【山の心得】~バーナー入門編~
こんにちは!ミズです!!!
ただいま3連休の中日ですね。山に出かけている方も多いのではないでしょうか。僕はというと、先日チェンソーで木を切っていたところ、切り終わった木が跳ね返ってきて右目に直撃・・・。しばらく安静が必要になってしまいました。
とはいえ、じっとしていられない性格なので、11月からは新しいことを始めます。・・・「英語学習の再開」です。
実は今年の4月末までフィリピン・セブ島に短期留学しており、その後は2~3か月間のバックパッカー旅へ。帰国後は山の遠征を続けていて、3週間ほど前にようやく落ち着いたところです。
今年は家にいる時間がほとんどなく、「移」や「動」という字がまさに今年を象徴している気がします。「外」とか「国」かも?
留学先の英語学校では、何人かの先生と今もつながっています。
フィリピン人はまじめでありながら、とにかく陽気。踊ったり歌ったりと常に明るく、恥ずかしがる様子がまったくありません。一緒にいるだけでこちらまで楽しくなるような人たちです。
ちなみにフィリピンでは英語が第2言語で、大学では授業がすべて英語という学校も多いそうです。
つまり、誰にでも英語が通じる国。物価も人件費も日本よりかなり安く、コスパ良く英語を学べる環境です。
(余談ですが、先生に見せてもらった給料明細では、2週間の給与が約8,000ペソ=約2万円。月だと4万円ほどとのことでした。)
もし「フィリピン人講師から手軽に英語を学びたい!」という方がいれば、ぜひお気軽に声をかけてください。
僕の知っている先生を紹介します。1レッスン50分で、日本の最低時給程度。かなりお得なマンツーマン英語レッスンです。
ちなみに、先生たちは日本語をまったく話せません。授業の中で、面白がって日本語を教えたりする生徒がいるので、たまにちょっと話せる人は居ますが・・・。例外です。
最初からすべて英語でのやり取りになりますが、みんな初心者慣れしていて丁寧なので全く問題ありません。
むしろ、日本語が通じないからこそ「必死に伝えようとする」その時間が、いちばん成長につながります。
英語力を伸ばしたい人ほど、この環境は本当におすすめです。
「とりあえず話を聞いてみたい」という方でも大歓迎です。
気軽にインスタからDMしてください!
コメントでもOKです!
【山の心得≪131≫】~バーナー入門編~
ということで今回は山で使うバーナーに関して記事にしたいと思います。

バーナーの魅力!
やまで使うバーナーって、実は「必須装備」なのかもしれない・・・。
山の上で湯を沸かす。それだけの行為が、どうしてこんなに心を満たすのだろう。標高を上げるごとに気温が下がり、体が冷え切ったとき、熱いスープやコーヒーを手にした瞬間、全身がふっと緩む。
登山の疲れや孤独感すら、一瞬で和らいでしまうのです。
その小さな幸福を支えてくれるのが「バーナー」という道具。
登山者にとってバーナーは、“あってもなくてもいい便利グッズ”ではなく、命を支える可能性のある装備です。
たとえば、悪天候で足止めを食らったとき。
冷え込みが強まり、体温が下がり始めたとき。
お湯を作って温かい飲み物をとるだけで、体の芯が蘇る。
それは、サバイバルと快適の境目にある行為です。
登山で語られる“火”というのは、単なる熱源ではありません。
山に生きるための知恵であり、心を支えるモノでもあるのです。
だからこそ、登山者にとってのバーナーは、コンパクトでありながら、文明の象徴そのものなのです!
火を扱えるのは未だ人間だけですからね・・・。
バーナーという道具の本当の意味・・・。

登山におけるバーナーとは、ただのガスストーブではありません。
それは“山に持ち込める小さなキッチン”であり、“安心を可視化した道具”でもあります。
バーナーの構造は単純です。ガスなどを燃料とし、点火装置で火を起こす。
しかしその裏には、過酷な環境での安定燃焼という、極めて繊細な技術があります。標高2000mを超えると気圧は下がりますが、火力が落ちる主な原因は低温によるガスの気化不良です。外気温が下がると缶の内部温度も低下し、液化ガスが蒸発しにくくなるため、結果的に圧力が下がって火力が弱まります。それでも確実に火を起こせるよう、登山用バーナーは設計されています。
つまり登山用バーナーとは、「自然の中でも人間らしい生活を維持するための道具」。お湯を沸かす、料理を作る、それだけでなく、“人間の暮らしを山頂に持ち込む”という意味を持っているのです!
そして、山で温かいものを作る行為は「精神の回復装置」でもあります。
山頂で手のひらに伝わるクッカーの温もりは、文明のぬくもり。
それは都市の便利さとはまったく違う、“生きている実感”をもたらしてくれるのです。山で暖かいものを飲むと信じられない位安心するのはここから来ています。
知っておきたい「正しい使い方」

