子育てに本気で関わったら、会社の外に居場所ができた
40代会社員の「てつ」です。
このnoteでは、本業・子育て・地域活動・コミュニティ活動・家計管理などの実体験をもとに、「人生の経営戦略」をテーマに発信しています。
軸にしているのは、限られた時間をどこに使い、人的資本・社会資本・金融資本にどう変えていくかという視点です。
このnote全体のテーマや、これまでの記事の全体像は、以下の記事にまとめています。
また、私がnoteを始めた背景については、最初の記事に書いています。
本日は育児の話です。
いまは子育ての時間を最優先にしていますが、それまでの私は根っからの仕事人間でした。
いまの考えに至るまでに、前職時代のある出来事がありました。
仕事が人生の中心だった頃
前職時代、自分は新規事業の責任者をしていました。
自ら立ち上げた事業で新規契約を獲得し、0→1を達成。
運良く大型契約も取ることができて、次は事業をスケールさせるフェーズに入っていました。
当時はかなり仕事にのめり込んでいました。
「もっと伸ばせないか」
「次は何をやるべきか」
事業を立ち上げたばかりの頃は、とにかく仕事が楽しかったんです。
寝ている時間以外は、ほとんど仕事のことを考えていました。
ただ、事業を立ち上げてから数年経つと状況も少しずつ変わってきました。
思ったように売上が伸びなくなってきたんです。
最初は「楽しい」だったものが、いつの間にか「責任感」に変わっていました。
自分が立ち上げた事業だから。
自分が引っ張らなければいけないから。
そんな気持ちで走り続けていた気がします。
そんな中で、我が家にも子どもが生まれました。
待望の第一子でした。
ただ正直に言うと、嬉しさと同時に戸惑いも大きかったです。
子どもが生まれてから、自分の時間は一気になくなりました。
これは子育てあるあるかもしれませんが、小さい子どもって本当によく風邪を引きます。
仕事を調整しながら看病する。
思うように予定が進まない。
このままだと仕事に十分向き合えなくなるんじゃないか。
生活が一変しました。
今まで自分のペースで組み立てていた毎日が、急にそうはいかなくなったんです。
でも当時の自分は、
「仕事を減らそう」
ではなく、
「どうやって仕事時間を捻出するか」
ばかり考えていました。
事業を背負っている感覚が強かったからです。
一時期は、抱っこ紐で子どもを寝かしつけながら、立ったまま仕事をしていた時期もありました。
今思うと少し笑ってしまいますが、当時は必死でした。
環境の変化に気持ちが追いつかず、仕事と育児のバランスにかなり苦戦していました。
妻はサービス業だったので、土曜日も仕事でした。
だから土曜日は自分一人で子どもを見る必要がありました。
ただ当時の自分は、とにかく仕事の時間を確保したかったので、土曜日も息子を保育園に預けて、その時間を仕事に充てていました。
今振り返ると、「もっと子どもと一緒にいれば良かった」と思う瞬間があります。
でも、あの頃はあの頃で本当に余裕がありませんでした。
(あの時の頑張りがあっての”イマ”なんだ、と 毎回 自分に言い聞かせてます)
そんな中で、自分の考え方を大きく変える出来事がありました。
価値観が変わった日
そんな時に、会社のバーベキューがありました。
自分も息子を連れて参加しました。
当時、息子は3歳。保育園の年少だったこともあり、まだ人見知りもあって、自分から知らない大人に話しかけるタイプではありません。
少し緊張した様子で、私の近くを離れない感じでした。
一方で、同僚も子どもを連れてきていました。
その子は息子より2歳上の5歳。
その姿が衝撃的でした。
とにかくずっと喋っている。
会場を走り回っている。
突然、側転まで始める。
その時、私がストレートに感じたことが
「え……2年でこんなに変わるの?」
当時の自分の感覚では、息子はまだ赤ちゃんの延長でした。
でも目の前の5歳は全然違う。
普通に会話しているし、自分の意思もある。
その時、少し怖くなりました。
2年後には、うちの子もこうなるのか。
今のこの時間って、思っていたよりずっと短いんじゃないか。
今まで自分は、
「仕事がもう少し落ち着いたらもっと遊ぼう」
「とりあずもう少し仕事を頑張ってから」
そう思っていました。
でも、その「もう少し」が来る頃には、今の時間はもうなくなっているかもしれない。
それと同時に、別のことも頭に浮かびました。
もしかすると自分は、毎日少しずつ成長している息子の姿を、ちゃんと見れていないんじゃないか。
目の前で起きている些細な変化を、自分は見逃しているんじゃないか。
その感覚は、自分の中ではかなり大きかったです。
そんなバーベキューの日を境に、自分は土曜日に仕事をすることをやめました。
極力、子どもと一緒にいる時間を増やすようにしました。
今振り返ると、自分の中ではかなり大きな方向転換だったと思います。
育児に関わり続けた先で起きた変化
その出来事をきっかけに、自分は育児に積極的に関わるようになりました。
小学校に入ってからは、リモートワークという有難い環境もあって、学校行事には極力参加するようになりました。
小学校恒例の親子草取りにも普通に参加しました。
昔の自分なら絶対にやっていなかったと思います。
そして、そこから思ってもいなかった変化が起きました。
息子が小学校に入ってから、習い事に通わせるようになったのですが、そこで同じクラスの子に遭遇したんです。
子どもたちはすぐ仲良くなりました。
そして習い事が終わった後、近くの公園で遊ぶのが定番になりました。
子どもたちは2時間くらい平気で遊び続けます。
その間、自分は友達のお母さんとずっと話していました。
そして、この習慣が毎週続きました。
環境が変わり過ぎて、数年前の自分が見たらきっとビックリすると思います(笑)
でも、不思議と全然苦じゃなかったんです。
学校のこと。
習い事のこと。
友達のこと。
YouTubeのこと。
子育てのこと。
自分も育児に積極的に関わっていたので、共通の話題がかなり多かったんです。
加えて、そのお母さんがかなりお喋りな方だったこともあり、だいぶ鍛えられました(笑)
でも、その時間が思っていた以上に楽しかったんです。
自分も同じくらい育児に関わっていたので、お互いの苦労話にも自然と共感できました。
だから話が尽きなかったんだと思います。
一人のお母さんと知り合ってからは、息子の友達が増えるにつれて、自然と知り合うパパさん・ママさんも増えていきました。
学校行事や習い事、公園で遊ぶ時間。
子どもが繋いでくれる形で、少しずつ人との繋がりが増えていったんです。
気づけば、パパさん・ママさんとのネットワークがじわじわ広がり始めていました。
今振り返ると、それは偶然ではなかった気がします。
子どもとの時間を大事にしようと思って行動していたら、自然と同じような人たちと接点を持つようになっていました。
子どものことをよく見ていて、話し始めると止まらない人たち。
だから無理して人間関係を作っている感覚は全然ありませんでした。
ただ子どもとの時間を大事にしていただけなのに、気づけばその先に人との繋がりが広がっていた。
そんな感覚でした。
子どもとの時間を増やしたら、自分の世界が広がった
そこから、自分のプライベートは大きく変わりました。
息子の友達も自分のことを覚えてくれて、普通に話しかけてくれるようになりました。
そして気づけば、自分もその子たちに自然と愛情を降り注ぐようになっていました。
今では息子と同じくらい可愛い存在に感じています。
昔の自分なら、たぶん想像できなかった感覚です。
最近では、家族ぐるみで出かけることも増えました。
キッズスペースがある居酒屋でご飯を食べたり。
休日に複数の家族でレジャー施設へ遊びに行ったり。
子どもたちが楽しそうに遊んでいて、その横で大人たちも普通に話している。
少し前の自分にはなかった時間です。
今ではいろんなコミュニティに顔を出していますが、自分にとって一番落ち着く場所は、たぶんこのパパ・ママコミュニティです。
さらに面白いのは、自分自身も変わったことです。
昔は会社の外で人と繋がるのが得意なタイプではありませんでした。
どちらかというと、自分から積極的に話しかける方でもありませんでした。
でも今は違います。
初めて会うパパさんやママさんにも、自分から普通に話しかけられるようになりました。
振り返ると、不思議です。
最初はただ、子どもとの時間を増やしたかっただけでした。
でも、その先にあったのは「子どもとの時間」だけではありませんでした。
新しい人との繋がり。
家族以外の居場所。
そして、自分が安心して過ごせるコミュニティ。
そういうものが、少しずつ増えていました。
今の自分が「子どもたちを中心に人生を組み立てたい」と思っているのは、たぶんこういう経験があるからなんだと思います。
子どもとの時間を増やそうと思って始めたことが、気づけば会社の外に、自分の居場所まで作ってくれていました。
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▼最後に
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