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【後編】3月24日に『スタートアップ・エコシステム共創プログラム 全国プラットフォームコミュニティイベント』を開催しました

Tech Startup HOKURIKU(TeSH:テッシュ)は、北陸先端科学技術大学院大学と金沢大学を主幹機関とし、北陸3県の10大学、3高専を共同機関とする北陸地域の大学・高専発スタートアップ創出プラットフォームです。

TeSHは、3月24日(月)に東京のTIB(Tokyo Innovation Base)にて、「全国プラットフォームコミュニティイベント」を開催いたしました。本イベントは、北陸地方の大学や高専が首都圏の事業化推進機関や全国プラットフォームとのコミュニティ形成を進めるとともに、事業会社や産業支援機関とのネットワーク構築を目的に開催されました。当日は、首都圏を中心に北陸3県(富山、石川、福井)からも多くの参加者が集まり、約180名の方々にご参加いただきました。

当日の全体の様子をまとめた記事はこちら

本記事では、ピッチから閉会の様子をレポートいたします。


ピッチ:北陸3県推薦スタートアップおよび大学発スタートアップによるプレゼンテーション

北陸3県推薦スタートアップおよび、TeSH GAPファンドプログラム ステップ2に採択された研究者による、10分×7組のピッチが行われました。

① 仁井見 英樹 氏|LABTECHS株式会社 代表取締役

仁井見 英樹 氏|LABTECHS株式会社 代表取締役

「イノベーションを通して、健康で活力のある社会の創出に寄与します」をテーマに、迅速無菌検査キットの開発やPCR技術の改良について紹介されました。

従来14日かかっていた無菌検査を数時間〜1日程度に短縮する技術や、真核生物由来酵素の活用により検査精度と速度を向上させています。

会社HP:https://labtechs.co.jp/
お問い合わせ先:https://labtechs.co.jp/contact


② 谷口 敬太 氏|GH Advencers株式会社 代表取締役

谷口 敬太 氏|GH Advencers株式会社 代表取締役

「宇宙基地建設と持続可能な地球づくり~超高性能光合成装置の開発~」をテーマに、宇宙開発技術の地球への応用について紹介されました。光合成細菌や植物細胞を用いたフォトバイオリアクターの開発により、CO₂の固定化を飛躍的に高効率化できる可能性が示されました。

会社HP:https://gh-advancers.com/
お問い合わせ先:https://gh-advancers.com/contact/


③ 西村 成弘 氏|株式会社フィッシュパス 代表取締役

西村 成弘 氏|株式会社フィッシュパス 代表取締役

「川を守り、未来へつなぐ」をテーマに、水産業向けアプリサービス「フィッシュパス」の取り組みについて発表されました。遊漁券のデジタル化や釣り人の位置情報管理により、監視業務の効率化と水産資源の保護を両立させる仕組みが進められています。

会社HP:https://fishpass.jp/
お問い合わせ先:https://fishpass.jp/contact1/


④ 華山 力成 氏|金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授

華山 力成 氏|金沢大学 ナノ生命科学研究所 教授

「細胞外小胞エクソソームを活用した先進的ナノ治療の実現」をテーマに、革新的なエクソソーム創薬スタートアップ「EVANTX」の構想が紹介されました。

エクソソームは、RNAに加えタンパク質や化合物の搭載が可能で、安全性や脳内送達能力にも優れていることが強みとされています。

大学HP:https://nanolsi.kanazawa-u.ac.jp/
お問い合わせ先:https://nanolsi.kanazawa-u.ac.jp/inquiries/


⑤ 渡部 良広 氏|金沢大学 医薬保健学総合研究科 特任教授

渡部 良広 氏|金沢大学 医薬保健学総合研究科 特任教授

「エピトープ技術が切り拓く、次世代免疫療法」をテーマに、アレルギー疾患、特に食物アレルギーに対する新たな診断・治療法の革新について語られました。

エピトーププロファイリング技術により、病原性と非病原性のIgE抗体を識別できるようになり、経口免疫療法の安全性向上が期待されています。

大学HP:https://www.kanazawa-u.ac.jp/academics/graduate_school/medical_sciences/
お問い合わせ先:https://www.kanazawa-u.ac.jp/inquiry


