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073.自分で言うのもあれですが見違えるようです(*^^*) T.Uさん

吉田先生
いつもお世話になっております。
この間出場した大会で準優勝(^^)
そして、ミックスの試合でついに優勝することができました!(涙)
ボールの見方を変える訓練をしてから約半年。
自分で言うのもあれですが見違えるようです(*^^*)
ありがとーございます!
 
今回は、身体作りに関する質問です。
フットワークや体幹を鍛えるための良いトレーニングはありませんでしょうか?(^.^)
 
コート上でできるトレーニング
家や庭などコート外で空き時間にできるトレーニングなど
もしあれば教えてください(^^)

※テニスゼロより一言コメント

子どもが徒競走で最速の走りをするには、どうすればいいでしょうか?
 
ゴールテープのマークなどの小さな目標に一点集中することで、それは達成されます。
 
ブレないフォームは意識的に作るのではありません。
 
一点集中により視線が一定に保たれるから、フォームがブレずに安定した走りが現れます。
 
よく、隣のレーンが気になって横を向く子がいますが(笑)、これが結果的に動きを乱し、遅れてしまう原因になります。
 
また、横を向いている子どもには何が起こっているかというと、隣の子どもの走りに気を奪われている集中力の分散です。
 
そのせいで、目標に向かって注げるエネルギーが目減りしているのです。
 
もちろん、ダッシュでは脚力などのフィジカル要素が大きく影響しますが、現時点のフィジカルで最速の走りを可能にするためには、やはり「集中力」が欠かせないのです(関連記事「100メートル走で「最速記録」を出すには」)。
 
 
テニスの場合はどうでしょうか。
 
相手や結果や打ち方などに気を奪われると、集中力が分散してしまいます。
 
逆に「ボール」という目標に集中し続ければ、すべてのエネルギーを注げるため、最速でボールに追いつけます。
 
不思議なもので対象に集中すると、そのために必要な心拍数や呼吸の深さ、瞳孔の大きさ、発汗具合などを身体が自動的に最適化します(関連記事「体は精緻。そのシグナルを役立ててアクションを妨げない」)。
 
ただしテニスのフットワークは速すぎてもよくないわけで、また、細かく動かすことが推奨されるけれど、横着という道徳的な視点を抜きにすれば、捕れるか捕れないかギリギリのようなシチュエーションでは、最後は大股1歩で捕りにいった方がボールに追いつける場合もあります

https://youtu.be/nZ2vK_gF1Q8

ですからテニスのフットワークを良くするのであれば、単独でダッシュしたりラダーしたりするのももちろん悪くないですが、対象(ボール)に集中し続けながら動く練習が有効だと思います。
 
例えば手前の方へドロップしてもらったボールを、ダッシュしてワンバウンド以内にキャッチするなど。
 
パートナーに2球ボールを持ってもらい、1球だけ投げてもらったボールに反応するなど。
 
激しくダッシュすると、ボールに対する目のピントが甘くなりがちですが、動きながらピントをブラさないように集中し続けるトレーニングが効果的です。
 
「走りながら対象にフォーカスし続ける」というのが、テニスでフットワークをよくするポイントと言えます。
 
あとは、ボールを追いかけることを好きになることでしょうか。
 
ラファエル・ナダルは、ボールを追いかけることがめちゃめちゃ好きなんですよ(笑)(関連記事「あなたもナダルの『よっしゃー』になれる」)
 
そのためには、ギリギリ捕れた成功体験を、少しずつ積み重ねることが大切です。
 
全然届かないボールを追いかけ続けても面白くありませんし、好きになれません。
 
少しずつ距離を伸ばしていくといったように、順を追った取り組みが望まれます(関連記事「順調に上達していくポイントは『順序』)。
 
あとは、思い込みで動いてしまう「予測」は、現実に即さない動き方をしてしまうのでよくないですが、「想定」しておくことは大切です(関連記事「『想定範囲外』の対応力は著しく低い」)。
 
例えばダブルス後衛であれば、パートナーの前衛がストレートを抜かれた時、あるいはネット際に落とされるドロップ、前衛なら、やはり逆サイドのネット際に落とされるドロップや、頭上を抜かれる縦ロブなど。

こういったボールは想定しておかないと、なかなか追えません。
 
追いかけないのではなく、追えないのです。
 
自分が追いつけない傾向のボールについて知っておくことは大切だと思います。
 
 
体幹トレーニングについては私は専門家ではないので、下記はご参考までにされてください。
 
腕立て姿勢でヒジを床について持ちこたえるフロントブリッジや、それを仰向けになって行なうバックブリッジなどの静的な体幹トレーニングは、オーソドックスだと思います。
 
一方テニスでは、手足をブンブン振り回しながら姿勢を支える動的な体幹トレーニングも有用と思われます。
 
そのためには、例えば片足スクワットなどはいいかもしれません。
 
脚力を発揮しながら、姿勢を保つための体幹筋が動員されます
 
スイング系なら、例えば竹ぼうきを振りながら、空気抵抗や遠心力に持っていかれないように負荷に耐えるなどでしょうか。
 
ただ、どんなトレーニングもそうですが、いきなり無理して傷めて怪我しないようにご注意ください。
 
あと、トレーニング全般についてのポイントは「不安定性」です。
 
舗装された平地の上を走るよりも、柔らかな砂地の上を走る方が負荷強度が上がりますし足首などの柔軟性も高まり、バランス感覚も自然に培われます。
 
先にご紹介したフロントブリッジも、バランスボールの上に脚を乗せて不安定性を高めれば、身体は無意識にバランスを取ろうとして必要な筋力を動員します。
 
そのような工夫を試行錯誤されてみるのもよいかもしれません。
 
だから、見栄えではなく使える筋肉を装備するには、基本的には安定したマシンよりも、不安定なフリーウェイトで行う方が向いていると思います。
 
もっと向いているのは自然の中で活動することでしょうか。
 
私がご説明するよりも、下記のような動画をご覧いただくなどの方が参考になるかもしれません。

http://www.youtube.com/watch?v=CB_KRHXU1BA#t=16

柔術家、総合格闘家、ブラジリアン柔術九段のヒクソン・グレイシーによるトレーニング。

1分30秒付近に少しだけ映っている、砂地の上で行っているヒップウォークなども、体幹トレーニングとしては有効だと思います。
 
 
それにしても改めまして、
「準優勝」、そして「優勝」、おめでとうございます!
 
わずか半年間で結果を出せたのは、本当にご自身のご実力です。
 
実際、テニスというのは10年間やっても一向に結果が出ないのもザラというスポーツです(関連記事「常識的なテニス指導の上達スピードは「驚異的に遅すぎる」」)。
 
心より祝福申し上げます。

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即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO(テニスゼロ) スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero