第2章 2.3 農業資材や機械の使用/ 【自然農マニュアル】
こんにちは、自然農法家のてっちゃんです。
自然農法をたくさんの方が実践しやすくなるよう、情報発信をしています☀️👨🌾
今回は、自然農マニュアル 第2章 「2.3 農業資材や機械の使用」です。
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1 自然農法におけるスタンス
本マニュアルの自然農法では、農業資材や機械は「できるだけ使わない」のが基本のスタンスです。
一方で、畑の広さや労働力によっては、現実的に機械や資材を使わないと、運営や栽培が成り立たない場合もあると思います。そのような場合は、必要最小限の使用は問題ないというスタンスです。
ただし、1点だけ注意したいポイントは『土に異物が混ざらないようにする』ことです。
例えば、ビニールマルチや不織布を使用した後、完全に撤去できるなら良いですが、欠片等が土の中に残ってしまうような使い方は避けるべきと考えます。
せっかく無肥料・無農薬というピュアな管理を行なっているのに、ビニール等の異物が混入しては、環境を汚してしまうことになります。
繰り返しになりますが、基本は、自然の営みに委ねる方向を重視します。
とはいえ「全てを排除」するのではなく、自然に委ねながら、機器等の力も上手に借りて、しっかり収穫をすることが大切です。
2. 資材・機械の使用のメリデメ
◯ メリット
資機材を使用しない最も大きいメリットの一つは『コストがほぼかからなくて済む』という点です。
慣行農法等では、通常、耕作面積が広いほど、大型機械も必要になりコストも増えます。自然農法では、できる限り自然に委ねることで、コストを抑えることが可能です。
コスト削減:規模によりけりですが、基本は資材等の購入費・維持費・燃料費が、慣行農法に比べてかなり少なくて済む。
環境への負荷軽減:ビニールや化石燃料の使用を減らせる。
労力の削減(場合による):不耕起を採用するなど、やり方によって労力を大幅に削減可能。
◯ デメリット
作業時間がかかる:トラクターなどを使うと、手作業の何倍も早く作業が進みますが、それができない。
収量がやや不安定:自然に委ねるスタイルは、虫や土中環境の影響をそのまま受けるため、株ごとに生育のムラが生じやすい
品質確保が難しい:無農薬では虫に食われる可能性も高い。支柱や防虫ネットを一部導入することで、虫食い防止や収穫の歩留まりも高められる。
3. 何事もバランスをとろう
あくまで目安で作業時間等にもよりますが、1人で管理する場合、約200m2を超えるとかなり負担も大きくなるため、最小限の機械導入などを検討すると良いと思います。
小規模なら「できるだけ手作業」(目安:〜200m2程度)
家庭菜園や小さな畑では、鍬や草刈り鎌で十分。コストゼロに近い形で実践できる。中規模以上なら「最小限の機械化」(200m2超え)
作業時間や負担を考えると、管理機や刈払機を「限定的に」導入するライン。資材は「再利用・自然素材」を優先
出来る限り藁、落ち葉、刈り草といった自然素材を活用。どうしても必要な時に限り、資材を補助的に使う。
4. 資機材の導入時の工夫
やむを得ず資機材等を使用する場合ですが、下記のような工夫をすることで、コストや労力を抑えることが出来ます。
「自然マルチ」:ビニールの代わりに草や稲わらを敷く。
「部分耕」:全体は不耕起だが、種をまく部分だけ鍬を入れる。
「農業機械のシェア」:管理機や高価な機械は、可能なら地域で共同利用する。
5. まとめ
自然農法における資材・機械の使用は、「ゼロか100か」ではなく人によって異なるグラデーションです。
「完全に不使用」に価値を置く人
「自然を大切にしつつ、一部導入で効率化」する人
どちらが正しいというより、「土地・人・目的に合ったやり方を選ぶ」ことが大切であり本質です。
最後までお読みいただきありがとうございました🍀
👉 次回は、第2章の「2.4 雑草・虫・微生物との共生」です。お楽しみに!☀️
