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テニス上達メモ496.強いメンタルの秘訣は「余裕」by伊藤あおい


▶その驚きの内容とは!?

人気テニス漫画『BREAK BACK』(ブレークバック)の著者KASA氏(右)が、変幻自在のテニスで人気急上昇中の伊藤あおい選手(左)と対談。その驚きの内容について考察した

テニスの常識が通用しない伊藤あおい、その型破りな魅力をテニス漫画家KASA氏が徹底分析「人生について考えさせらた」<SMASH>

Yahoo!版
https://news.yahoo.co.jp/articles/70c7c55e90c2b4491866cfaba51fd516fcfaf88a?page=1

配信元のTHE DIGEST版
https://thedigestweb.com/tennis/detail/id=93606?open=on

いわく……

1.伊藤選手が自分の技術をうまく言語化できない

2.強いメンタルの秘訣は余裕

3.勝ちたいという気持ちが今この瞬間の勝負にとって邪魔になる
 
細かく読み込んでみます。

▶1.伊藤選手が自分の技術をうまく言語化できない


テニスのプレーに言語は不要です。

それはセルフトークのおしゃべりになるから、視覚聴覚触覚、ときには嗅覚といったトレードオフの相関である感覚を用いて行うテニスのプレーにおいては邪魔になるからです(関連記事「その間、頭の中に言語がなかった!」)。

私たちがテニスでも日常生活でも「失敗する原因」は、余計なおしゃべりなのでしたね。
 
もちろん作戦立案などにおいては、自他に対する意思疎通のために言語を使う場合もあるけれど、こと打ち方、振り方、動き方に関して、言語は伊藤選手に限らず誰にとっても必要ありません

必要ないどころか、邪魔になる。

私たちが歩き方について、「右足を出したら、左手を引くと同時に、右手を出して……」などと意識して言語化するならば、歩行はギクシャクしかねませんよね。
 
単純な歩行動作ですらそうなのですから、複雑なテニスのスイングであれば、言わずもがな。
 
呼吸ですら、吐いて吸ってを意識すると、息苦しくなります(関連記事「『素早く動こう』と意識すると遅くなる」) 。

一般的に行われている常識的なテニス指導では、「それ」を教えているのです。
 

▶2.強いメンタルの秘訣は「余裕」

 
「余裕」「余白」「余力」を積極的に設けるのです。

「テニスも人生の一部」が伊藤選手の哲学と言うならば、生きる上でも強いメンタルの秘訣は「余裕」とは、言い換えられはしないでしょうか?

テニスゼロでは、「頑張ってはいけない」とお伝えしています(関連記事「『頑張ってはいけない』理由」)。

もともと「頑張る」の語源は、「我を張る」。

ネット辞書によると「自分を押し通すこと。競争して自分の利益を優先させること」とあります。

つまり「無我」とは逆のベクトルですから、ゾーン、フローから遠のくのですね(関連記事「無我へのエントリーを妨げるテニス指導」)。

集中と言うと、張り詰めた緊張のイメージかもしれませんけども、一方ではリラックスもしていて、楽しくもある(関連記事「緊張と弛緩の『シーソーゲーム』」)。

その秘訣と伊藤選手が言うのが、「余裕」という意味なのだと思います。

▶3.「勝ちたい」という気持ちが、今この瞬間の勝負にとって邪魔になる

 
勝ちたいと思えば勝てるのだとしたら、ノバク・ジョコビッチにも勝てるし、合格したいと思えば、スタンフォード大学にも入学できるなどと、ややシニカルにこちらでお伝えしました。
 
しかし「考えればそのとおりになる」というわけではないのでしたね。

むしろ試験中の今この瞬間に「合格したいなー」などと考えるならば、複雑な計算式の解答をまたイチからやり直さなければならなくなって、かえって落ちるのです。

やはり、私たちが失敗する原因は「頭の中の余計なおしゃべり(セルフトーク)」。
 
とはいえ「勝ちたいと思うのは当たり前ではないか?」というご質問を、過去にいただいたことがあります。
 
確かに普通はそうなのかもしれませんけれども、当たり前ではない結果を出すには、当たり前ではない「非常識」が役立ちます。
 
お金持ちになりたいと思うから、お金持ちになれないのでした。

そう思う、今この瞬間の「足りないイメージ」が現実化するからです。
 
私たちの意思や希望とは裏腹に「努力逆転の法則」で、意識は逆へ逆へと急展開。

先述した「頑張る」も、(競争して自分の利益を優先させる語源にならえば)近江商人の教え「売り手良し、買い手良し、世間良し」の「三方良し」に背く意味でも、危うい。

「勝つと思うな思えば負けよ」は、本当だったのです!

▶多くの人がやっていることが、本当に自分にとって必要なことなのか?


最後に、聞き手役を担った漫画家KASA(カサ)さんが、インタビュー後に抱いたという感想について。
 
一般的に行われている常識的なテニス指導では、多くの人がフォーム改造、フォーム矯正を、疑いもせずやっています。

「多くの人がやっていることが、本当に自分にとって必要なことなのか?」とKASA(カサ)さん

そして、フローレンス・ナイチンゲールの言葉が畳みかけるのです!

「大多数の意見は、いつだって間違っている」と。
 
KASA(カサ)さんの言うとおり、それが「本当に自分にとって必要なのか」と、テニスや人生について伸び悩んでいるならば、顧みるのも悪くないかもしれません(関連記事「『伊藤あおい選手』が私たちに与えてくれる希望!」。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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