サロン楽屋話086:許すと緩む――「緩す」という集中法(繊細さんのための生き方・連載その3)
鈍感にならなくていい。悩みを消さなくてもいい。許すと緩み、緩むと集中は戻る。繊細さんのための「緩す」という集中法。
▶悩む自分を否定すると、余計に悩む
前回、ドラマ『ビーチボーイズ』の春子(稲森いずみ)の言葉を紹介しました。
「悩みがないのと、悩まないってのは違うんだなぁ……分かる?」
春子が悩まないのは、鈍感だったからなのでしょうか?
いえ、敏感だったからです。
鈍感になったからといって、悩まずにいられるわけではなく、「むしろ悩む」のです。
ですから繊細さんは、鈍感になろうとしなくていいと思います。
▶不安は、感じるからこそ、減っていく
プライドが高い=自己肯定感が低いと、悩んでいる自分をなかなか受け入れられません。
悩みを否定し、なかったことにしようとする。
それは、悩みの「隠蔽」です。
けれど、否定された悩みは、消えません。
むしろ、反発力を強めます。
逆に言えば――
受け入れてやれば、その吸収力にふわっと包まれ、悩みが落ち着く。
心が不安になってくれるから、備えられるのであり、備えたら、逆に不安は減じるようなもの。
不安になってくれないと、もっと困ることになるのです(関連記事「痛みを感じてくれる体。不安を感じてくれる心」)。
その繊細さは、強みです。
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