⑥ Md. Shahiduzzaman (Sohel) 氏|金沢大学 ナノマテリアル研究所 助教
中野 正浩 氏|金沢大学 ナノマテリアル研究所 准教授

(左)Md. Shahiduzzaman (Sohel) 氏|金沢大学 ナノマテリアル研究所 助教
(右)中野 正浩 氏|金沢大学 ナノマテリアル研究所 准教授

「GXイノベーションを実現する低コスト・長寿命・高性能な唯一無二の次世代フィルム太陽電池の実現」をテーマに、ペロブスカイト太陽電池の革新的な技術開発について紹介されました。

軽量かつ柔軟性に優れた特性を活かしつつ、液体添加や貼り合わせ技術により高い安定性と耐久性が実現されています。

大学HP:https://nanomari.w3.kanazawa-u.ac.jp/
お問い合わせ先
TEL:076-234-6829
メールアドレス:nanomari@se.kanazawa-u.ac.jp


⑦ 都 英次郎 氏|北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授

都 英次郎 氏|北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 教授

「がんが完治する世界の実現に向けて」をテーマに、従来の三大療法では克服が難しい課題に挑む、細菌を活用した新たながん治療アプローチが紹介されました。高い薬効と高い安定性、簡便な培養など本事業の優位性について語られました。

大学HP:https://www.jaist.ac.jp/index.html
お問い合わせ先:https://www.jaist.ac.jp/top/contact/index.html


TeSH 2024年度活動報告・次年度計画

内田 史彦|北陸先端科学技術大学院大学 未来創造イノベーション推進本部 特任教授スタートアップ推進室長
中村 慎一|金沢大学 理事(研究・社会共創・大学院支援担当)副学長

2024年度活動成果

TeSHでは2024年度ギャップファンドにおいて、72件の研究シーズについてエントリーがあり、そのうち54件が申請を行い、うち25件が採択されました。また、ベンチャーキャピタル(VC)などの事業化推進機関が31機関、自治体、経済団体、金融機関、民間企業などで構成される協力機関が41機関参画しており、大学・高専発スタートアップ支援のネットワークが拡大しています。

さらに、金沢でマッチングセッションを開催し、各大学・高専における申請支援も実施。ステップ1・ステップ2での採択実績も着実に積み重ねました。

2025年度計画

2025年度は、ギャップファンドの継続運用に加え、全国のプラットフォームとの連携を一層強化していく方針です。地域連携とグローバル展開を両輪とした戦略を推進するとともに、北陸地域の金沢市に設置した「TeSH北陸拠点」や虎ノ門ヒルズタワー15階のCIC Tokyoに設置した「TeSH首都圏拠点」を活用し、地域内外のネットワーキングを一層強化することにより、スタートアップ創出の環境整備を充実していく計画です。


JST大学発新産業創出基金事業 中盤を迎えて

窪田 規一 氏|大学発新産業創出基金事業 ガバニングボード委員長|株式会社ケイエスピー 代表取締役社長

50年に渡るスタートアップの経験に基づき、成功と失敗の事例を交えてお話しされました。また、これからのスタートアップ支援において重要な「スタートアップ・エコシステム共創プログラム(スタエコ)」「ディープテック・スタートアップ国際展開プログラム(D-global)」「事業化人材育成プログラム(早暁)」の3つのプログラムの柱について語られました。


閉会挨拶

寺野 稔|北陸先端科学技術大学院大学学長

北陸地域の大学・企業連携によるグローバルスタートアップ創出ビジョンについて語られ、閉会となりました。




全国プラットフォームコミュニティイベントのレポートの前編はこちら

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TeSH - Tech Startup HOKURIKUは、大学発新産業創出基金事業スタートアップ・エコシステム共創プログラムです。活動のゴールや、GAPファンドプログラムについては、以下の動画をご覧ください。