写真が伝えるもの キキ先生と、光と風のアルバムさん 素敵なnoterさんに感謝を込めて②
何となく書き始めたのですが、書いているうちに「あれっ? ぼくは記事を読むことで、いろんなことを受け取っているぞ」と気がつきます。職業柄でしょうか、ことばが内包する何か、あるいはことばに付随する雰囲気に敏感になります。時には、それが大外れ! ということもあるでしょうが、どうぞ笑って許してやってください。もちろん、もしご覧の方で、わしのを勝手に載っけるなんてけしからんという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。すぐに当該部分の削除、訂正を行います。
あ、それとこれまで他のnoteを見ていて、「これどうやってやるんだろうなー」と、ちょっとうらやましかった、「埋め込み」ができるようになりました。で、今回も使います。
まずは、キキ先生です。
キキ先生にも、宮崎関連の記事をチェックしている時に出会いました。神武東征のところです。最初は、なんだなんだ何なんだという感じです。んっ、んっ?
記紀の追っかけ、神武東征のみならず『古事記』『日本書紀』の聖地巡礼をなさっている、その現実離れっぷりが、実に清々しいのです。そして、キキ先生の淡々とした語り口が素敵です。熱く語らない。溢れる熱量を感じさせないその文体。何度も何度も熱のピークを迎えた後の、若干低めの平熱、です。いくつになっても落ち着かない自分のことを顧みると、なんか恥ずかしくなります。
数々の文献と現地を歩いた記録を元に『古事記』『日本書紀』の舞台を読み解かれます。地図や系図、神社のパンフレットまで動員して、記紀の世界を現出させようと格闘します。実にさまざまなルートを歩かれ、写真に収めています。そう、写真です!
ぼくはキキ先生の写真が好きです。ちょっとマットな感じですが、その被写体に選ばれるのはもちろん『古事記』『日本書紀』に関するモニュメントです。なのですが、それらが実に地味。朽ちかけた鳥居、祠、石碑、由緒書き。そこには、ぼくらが簡単にスルーしてしまう古ぼけた鳥居に目を輝かせ、あらゆる角度から見直し、フレームを決めていくキキ先生がいます。
ぼくは、キキ先生のいい生徒ではありません。教室の後ろの方で、ぼんやり話を聞いている集団の一人です。でもね。いいなぁと思うのですよ。こうやって、他人には見えないものを追いかけて、誰にも気づけないものに深くうなずいたり、唸ったりしているキキ先生。
……教室の後ろの方にいる一群は、たぶん『古事記』『日本書紀』に興味があるのではなく、いや少しは興味あるけれど、それよりキキ先生の何周か回った後のオタクぶりを、畏敬の念を込めて拝見させてもらっているのだと思います。ごめんなさい。ぼくもその一人です。
今回のもうお一人は、光と風のアルバムさんです。
光と風のアルバムさんは、たぶん「今日のあなたに」で、たまたま出会って、そのままズルズルとフォローし(言い方!)、毎日見せていただいています。何かねぇ、ズルい! その一言です。とにかく、写真が綺麗なんですよぉ。ずっと見てられます。
特に狛犬・獅子・キツネの石像の写真は、ぼくの大好物です。きっと、光と風のアルバムさんも、お好きなんだろうなぁ。毎回、力が入っていますよね。いいですよねぇ、狛犬・獅子・キツネ像。二体を結ぶ線は、一つの結界なんでしょうね。あの間を通る時、ちょっと緊張しますもん。
金剛力士像も毎回、とても楽しみです。素敵ですよね。
でも、謎なんですよ。光と風のアルバムさんは、どうしてそんなに毎日アップできるのですか? すごい数の写真のストックがあるのかなぁ? 悠々自適なのかしらん? 時々お休みかと思えば、「撮影旅行に行ってきます」ですしね。謎です。
謎といえば、神社仏閣の写真が、いつも青空の下というのも謎です。加工してるのかなぁ。リアルだったらスゴいなぁ。天気待ちとか? いやいや、まさか。写真のプロの方でしょうから、天気加工なんかお手のものなのでしょう。それとも「超晴れ男」なのでしょうか。謎です。
もう一つの謎があります。毎回、本殿を中央から撮っている中景の一枚があるのですが、それが微妙に右下がりなのです。最初は気になっていたのですが、慣れてくるとそれが美味しくなってきます。これは、何なのでしょうか。そこには、素人にはわからない、何か写真の魔法みたいなものが隠されているのでしょうか。ねぇ? プロならば、水平修正なんかすぐにできるはずですよね。それをあえてしていないところが怪しいとにらんでいます。これも、謎なのですよ。光と風のアルバムさん、何か仕込んでいますか?
ここからは、ぼくの勝手な妄想なので、許してくださいね。
ぼくは、光と風のアルバムさんの写真から感じる、闇と静けさに魅了されています。その印象は、はじめて見た時から変わりません。画面の明るさが、逆にこちら側(撮影者側・鑑賞者側)の暗さを印象づけたり、見せていただいている神社や仏閣が静けさを伝えてくるという、単純な鑑賞者の思いにすぎないのでしょうが。
光と風のアルバムさんの一枚一枚の写真は、祈りに似ています。
そんな思いで、毎回見せていただいています。
たくさんの謎は、謎のままにしておきたいので。
これからもよろしくお願いします。
素敵なnoterさんシリーズの続きはこちらです。よろしければ。
