を保てる人こそ、本当に山を楽しめる人だと思います。
冬の静けさの中で、自分の中の“動く力”をもう一度取り戻す
その一歩こそが、春の山への最高の助走になるのです!
さて!山に行く準備を始めましょう!!!
という事で今回の【山の心得】は
「フットワークの軽い人、そのなり方は!?」
と言う事に関して記事に致しました。
今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!
また次回もご拝読頂けると幸いです。!
宜しければスキ頂けると大変励みになりますのでよろしくお願いいたします!
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前回の記事はこちらになります!
【山の心得≪131≫】~バーナー入門編~
是非読んでみてください!
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