【生活のヒント】スーパーや電車での「困った」を減らす。外出時のパニック対策
「スーパーのレジ横でお菓子を欲しがってひっくり返る」 「電車の中で大きな声を出してしまい、周りの目が気になる」
お子様とのお出かけは楽しい反面、いつパニックが起きるかハラハラしてしまい、つい外出が億劫になってしまうこともありますよね。
今回は、公共の場での「困った」を未然に防ぎ、もし起きてしまった時も冷静に対処するための「3つの準備」をご紹介します。
1. 「お約束」を写真で見せる(事前の予告)
以前「見通し」の大切さ(第55回)をお伝えしましたが、外出先でもこれが非常に有効です。
ポイント: スーパーに行く前に、「今日はこのパンを1個だけ買おうね」と、実物や写真を見せて約束します。
工夫の例: お店に入る直前にもう一度、「1個だけだよ、お約束」と指切りをしたり、手のひらに小さく「1」と書いたりして、視覚的に記憶を残すようにします。
2. 「退屈」を「役割」に変える(共同注意の応用)
電車やレジ待ちは、お子様にとって「刺激が少ない退屈な時間」であり、それが不安や多動に繋がることがあります。
ポイント: 「役割」を与えて、意識をどこに向けるべきか(共同注意)を明確にします。
工夫の例: スーパーなら「赤いリンゴをカゴに入れてくれる?」、電車なら「次の駅の名前を教えてね」など。お子様が「ミッション」を遂行している状態を作ることで、不必要な刺激に意識が向くのを防ぎます。
3. 「避難先」をあらかじめ決めておく
どれだけ準備をしても、パニックが起きてしまうことはあります。その時に一番焦ってしまうのは親御様自身です。
ポイント: 「もし泣き止まなかったら、一度あそこの公園(または車内や多目的トイレ)へ行こう」と、クールダウンできる場所を事前にチェックしておきます。
考え方: パニックになった時は、言葉で説得するよりも、一度刺激の少ない場所へ移動することが最優先です。第31回でお伝えした「カームダウン(落ち着く場所)」の考え方を、外出先でも確保しましょう。
外出は、社会性を育む最高のチャンス
てらぴぁぽけっとの療育の中にも、「ルールを守る」「お友達と合わせる」といった社会性のステップが含まれていますが、その最終的な実践の場は、こうした日常の外出先です。
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは「今日はレジで静かに待てたね!」という小さな成功を、親子で一つずつ積み重ねていきましょう。
外出先での具体的な「困った」があれば、ぜひ教室でスタッフに聞かせてください。一緒にシミュレーションして、次のお出かけを応援します!
この記事は、公共の場でのパニック対策と事前の準備について、三郷駅前教室がご紹介しました。
偏食対策や手洗いの習慣化など、毎日の「困った」を解決するヒントをこちらのマガジンで公開しています。
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