上製本を作りたいですか?【文学フリマ東京42まであと94日】
ごきげんよう、神崎です。
自作の長編小説を本にして文学フリマなどの即売会で頒布している者です。
このシリーズは同人活動一年の神崎が、「文学フリマまであと〇日」というタイトルで創作や本作り、イベント参加に関する記事を書いています。
このシリーズを書き始めた時はあと103日で、次が100日で、もう94?! ちょっと、早いんでないかい? ここのところバタバタしていてあっという間に日にちが減っていく……!
さっ、さあ、本題に入りましょう!
私のnoteで人気の記事は、上製本を作りたいと思っていた2024年秋の私が印刷屋さんを探していた時のものです。この時の私はまだまだ何も知らなくて、とにかく勢いだけでネットの印刷屋さんを当たれるだけ当たっていました。
この後どうなったのかとか、私が得た体験などを書いておこうかな、というのが今日の趣旨。
私が作りたかった上製本は、A5ノビというサイズで、480ページほどあるものでした。図書館で見るような厚めの児童文学の本……たとえば「ホビットの冒険」「ニルスのふしぎな旅」あたりを想像していただけると似ていると思います。
最初に作る同人誌がこれ? と、良く驚かれます。えへ。
結論から言いますと、あの記事で調べた印刷所には頼みませんでした。知り合いのつてを辿って、同人系ではない、なんだろう、一般の? 印刷屋さんに依頼し、そちらの方が製本屋さんを探してくださって、無事に作ることができました。でも、かなり大変だったみたい。最初にお願いしていたところでは「上製本でオンデマンド、しかも丸背は無理ですよ」と言われ、やってくださるところを必死で探してくださったと聞きました。
同人誌印刷を主に引き受けている印刷所さんでは、分厚く大きな上製本をネットなどで依頼して作る、というのは、恐らくかなり難しいと思います。少なくとも、ホームページなどから簡単に見積もりしてできる「セット」とかにはないと思います。
個別に相談してみる必要があるでしょう。
ただし、これは大きくて分厚い上製本の場合。ページ数が少ない、小さなサイズならいけるかもしれません。そこは私も調べていないので何とも言えませんが、それぞれ、調べてみてください。
まず、印刷にはオフセットとオンデマンドがあるという話で。
上記に挙げたような、私が作りたかった厚い上製本は、普通オフセット印刷で何千部とか刷るのが普通(?)なんですよね。100部以下などの少部数は、オンデマンドで作るのが普通で。
私は「分厚く大きな上製本」を「少部数」刷りたいという、ある意味矛盾したことを求めていましたので、探してもなかなか難しかったのです。
なので、例えば「文庫サイズ」「ページ数が100以下」「角背」などの条件であれば、できる同人向け印刷所さんもあるかもしれません。
お値段のことなんですが、私の場合、知り合いの知り合いに頼んで、かなり安くしていただけました。でも、10万は超えました。476ページ、30部、上製本、丸背、紙などもすべて自分で決めた仕様です。総額を、予部含めた冊数で割って、すべてを売っても微赤字になる、という金額に設定し……一冊4000円としました。寄付であったり、見本誌がそのまま引き取られたり、イラストを描いてくれた友人tanuに献本したりしたので、結果的には普通に赤字ですよもちろん。ま、いいんですけどね。私の長年の夢を叶えたわけなので、安いものです(ほっ、ほんとだからねっ! 強がりなんかじゃ、ないんだからねっ)。
万が一、増刷するということになったら、今度は一冊5000円か……分かりませんが、赤字が出ないように設定し直さなくてはならないなあと思っています。誰が買うんだ、そんな高い本!笑
っても、4000円の本もなんだかんだ売り切れまして、もう手元に予備の二冊くらいしか残っていません。ありがたや。
以下、どんな本になったか写真でご覧ください。
※もう在庫がなく、頒布していないのですが、いろんな方に見ていただきたいのでイベントに見本誌を持っていきます。良かったら文学フリマ東京42にも見に来てくださいね。

スベスベ!
イラストは友人tanuの手による素晴らしい作品です

デコボコのある白い紙に紺色でべた塗りをしてもらいました
字と模様が白抜きということです

できるまでどうなるのかドキドキだったけど、とても良かったです
スピン(紐のしおり)は青、表紙と同じ系統の明るい色にしてみました
合っているのかいまだに分からない

これはカバー、表紙1~4で言うと4です
ドラゴンもめっちゃ細かく指定して描いてもらった
tanu、本当にありがとう



リュックと、お城の遠景です

本物(?)みたい! と興奮しました
上製本を増刷するのは大変だし、大きくて重くて持ち帰っていただくのも読んでもらうのも大変だし、ということで文庫を作って欲しいというリクエストもいただいたので、文学フリマ東京41からは文庫を頒布しています。そちらは今後ずっとお買い求めいただけますので、よろしくお願いします。そっちも画像載せとこうか。

この写真は文学フリマ東京41のときのもの
……さて。
もうひとつ別の事例で、今後、同人誌として上製本を作りたい方の参考には、まあ、ならないと思うのですが、現在作っている両親の生い立ちの記のことも書いておきます。
私家本という扱いになるのかな。自費出版とも言うのかな? ともかく、流通には乗りません。両親が近しい人に配りたいと言って作った物になります。
こちらは編集、校正などをプロにお願いして、両親が金に糸目をつけないとか言って(おいおい)作ってもらっているのですが、320ページほどで、写真もたくさん掲載し、カラーページも結構あって、豪華な造りになっています。300部刷ってもらって、ン百万かかることになるようです。ひええええ! その財力、私も欲しいわ! まあ、これも彼らの人生の集大成というか、夢を叶えるという意味では安い、のか……? いやこれはさすがに安くないですけどね!
さらに。
上製本を、自分で作る! という手もあります。
HS書架さんは豆本を作っていらっしゃいますが、参考になるかと思います。
ワークショップなんかもありますね。「上製本 ワークショップ」と検索したらいくつか情報も出てきましたので、ご興味ある方は見てみてください。
ページ数が少なくて、少部数で、角背であれば同人印刷でやってくれるところも少しはあると思います。印刷所さんを探すのはなかなか大変ですし、いくらかかるかとか、どういう風に頼むのかとか、初めてですと分かりにくいところもありますが、知っていくのも楽しいものですね。
私もまだ同人活動を始めて一年、知らない事がたくさんあり、勉強するのは楽しいなと思っています。
同人活動をする方、自分の本を作る方、小説を書く方、イベントに出たいと思っている方、上製本を作りたい方、長編を書く方、ファンタジー好きな方、児童文学好きな方……私も同じです。情報交換できたら嬉しいです。お互い、楽しんでいきましょう。
この記事の感想や聞きたいことなんかあったら、お気軽にコメントつけてくださいね〜。、
では、今日はこのへんで。
ごきげんよう、お相手は神崎でした。
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