見出し画像

テニス上達メモ510.長嶋茂雄「何も考えずに打っていた」説の真相(副題:付いたコメントが驚くほど参考になった件)


▶理屈ではなく感覚についての深い造詣

「長嶋は“配球を読まずに”3割打った」のウソ…長嶋茂雄“じつは黒柳徹子に明かしていた”本音「何も考えずに打っていた」説の真相

https://number.bunshun.jp/articles/-/866123

配信元『Number』の記事

Yahoo!版
https://news.yahoo.co.jp/articles/964762437db5c7e398cf79ffba2c5d039c926458?page=1

ヤフコメに目を通してみると、多くの人が理屈ではなく感覚についての造詣が深くて、驚きました

引用させてもらうとともに、参考にしたい学びをピックアップしてご紹介します。

▶「頭の中では、文字では追いつかない」

元のコメント
cal*****
10時間前

言葉は万能ではない。頭の中では、文字では追いつかないくらいの多くの情報が処理される。特に一流選手は短時間で膨大な情報を処理する。だからそれを、文字情報として言葉に出すことは、ほぼ出来ない。長嶋さんは、それでも、言葉で自分の考えを表現しようとしたから、誰も理解できない様な発言となってしまう。説明を諦め、誤解を恐れずシンプルに表現すればいいものの、生真面目さがそうさせなかったのだと思う。

言葉の限界を唱えたご意見。

こちらで述べたとおり、音読するときに言葉の意味を考えながら読むと、遅くなるのです。

ところが、感覚を分かりたい、記憶に定着させたいから、言語化に頼るのだけど、すると破綻する。

「意識の割合」のようなものです。

97パーセントを占める潜在意識を、たかが3パーセント足らずの顕在意識で分かろうとするところに、無理があるのです(関連記事「分かろうとすると、できなくなる?」)。

▶「物凄く上達する」

元のコメント
a40********
10時間前

長嶋の指導シーンの動画で擬音語が多く出てくるが、この擬音語をそのまま頭に思い浮かべながら練習すると物凄く上達する。考えてみればスポーツは体の感覚が本質。それを主に言語で伝えようとすることが非効率。確かに言語化するとアカデミックな印象になり、頭がいいように世間には映るだろうがそんなことに大きな意味があるとは思えない。長嶋は言語を通さないで、自分の感覚を相手に伝えることが大事だと自然に理解していたのだと思う。この辺が他の天才と違うところだ。「インパクトがどうとかどうでもいい、ブワッっと巻き込む、身体ごとバアッと巻き込むんだ」というのをやったら、バッティングセンターでホームラン連発になった。

実際に上手くいった体験談としての貴重なご意見

究極』の実践者なら、“頷きまくり”ではないでしょうか?

ただ上達するのではない。

「物凄く上達する」のです。

「確かに言語化するとアカデミックな印象」というのも指摘のとおり。

だから引退した元プロは、現役時代は非言語の感覚でプレーしていたにも関わらず、指導者になると、さもアカデミックな印象を醸したくなる(関連記事「おまけ・※注1について。プロは『グリップ名』など知らない」)。

▶「打つのときに重要なのはタイミングやバランス。形ではない」

返信
fantastic
3時間前

そもそも長嶋は選手に特定の形を教え込むのが嫌いなんだよ。打つのときに重要なのはタイミングや腕や腰の回転などのスイング全体のバランスであって、形ではないと考えていている。だから、重要なのは各自のバランスに合ったスイングをするということであって、プロになるような選手は自分に合ったスイングをすでに身に着けているんだからそれに対して特定の形に押し込めるような指導はしないんだよ。最近よく話題に上がる、ダウンスイングやアッパースイングなんていうスイングの軌道なんて、そんなのは形だけなんだからどうでもいいとさえ言っている。

