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原田美枝子を観たい 〜帝都物語(実相寺昭雄監督、荒俣宏原作)

これは荒俣宏の小説ではなくて、実相寺昭雄監督の映画の話し。

映画自体は正直言ってイマイチでした(実相寺昭雄監督、申し訳ない)。シーンによっては良い所もあるんですよね。でも特撮部分は公開当時も見るに耐えなかったなあ。

寺田寅彦、幸田露伴、泉鏡花、渋沢栄一、森鴎外などの実在の人物が出てくるんですが、話しの展開が早いため出番が少ないんですよね。勿体無い。もう少し長い尺で彼らを見たかった。ちなみに今和次郎役で伊藤せいこう先生が出演しています(一瞬です。勿体無い。)。幸田露伴と泉鏡花のダブル主役でスピンオフを望む、スタンド出てくるかな。

全体的にB級感が漂う中で、唯一、原田美恵子が素晴らしい。この映画に原田美恵子が出て無かったら、この映画は今後一生観ないと宣言したであろう。原田美恵子を見たさにこの映画を繰り返し観ているようなものだ。原田美恵子にブラボー。原田美恵子出演シーンのみ編集した帝都物語DVDがあれば絶対に買う。

4Kリストア版に完全復活させるプロジェクトが進行中らしい。高画質で原田美枝子を観られるのだ。ああ、もう、クラウドファンディングやるしか無いではないか。

血は争えないもので、娘の石橋静河は若い頃の原田美恵子そっくりの瞬間がある。是非とも樋口真嗣監督には、石橋静河主演でリメイク版を作って欲しい。

石井眞木の音楽も素晴らしい。ワーグナーやブルックナーを彷彿とさせるサウンドは、あえて意図的なんでしょうね。ラストの神田明神のシーンでは「こうもり」序曲をパクってからの石井節を聞かせてくれる。素晴らしい。

幻魔大戦もかくやの地上に落下しそうなくらい巨大な月を背景とするシーン(ロケ地は分からん)では、実相寺昭雄監督のヘンテコなカメラアングルが三半規管を直撃し、石井眞木のブルックナー的な音楽(ブル7的)が咆哮する。いいなあ、このシーンだけでも、この映画を観た価値がある。

4Kリストア版のクラウドファンディングの宣伝で、樋口真嗣監督が喋っている背後で鳴っているのが、幻魔大戦の月シーンの曲(曲タイトルは不明)です。樋口監督のコメントが頭に入って来ないくらい良い曲です。

特撮部分をカットして、本編だけを再構成した帝都物語DVDがあればもっといいなぁ。

ちなみに、トップの画像は生成AIに作らせた原田美枝子。全然似てない。ヒドい。俺達の原田美枝子を何と心得ているのか。


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