登山でのバーナー使用は、ただ火をつけて終わりではありません。
むしろ“どこで”、“どう置いて”、“どんな状況で使うか”が、最も大事です。
まずは場所選びです。風を遮る岩陰や、平らな地面を探します。
少しの傾斜でも、クッカーが滑り落ちることがあります。
特に稜線上では風が強いため、風防(ウィンドスクリーン)を使うか、自分の体で風を防ぎながら調理します。
OD缶などを地面に安定設置出来る足なども販売しているので検討してみては如何でしょうか。
次に燃料缶の接続。
ガス缶をバーナーに取り付ける前に、ゴムパッキンを確認。
劣化しているとガス漏れの原因になります。
取り付けたら、一度バルブを軽く開け、異音やガス臭がしないかチェックします。
点火は、体を少し引いてから。
顔を近づけたまま火をつけるのは危険です。
点火後は炎が安定するまで数秒待ち、安定したら火力を調整します。
そして、使い終わった後の「冷却」も忘れずに。
使用直後のガス缶は高温になっているため、すぐに収納すると熱で変形する可能性があります。完全に冷めてからザックにしまうのが鉄則です。
忘れていて持ち上げて「あつっ!!!」と何度なった事か・・・。
この一連の動作を身につけると、“山で火を扱うこと”が怖くなくなります。
むしろ、自分の手で火を生み出すことが快感に変わる。
それが、登山という行為の中で人間が原始に帰る瞬間なのです!
便利だけど、危険でもある「三つの落とし穴」!?

バーナーは登山を快適にする最高の道具ですが、同時に“最もトラブルの多い道具”でもあります。火を使う以上、少しの油断が命取りになることを忘れてはいけません。
まず一つ目は風による炎の流れ。強風時、炎が横に流れてしまい、手や服、テントの素材に触れて溶かす事故が多発しています。
特にナイロン素材のパンツやグローブは一瞬で焦げます。
対策は簡単で、風防を使う、または岩陰を選ぶこと。
「風のない場所で火を使う」・・・それが何よりの安全策です。
実際、山火事もまさにこの原理です。風が強いと酸素がどんどん供給され、炎が勢いを増して一気に燃え広がる。
キャンプ場でも、風の強い日に焚き火をしていて隣のテントへ火の粉が飛び、トラブルになったという話は少なくありません。
火と風の関係を甘く見ないこと。これが、山で火を扱ううえでの第一の心得です。
二つ目は低温下での火力低下。ガス缶は気温が低いと気化しにくくなり、火が弱くなります。標高が高い山や冬山では、寒冷地用の“パワーガス”を使用するか、液体燃料式バーナー(ホワイトガソリンタイプ)を選ぶ必要があります。冬季登山などで間違って通常の夏用ガスを持っていくと、火がつかず命に関わることもあります。例えば、プリムスが出しているガスなどでは缶に記載されている字の色などでノーマルとハイパワーを見分ける事が出来ます。これからのシーズン必須になってきますね。
三つ目は火災リスクです。草の上やテント内で使用した結果、火が燃え広がる事例は少なくありません。どんなに寒くても、テントの中で火を使うのは絶対に避けるべきです。また、ガス缶を直射日光にさらすのも危険。内部圧が上昇し、破裂する可能性もあります。もちろん、推奨するわけではありませんが・・・どうしてもテントの内部で使用する場合は、テントの前室など空気の循環が確保できる場所に限定すべきです。換気を確保し、火のそばに可燃物を置かない。それが最低限の安全ラインです。
確かに、出来たてのラーメンの湯気でテント内がじんわり温まる瞬間には、なんとも言えないぬくもりがあります。
しかし、その心地よさの裏には、一歩間違えば火災につながるリスクが潜んでいることを忘れてはいけません。
登山の道具は、便利なほど危険を内包しています。
だからこそ、バーナーを扱う際は「道具の扱い方を理解している登山者」にならなければなりません!
火を支配できる者だけが、山で“安心を得る資格”を持つのです!
登山者の個性が出る??“バーナータイプ別”

ひと口に「登山用バーナー」と言っても、その姿は実に多彩です。
どんな山に登るか、どんな季節に使うか、どんなスタイルで山を楽しむか・・・そのすべてで最適解が変わります。
つまりバーナーは、登山者の“山との向き合い方”を映す鏡でもあるのです。

