サロン楽屋話141:止まっているボールが打てない理由と、背景を流す「見方のルール」
テニスで「ボールをよく見ろ」と言われても、速い球には限界がある……そう思っていませんか?
実は「背景の中でボールが動く」という見方のルールが、上達を妨げている。
▶羽鳥アナ、インコに敗れる
昨日に引き続き、テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』のオープニングより。
おなじみ「動物のなぞ行動」第2弾です!
今日の主役はインコ。
飼い主さんがビー玉を左右の手に素早く持ち替えて、「どっちの手に入っているかな!」と試します。
するとインコはちゃんと、ビー玉の入っている手のほうへ、ぴょんと飛び乗る。
動画では、5回連続で5回とも正解したそうです。
飼い主さんが手を動かすスピードを、手加減しているわけでもありません。
その証拠に、画面越しに見ていた羽鳥アナは見破れず、間違えました。
▶動物の動体視力は生存本能
専門家によると、インコは動体視力が優れていて、スローモーションに見えているとのことでした。
猛スピードで飛び交う中でもぶつかったりしないのはその賜物。
コメンテーターの玉川徹氏は、「もともと動物は、動いているものを見るための目だ」と見解を示します。
トンボも、人が動かなければ反応しないけれど、手を動かすと逃げていくのだそうです。
▶「止まっているもの」を打つ難しさ
その真偽はさておき、玉川氏は続けます。
「ゴルフが難しいのは、野球のように動いているボールを打つより、止まっているボールを打つからだ」と。
私もそうだと思います。
止まっているものに対しては、タイミングを測りにくい。
ですから、徒競走が「いきなりドン!」ではずっこけるのです(関連記事「『究極のテニス上達法』」)。
▶「止まっている」と「止まって見える」
しかしこう言うと、「ではボールが止まって見えたら、逆に打てないじゃないか!」と、いぶかる向きもあるでしょう。
「野球の神様を否定するのか?」と(関連記事「NHK『偉人の年収』川上哲治(前編)ボールが止まって見えたのは『打ちにいかない』からだった」)。
しかしそれは杞憂。
なぜなら、ボールが止まっていることと、ボールが止まって見えることは、全然違うからです。
ここまでは「目の性能」の話。
「自分にはインコのような動体視力なんてない……」と落ち込む必要はありません。
テニスには、視力そのものよりも、もっと大事なものがあるのです。
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