サロン楽屋話045:アンミカ、シャラポワ、高嶋さち子、ニーチェに学ぶ「自分も人もハッピー」作戦(連載前編)
過去の別れも、アテのないパリ渡航も、白200色の世界も、すべてつながっている──アンミカ流「さよならサンキュー」。高嶋さち子は発想と演出で魅了。ニーチェも認める「弱さはスーパーパワー」。自分軸+他者リスペクト=生きる力の方程式。備忘録(前編)。
▶アンミカ流:弱さを「さよならサンキュー」に変える
こちらで触れた『1周回って知らない話』。
https://tver.jp/episodes/epuohhl7hp?p=0
大変勉強になりましたので、備忘録を兼ねて書きます。
「過去の人が別れてくれたから、この人と幸せになれた」みたいに捉えるアンミカさん。
だから「さよならサンキュー」なのだと言います。
万事塞翁が馬(関連記事「飛躍するには『沈み込む』」)。
テニスに活かすとすれば、「ミスや負けがあったから、上手く強くなれた」などと置き換えられそうですね。
出来事や物事は、独立しているのではなくて、関わり合って生滅している。
過去に別れた人とも、ぜんぶつながっている「縁」です(関連記事「ぜんぶつながっていく感じがして、とても楽しい」)。
ですからアンミカさんも、今の旦那さんとは、過去に別れた男がいなかったら出会えなかったかもしれない。
人生って、そんなもんでしょう?
▶パリ渡航5万円チャレンジ!恐怖より好奇心
アンミカさんが「5万円だけ」を手に、何のアテもないパリへ渡ったのは、恐怖心より好奇心が勝ったからでしょう(関連記事「人はいつも、『これが最後』と知らずに別れている」)。
マリア・シャラポワのエピソードとピッタリ符号(関連記事「グランドスラムタイトルは、何億出しても買えないから」)。
将来がどうなるかなんて、誰にも分かりません(関連記事「『どうせ無理』は思い込み。量子の世界はもっと『曖昧』だ」)。
唯一分かっているのは、こちらだけなのでしたね。
だから、今やりたいことをやる。
「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることを私は本当にしたいだろうか?」(関連記事「スティーブ・ジョブズが残した2つのメッセージ」)。
▶アンミカの「白200色」理論で世界を味わう
そして「白って200色あんねん」とアンミカさん。
同じ房のイチゴを食べても、1粒ずつ違う味を楽しめます。
エスキモーが、私たちが「白」と表現する色の語彙を数十種類持っているようなものです(関連記事「見える世界が本当に違うように見える N.R.さん」)。
すると、見ている(味わう)世界は同じでも、「見える(味わえる)世界」が、人によりまったく変わるのです。
▶高嶋さちこ式:下手でも勝つ方法
バイオリニスト高嶋さちこさんは、一芸選手権のオーディションとして「ストリングパフォーマンスコンクール」を開催しました。
応募者の演奏スキルは拙くとも、パフォーマンスの魅せ方しだいで人々を楽しませる可能性は無限大。
音楽業界全体のすそ野を広げるためかと思いきや、それは「自分のため」と高嶋さんは言います(関連記事「私が書くのを『やめる』とき」)。
一見すると彼女のストレートなキャラも相まって「わがまま」に聞こえるかもしれません。
「人のために1個もやってない。当たり前じゃないですか」と笑い飛ばします。
けれど、それが「本物の素直」(関連記事「『本物の素直』と『偽物の素直』。テニス上達のためにどちらを選ぶ? 」)。
自分が楽しくないと、人を楽しませることはできないのでしたね。
そして何より自分が楽しむことが、パフォーマンスアップの秘訣でもある(関連記事「アルカラスが示した『楽しませる力』──ジャパンオープンで見えた“もっともっと”広がるテニスの可能性 」)。
▶哲学者ニーチェも認める、弱さはスーパーパワー
うろ覚えではあるけれど、哲学者ニーチェは著書『道徳の系譜』で恐らく、「他人のために、という道徳は、自分のことだけを考える者は劣っている(だから他人のためを思う私たちは優れている)と言いたい弱者による考えだ」といった旨を述べたのだったと思います。
高嶋さんは言います。
「自分のため」「人のために1個もやってない。当たり前じゃないですか」。
さだまさしさんが「自分が楽しんでいるとお客さんも楽しめる」と言った話に通じます(関連記事「アルカラスとさだまさし、偉大な2人の共通点」)。
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