第1章 1.3 自然農法の基本理念・考え方 / 【自然農マニュアル】
こんにちは、自然農法家のてっちゃんです。
自然農法をたくさんの方が実践しやすくなるよう、情報発信をしています。
今回は、自然農マニュアル 第1章「1.3 自然農法の基本理念・考え方」についてです。
最初からご覧になりたい方は↓のマガジンをご覧ください🙇
https://note.com/tetsu_gohan/m/ma3181b9504c6
「1.1 自然農法とは何か」でお話した通り、自然農法は、人によって定義や考え方が違う場合があります。今回の内容が全て正解というわけではありません。
あなたの考え方とも異なる部分があるかもしれませんが、あくまで参考として、"こういう考え方もあるんだ"とご覧いただければ幸いです。
1. 基本理念①:自然尊重

自然農法の根本にあるのは、自然の営みに逆らわないという考え方です。
「どうコントロールすれば収量を増やせるか」という発想よりも、「自然がもともと持っている力をどうしたら引き出せるか」という視点で考えます。
2. 基本理念②:自然順応
近代農業は「人が自然を管理する」という前提で発展してきました。
自然農法はその反対に、自然の循環に人間が順応するという立場に立ちます。
作物を育てることは、自然を支配することではなく、自然の仕組みを理解し、その流れに沿って関わることだと考えます。
3. 生き物の多様性を尊重する心

雑草や虫を敵とせず、まずはそれぞれの役割があることを観察、理解し、尊重します。
そして、むしろ雑草や虫の力を借りてで作物を育てることこそ、自然農法の理念のひとつであり醍醐味でもあります。
草は土を覆い、乾燥や浸食を防ぐ。そして堆肥化すれば土を肥やしてくれる
虫は花の受粉を手伝う。食物連鎖を生んで自然を整えてくれる
生えている雑草の種類を把握すれば、土の状態を知る目安になる
肥沃な土にはハコベ、オオイヌノフグリ、ホトケノザ等が生える。
肥料が多い作物は虫が食う。
といったように、雑草や虫はサインを出して畑の状態を教えてくれます。
生き物の多様性が畑の環境・生態系を安定させ、作物の生長を助けてくれる頼もしい味方になります。
4. 「技術」よりも「姿勢」
自然農法は具体的な技術が語られることもなくはないですが、本質は姿勢や価値観にあります。
肥料を与えないことは、単なる手抜きではなく「自然を信じて任せる」という姿勢
草を残すことは、「畑を生態系の一部として見る」視点や価値観
つまり自然農法は、農業というより暮らし方や生き方に近い理念を持っています。
5. 自然、土、作物を信じる

土は常に作物を育てるために全力で頑張ってくれています。作物もなんとか生長するために頑張っています。頑張っているのはあなただけじゃないことを忘れないでください。
自然農法を実践していると、思うように作物が育たなかったり、相当な虫害に遭うことがたくさんあります。
そうした時、「農薬や肥料を使ったほうが良いのでは、、、」と思ってしまうことがあるかもしれません。(私は何度もあります。)
そう思うのは仕方がないですが、そこはなんとか踏みとどまりましょう。元より、自然農法は時間がかかるケースが多いものです。
自然農法で成功されている方はたくさんいらっしゃいます。時間はかかるかもしれませんが、あなたもいつか成功するするはずですので、土や作物を信じて継続していくことが大切です。
何かにつまづいたときや失敗したときは、とにかく観察して、冷静に原因を解明するようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました😊
👉 次回は、第1章「1-4 現代農業の限界と自然農法の可能性(環境編)」です。お楽しみに!