「打つときに重要なのはタイミングで、形ではない」とするご指摘(関連記事「大発見! テニスでミスする原因は、『たったひとつ』しかなかった!」)。

形とは「フォーム」ですね。

関連してこちらのテニス記事について付言すると、「例えば股関節の使い方など細かい部分で悩んでいる時」に、「海外のコーチに相談しても、クラシックな練習メニューやアドバイスしかもらえないことも多い」のは、股関節の使い方など細かい部分について悩んでも“仕方がない”からですよ(関連記事「おまけ4・自己肯定感が高まる『実用の5文字』by明石家さんま」)。

なのに、特に日本のテニス指導はそういう枝葉にこだわる。

これぞ「アカデミックである!」とでも、言わんばかりに。

▶「身体に任せればそれが自分にとっての最適な動き」

hai********
7時間前

その通りと思います
腰が背骨が肩甲骨がと細かく言語化しても全てを意識して最適な動作をするのは極めて難しい
そしてできたとしても人によって身体の作りが違うから上手くいかない事がよくある
長嶋さんは凝縮して意識すべきポイントを伝えているのであって、逆に言うとほかは身体に任せればそれが自分にとっての最適な動きになる
言語化なんていうのは自分の身体が要領を掴んでから自分で見つけるのが一番為になるし、改良に繋がる
それを細かく指示したら逆に選手を潰してしまう

仰せのとおり、言語化しても全てを意識なんて、できません(関連記事「『では、それらを意識して打ってみましょう!』 …できるはずが、ありません(残念!)」)。

そして「人によって身体の作りが違う」から(ついでに言えば筋力も柔軟性も神経伝達スピードも違うから)、お手本と祀られた連続写真をコピーしてみたとて、同じにはなりません

たとえ同じ形になったとしても、「5」のタイミングで打てるかどうかとは、全然違う話ですよね(関連記事「フェデラーは『5』のタイミングで打つ」)。

「身体に任せればそれが自分にとっての最適な動き」になるのだから、潜在意識にドーンと預けるのが吉

「それを細かく指示したら逆に選手を潰してしまう」という指摘に関するエピソードはこちらです。

▶「スポーツオノマトペはかなり有効な研究対象」

dav********
5時間前

実際にはアカデミックな世界でも擬音による指導はスポーツオノマトペと呼ばれ、運動の指導にかなり有効なのではないかと研究の対象になっているようですよ。
論文もたくさん出ているようです。

論文も出ているのかもしれないし、書籍としてリリースしたのはこちら

「腕を振って足を上げて!」のフォームを矯正する体育授業はいかがなものか?

自由に動きたい盛りの子どもを型にハメて、走る喜びが、スポイルされはしないでしょうか?

スポーツ指導について、学んだことも教わったこともない、大学を出たての担任に、体育の授業を担わせるのは酷だし、ゴールデンエイジの才能を潰しかねません(関連記事「『動楽』と書いて体を育め!」)。

▶「イメージが出来上がっているかどうかで結果は変わる」

yhj********
5時間前

おれもイメージは大切だと思ってる。自分の中にイメージが出来上がっているかどうかで結果は変わってくる。

「イメージは大切」は、『ベースメソッド』の扱う領域です。

結果を変えるのではない。

イメージが改まれば、勝手に「結果は変わってくる」のです(関連記事「『成功しかない』必ず結果が出る方法! 」)。

▶「『それだ!!』って話が大好き(笑)」

お茶珈琲ライター
8時間前

電話での素振り指導(掛布さんだったっけ)で音だけ聞いて「それだ!!」って話が大好き(笑)

私も大好きなエピソード(笑)

この話を聴いただけだと、「やっぱり長嶋さんは天然だから」とイジられがちだけど、実は上達の本質を突いた指導だったのです(関連記事「『人は必ず死ぬ』は本当」)。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero

無料メール相談、お問合せ、ご意見、お悩み等は
こちらまで
tenniszero.note@gmail.com

テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)

いいなと思ったら応援しよう!

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO(テニスゼロ) スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero