【前編】3月24日に『スタートアップ・エコシステム共創プログラム 全国プラットフォームコミュニティイベント』を開催しました
Tech Startup HOKURIKU(TeSH:テッシュ)は、北陸先端科学技術大学院大学と金沢大学を主幹機関とし、北陸3県の11大学、3高専を共同機関とする北陸地域の大学・高専発スタートアップ創出プラットフォームです。
TeSHは、3月24日(月)に東京のTIB(Tokyo Innovation Base)にて、「全国プラットフォームコミュニティイベント」を開催いたしました。本イベントは、北陸地方の大学や高専が首都圏の事業化推進機関や全国プラットフォームとのコミュニティ形成を進めるとともに、事業会社や産業支援機関とのネットワーク構築を目的に開催されました。当日は、首都圏を中心に北陸3県(富山、石川、福井)からも多くの参加者が集まり、約180名の方々にご参加いただきました。
当日の全体の様子をまとめた記事はこちら
本記事では、開会から基調講演までの様子をレポートいたします。
開会セッションと来賓挨拶
冒頭挨拶

2024年2月に設立されたTeSHのプラットフォーム構築の経緯や、本イベントの流れについてお話しいただきました。
都関係者挨拶

東京と北陸三県のスタートアップ連携の意義や、東京都のスタートアップ戦略、各自治体の連携事例について語られました。
国関係者挨拶

北陸地域の研究開発・特許出願における優位性を特許庁・WIPOデータを引用しながら説明し、地方での実証実験の役割とスタートアップ支援による社会課題解決の可能性についてお話しされました。

基調講演「大学・高専におけるスタートアップ創出への期待と役割」

冒頭は、長谷川氏がこれまで歩んできたキャリアが、現在の取り組みにどのようにつながっているかが紹介されました。
松下電器(現パナソニック)で半導体の研究開発に14年間従事されたのち、スタンフォード大学への留学を経て、シリコンバレーに設立されたパナソニックのコーポレートベンチャーキャピタルに参画。
現地で11年にわたりスタートアップ投資に携わった経験を経て、2009年からは東京大学でスタートアップ支援とアントレプレナーシップ教育に尽力されています。

講演では、大学が技術ベースのイノベーションにどう関与し得るかという根本的な問いから出発し、イノベーションの担い手の変遷が歴史的に語られました。
19〜20世紀初頭はエジソンやベルのような発明家、その後、大企業のサラリーマンが担うようになるのは1930〜40年代以降でした。
しかし、1980年代以降、技術の複雑化やグローバル化、資本市場の変化により、大企業の自前主義的な研究開発は限界を迎えます。代わって、大学とスタートアップがイノベーションの担い手に変化します。
長谷川氏は、特に米国では、大学の基礎研究から生まれた技術がスタートアップによって事業化され、さらに大企業がそれを買収や提携で取り込むというエコシステムが構築されていると述べ、具体的な事例やデータを交えて解説しました。

また、「数年内の事業化に特化した“出口志向の研究”に偏るのではなく、多様な基礎研究に幅広く取り組むことこそが、将来のイノベーションにつながる」として、大学における研究の多様性と持続性の重要性を強調されました。
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TeSH - Tech Startup HOKURIKUは、大学発新産業創出基金事業スタートアップ・エコシステム共創プログラムです。活動のゴールや、GAPファンドプログラムについては、以下の動画をご覧ください。
