念願のポン•デュ•ガールにご対面〜 フランス🇫🇷 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #12-4
【Day34: アヴィニョン郊外】
アヴィニョン滞在4日目、路線バスで世界遺産のガール水道橋へひとり旅
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
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##路線バスでひとり旅
アヴィニョン最終日、天気も回復しそうなので憧れのポン・デュ・ガールへ向かう。
すっかり仲良くなった民泊ホスト兄は、今日も一緒に行きたそうで、車乗ってく?バイク乗ってく?と言ってくるけれど、
「私は一人旅をしているの。一人で行きたい」
とキッパリお断りして路線バス乗り場へ向かう。
路線バスはどこで降りたら良いか難易度高いが、幸いそれっぽい観光客が2組いたので、間違えずに下車。
バス停から入口までは20分ほど歩く必要があり、老夫婦1組と若いアジア女性と、こっちかな?と身振り手振りでなんとなく同じ方向に歩き出す。
老夫婦は白人とアジア女性のカップルだが、英語で話しているのでアメリカからかなぁ?と思っていると、突然奥様から、
「あなた日本人?」
と日本語で尋ねられてびっくり。
こちらのご夫婦はアメリカ在住とのことで、ご夫婦でヨーロッパを旅していて今はアヴィニョンに1週間ほど滞在中だそうだ。
##博物館で橋について予習
入口からもまだ遠く、広大な駐車場を抜けてようやく受付へ。
橋の3階部分まで登れる見学ツアーがあるとのことで、ここは奮発して申し込み!
ツアースタートまでは、充実した博物館で、橋建設の背景から橋の建設工事、ローマの建築技術など、たっぷり知ることができてこれだけでも大満足。

そもそもこの橋は、ここから50キロほど離れたニームの街に、水を運ぶために作られたものとのこと。
ニームの繁栄により水が大量に必要になり、遠く離れた水源から少しずつ角度をつけて水を運ぶ、これを2,000年以上前の人がやっていたのだから驚きだ。

映像付きで、よく理解できる展示
この水を享受するニームの皆さんは何に使っていたかというと生活用水はもちろん、
公衆浴場!噴水!
展示には公衆浴場に集まり入浴を楽しむ市民の様子が描かれていて、なんだかみんな楽しそう。
ローマ人の娯楽にかける執念を感じて、人々の営みを愛おしく感じてしまった。
##いよいよ橋内部に潜入!
ツアーの参加時間、先ほどの老夫婦も同じタイミングになる。
朝はまだ小雨が残っていたのに、見学時間にちょうど晴れてきた☀️なんてラッキー。


通常の入場チケットでは2階部分までしか行けないけれど、このツアーでは3階部分に潜入することができる。
ガイドさんの説明のあと、鍵を開けて内部へ!

3階部分まで登ると一気に視界が開け、下流に広がる平野が遠くまで見渡せる。

高いところ苦手な人には辛いかもしれない

昨日からの雨で川は濁っているが、いつもは水の流れも美しいらしい。
心地よい風が吹き抜ける3階は、参加した価値あり!な眺めだった。


建築の精度の高さを体感できます
##壮大なスケールを感じる全体像
ツアーの後は、上から下からたくさんのビューポイントがあるということで、あちこち歩き回ってみる。


ポンデュガールは、世界史の資料集やカレンダーなんかで見て、いつかこの目で見てみたいなぁと憧れていた場所。
それでも、見るからに南仏の森の中にある感じで、車でもないとなかなか近づけないんじゃないかと思い、今回もはなから訪問を諦めていた。

それが思いがけないアヴィニョン延泊により、自力でたどり着けたことに感動が止まらなく、しばらく河原でぼんやりと橋を見上げていた。


##周辺散策して帰路へ
公園内は果樹園なんかも広がっていて、広大なエリアを歩き回る。


路線バスは本数が少ないので、帰りのバスまで時間を持て余し、コーヒーとパンを食べていると、さっきの老夫婦も同じく時間つぶしにやって来る。
奥様が日本語で話しかけてきて、そのままバスも私と奥様が隣同士に座っておしゃべりをして帰ってくることになり思いがけず楽しい時間。
ちゃきちゃき元気の良い奥様は70代、ご主人は80を過ぎているとのことで、若い頃日本に来ていたご主人にプロポーズされて、右も左も分からないアメリカ中部の田舎に飛び込んだ馴れそめ話や、当時まだ珍しかったアジア人が地域の人に馴染むまでの苦労話など、長年のアメリカ生活の話をたくさん聞くことができて、彼女のたくましさに感服。
「久しぶりにこんなに日本語しゃべったわー」
と奥様も嬉しそうで、ポンデュガールに加えてとても素敵な出会いになった。
##アヴィニョン最終日の夜
民泊に戻ると、おやつを作って私の帰りを待っていた彼。
見るとバナナをフランベし出した!
フランス一般家庭の食へのこだわりレベルが高すぎて驚かされるばかりだ。


こんなおやつ初めて😳
明日はようやく列車が動く日なので朝早くここを発つことになる。
最後の夜もまたワインを飲んでいると、彼からピアスと詩のプレゼントが!!
ポエムって!?と思ったけど、フランス語でささやかれると何ともお洒落な感じがして、キザな行いも素敵に見えてくるのだからフランス語マジックすごい。

一緒に居たいという一生懸命さは伝わってくるし、おやすみのハグがいつも長すぎるけれど、決して一線を越えようとしない紳士なところがだんだん可愛く思えてきて危うかった。
思いがけない最長滞在で、面白い経験がたくさんできたことももちろん良かったけれど、何より私のフランスイメージが爆上げされたのが収穫だ。
老若男女問わず街ですれ違うと挨拶してくれるところ、食へのこだわりが随所に感じられるところ、自然体の暮らしを満喫しているように見える。
またラベンダーの季節に戻って来よう、愛しのプロヴァンスへ。
🚊次回、久々鉄道移動の日。スペイン国境近くの街はすっかりカタルーニャ文化圏!
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です↓