まず最もポピュラーなのが OD缶タイプ。
ODとは「OutDoor」の略で、専用のガス缶を接続して使うモデルです。
軽量・高火力・安定燃焼を兼ね備え、標高3000m級の高山でもしっかり火を維持できます。プリムス、EPIgas、SOTOなどのブランドが定番で、登山者のほとんどがこの形式を愛用しています。
OD缶は寒冷地でも安定して気化し、炎がぶれにくいため「信頼性で選ぶならこれ一択」と言われるほど。僕もプリムスのウルトラバーナーを愛用しています。買って何年経つのか分かりませんが・・・。タフに使えてコンパクトで非常に便利です。
ただ・・・湯沸かし速度だけで言えば、JETBOIL(ジェットボイル)の右に出るバーナーは存在しないかもしれません。
ジェットボイルの魅力は、なんといってもその圧倒的な熱効率とスピードにあります。独自のヒートエクスチェンジャー構造によって熱が逃げにくく、一般的なバーナーのおよそ半分の時間でお湯が沸くのです。
さらに風に強く、燃料の消費量も少ないため、高所や悪天候でも安定した火力を維持できます。クッカーとバーナーが一体化しているため設置が簡単で、転倒のリスクも少なく、初心者でも安心して扱える構造です。
効率・安全性・携行性のすべてを兼ね備えたジェットボイルは、まさに「山で最も実用的な火器」と言っても過言ではありません。
ただし、当然デメリットもあります。
ジェットボイルはその構造上、直火調理がほぼできません。
火口がクッカーの底に密着し、熱を外に逃がさない設計のため、フライパンや鉄板を載せると過熱しすぎて危険なのです。
つまり、ラーメンやコーヒー、フリーズドライ食品の調理には最高の相棒ですが、焼く・炒める・炙るといった調理にはまったく不向き。言い換えれば、「お湯を最速で沸かすこと」に特化した完成形バーナー。
それがジェットボイルの立ち位置だと思います。

次に CB缶タイプ。
家庭用のカセットボンベを使うため燃料が安く、コンビニでも入手しやすいのが特徴です。ただし、寒冷地や標高の高い場所では火力が弱まりやすく、主に夏場や低山での利用に適しています。週末ハイカーやソロキャンパーなど、気軽に山を楽しみたい層に人気のタイプです。
また、高さが出にくいのも魅力のひとつ。
OD缶は缶を立てて上にバーナーを取り付けるのが一般的ですが、CB缶は寝かせて使う構造のものが多く、コンロの位置が低く安定します。
このため、屋外での簡易調理や車外での使用時にも扱いやすく、安全性が高いというメリットがあります。ただし、密閉された車内での使用は注意。
コンロの位置が低いので車中泊などで屋根から距離を保てて凄く使いやすいのですが・・・換気が不十分だと一酸化炭素中毒や引火の危険があるため、使用する際は必ずドアや窓を開けて、外気が流れる環境を確保することが重要です。僕もキャンプや車中泊の時にはSOTOのCB缶タイプを使っています。なんせ・・・ガス缶が安いのも大きなメリット!

そして忘れてはならないのが 液体燃料タイプ。
ホワイトガソリンや自動車用レギュラーガソリンを使うバーナーで、低温下でも圧倒的な火力を誇ります。マイナス20度でも問題なく燃焼できるため、冬季登山や雪山縦走では必需品。ただしポンピングやプレヒート(予熱)が必要で、扱いには慣れが要ります。一度火が安定すれば非常に強力で、まさに“山の職人道具”。「炎を操る感覚」が味わえるのもこのタイプならではです。
つまり、登山用バーナーには “軽さを取るか、信頼性を取るか、快適さを取るか” という選択が存在します!
どれが正解ということではなく、どんな山で何を求めるかで答えが変わる。
それこそが、バーナー選びの面白さなのです!
「標高と気温」変わるバーナーの性能

さんざん記載してきましたが・・・意外と忘れてしまうのが、「バーナーの性能は標高や気温に大きく左右される。」という事。これは登山者が実は見落としがちなポイントのひとつです。
山頂で「火が弱い」「全然沸かない」「缶が冷たくてガスが出ない」それ、バーナーが悪いのではなく気圧と温度の影響が原因です。
僕も昔はよく冬季にノーマルガスを持って行ってトラブってました・・・。
標高が上がると気圧は低下しますが、火力が落ちる主な原因は「気圧」よりも「温度」にあります。外気が冷えるとガス缶も冷え、液化ガスが気化しにくくなります。これにより内部の蒸気圧が下がり、ガスの流れが弱まって炎が小さくなるのです。気温が氷点下に近づくほどこの傾向は強まり、沸騰まで倍以上の時間がかかることもあります。
これを補うために登山者がとる工夫はいくつかあります。
ひとつは、缶を軽く温めること。手で包む程度の温もりで十分です。今は冬季用にカバー等も販売されています。

