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決意は未来だ

自分は自分だからってのはさ
言い訳の そのための 決意じゃなかったろう

SUPER BEAVER 「ひたむき」より

先週の金曜日、思いがけないお客さんがあったー


以前、卒業生と飲みに出かけたお店でばったり会った教え子が寺子屋にお顔を見せてくれた。

近況と思い出話を2時間ほどー

楽しい時間だった。

その前日、

息子さんの中学受験のことで悩む保護者の方と話をした。

そのときに、話題にした教え子の1人だった。

彼の母校は

ー三重県では東大合格者数が一番多いとされる中高一貫の私立の学校だった。

寺子屋に入ってくるその学校の生徒たちは

中学受験で英語の勉強を後回しにしていて、いざ、中学生活を始めてみると、学校の授業の進度についていけずー

中学1年生の終わり、2月か3月に問い合わせをもらい、3月または春休みから入塾する生徒がほとんどで

それでも、

学ぶ姿勢が整っているというか、学び方を知っている生徒が多くて

大概、少し基礎的なことを繰り返して、土台を正すと、すぐに、もはや、私たちの手を離れても良いのではないかという状態になる生徒たちだ。

その点で、「さすがだ」と思わせてもらうことが多いのだけれどー

中でも、彼はとても印象に残っている。

中学1年生の終わりから通塾をし始めたばかりだというのに、中学2年生の1学期の授業で行われた小テストや中間テストの結果を見て、学校の先生に

「何をしたんですか?」

と、聞かれるほど、英語の実力がついてきたと言われたとお母さんから報告があった。

私たちとしては、何も特別なことはしていないー

ただ、何で躓いているのかを確かめるために
最初から確認していっただけだった。

中学3年生になったときには、もう、才能すら感じるほどスイスイと英検2級の問題を解いていた。2級を受けたいという彼の希望で、対策をするために、とりあえず過去問を解いてもらったら、、、、

「もう、今受けても受かってるよ。」

という点数、8割以上正解だったと思う。

そんな彼が、物理について言っていたことを今でも覚えている。

ー僕は、物理がわからないわけではないけれど、物理ができるという人は、問題を見たらすぐ理解できるような人たちで、僕なんて足元にも及ばない、ちょっと世界が違うんですよね。

というような内容の話だった。

おそらく多くの人たちから見たら、彼も「できる人」だ。でも、自分よりできる人をこんなに素直に認められる人は、本当に頭だけではなく、性格も良い子なんだなと思ったのを覚えている。

そんな彼が、医者になることを志したのは高校に入ってからだった。

もう高校生になる前には、彼に、私たちの助けがいるのだろうか、と思うような状態だったけれど

高校2年生で家庭の事情で退塾するまで通ってくれていた。

彼曰く、「大好きだった」のだという。

「合わないっていう人もいるのだろうけれど、僕はここが大好きでした。」

と、先日の訪問中何回か言ってくれていた。

高校3年生の現役での受験では、センター入試の結果を受けて受験した、東海地方では難関と言われる国立の工業大学に合格したけれど、

あきらめきれなかった「医者」への道ー

1年の浪人することを決め、翌年、地元の国立大学の医学部に進学ー

そして、今研修医をしている彼は、来月26歳になるー寺子屋と同い年の、こんな謙虚で優しい青年が医者を志し、実際に医者になっていることが

素直に、というか、心から嬉しいと思う2時間だった。

その彼が、「医者になりたい」と決意したとき、そばにいられたことを誇らしいとも思った。

何度も
心よ叫んで 涙ぬぐってくれ
もう一歩 あと一歩 間に合えって 繰り返す
ひたむきさが 希望をつないでいく
意味はずっと 意志そのもの
いつだって今日が人生のピーク 超えていけ
踏み出す人の 真ん中にある 決意は未来だ

SUPER BEAVER 「ひたむき」より



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