熱湯で温めるのはNG。缶の内圧が急上昇し、爆発の危険があります。
もうひとつは、バーナー選びそのものを変えること。
前述しましたが、寒冷地では「冬用ガス」または液体燃料タイプを選ぶ。
冬用ガスはイソブタンやプロパンの比率を高くし、低温でも気化を保てるよう設計されています。
また、クッカーの素材も燃焼効率に関わります。
チタンは軽いが熱伝導が悪く、アルミは重い代わりにすぐ温まる。
つまり、軽量装備を追求するほど、火力ロスも大きくなるというジレンマがあるのです。
そして、実はこれが最も重要なポイントかもしれません。
それは、「ライターを持つこと」。
喫煙しない人ほど忘れがちですが、バーナーとライターはセットと考えるべきです。なぜなら、登山用バーナーの多くには「圧電式(ピエゾ式)点火装置」が付いており、カチカチと押すことで内部のスパーク(火花)を飛ばして点火する仕組みになっています。しかしこの点火装置、使用や経年で火花が弱まる・出なくなることが本当に多い。というより、長く使っている人ほど「そのうち点かなくなるのが当たり前」と感じているはずです。
湿気や汚れ、落下の衝撃でも簡単に故障します。だからこそ、ライターは必ず持ち歩くこと。特に信頼性の高い「BICライター」は、寒冷地でも着火性がよく、登山者の間でも定番です。点火装置は“便利機能”にすぎません。
本当に火を起こしたいなら、ライターこそが命綱です。
登山では“火”もまた自然条件の影響下にある。
どんなに優れたバーナーでも、自然法則には逆らえません。
その現実を知って初めて、登山者は「道具を使いこなす側」に立てるのです!
バーナーのもう一つの顔

バーナーと聞くと“山での調理道具”というイメージが強いですが、
実はその枠を超えた使い方がたくさんあります。
まず代表的なのが防災用途。
停電や断水時、自宅のコンロが使えなくなっても、バーナーさえあれば調理や湯沸かしが可能です。特にOD缶タイプは安定していて、災害時にも心強い。実際に地震や台風の際、登山者が持っていたバーナーが命を救った事例も少なくありません。
また、車中泊でもバーナーは重宝します。冬の夜に湯たんぽ用のお湯を作る、カップスープを飲む、朝にコーヒーを淹れる・・・それだけで「移動生活」がぐっと快適になる。車内での使用は換気が必要ですが、少し外に出して調理すれば安全に使えます。
さらに、釣り・キャンプ・ツーリングなどアウトドア全般で活躍します。
寒い港でコーヒーを飲む釣り人。山道でラーメンをすするライダー。
彼らが持っている銀色の小さな火器は、登山バーナーそのものです。
そして極めつけは旅先の自由・・・。たとえば長旅の途中、現地の食材を買ってその場で調理する。バーナーがあるだけで、旅の風景が「生活」に変わるのです。
山で学んだ“火の扱い”は、街でも、災害時でも、旅の途中でも使えるスキル。バーナーは、登山者の外に出たあとも「生きる知恵」として息づく道具なのです!
まとめると
登山でバーナーを使う目的は、お湯を沸かす・食事を作るといった単なる行為にとどまりません。自然の中で自ら火を扱うことは、寒さをしのぎ、食事を整え、安心を得るための重要なスキルです。つまりバーナーは、登山における「安全」と「快適さ」を支える必携の道具と言えます。
バーナーには主に3つのタイプがあります。OD缶タイプは軽量で高火力、寒冷地でも安定して燃えるため登山用途の主流です。CB缶タイプは家庭用カセットボンベが使えるため燃料が安く、入手も容易。低山ハイクや日帰り登山に適しています。液体燃料タイプは極寒地や高所での信頼性が高く、冬山登山では頼れる存在です。
選ぶ際は、山の季節・標高・目的を基準に考えるのがポイントです。
また、風の影響を避ける工夫や、ライターの携帯、燃料の保管方法など、安全面にも配慮が欠かせません。
登山中にお湯を沸かす時間は、ただの休憩ではなく、体力を回復し、心を整える大切なひとときです。
その一杯のコーヒーを支える“火”こそが、登山をより豊かにしてくれるのです。
という事で今回の【山の心得】は
「バーナーに関して深堀してみる!」
と言う事に関して記事に致しました。
今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!
また次回もご拝読頂けると幸いです。!
宜しければスキ頂けると大変励みになりますのでよろしくお願いいたします!
YAMAP定期更新しております。是非ご覧ください!
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前回の記事はこちらになります!
【山の心得≪130≫】~○○と言えば編~
是非読んでみてください!
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