アラブの残り香漂うグラナダを歩く〜 スペイン🇪🇸 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #14-4
【Day46: マラガ→グラナダ】
マラガからはアンダルシア3都市目グラナダへバスで。憧れのアルハンブラ宮殿訪問の前に全景を拝みに向かう。
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
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##グラナダへはバスの旅
マラガの快適なお部屋に別れを告げ、次はアンダルシア旅の大本命グラナダへ向かう。

ドアストッパーのフクロウともお別れ
グラナダへは当時は高速列車が通っておらず(私が訪れた翌年2019年にAVE開通)他にちょうど良い列車もないが、代わりに直通バスがあったので仕方なくそちらをチョイス。
旅に出る前スペイン旅に詳しい方から
「スペインはバスの便が発達しているから列車での移動は難しいかもね」
と言われていたので覚悟していたが、確かに大都市以外は列車よりバスが便利なのかもしれない。
アンダルシアでまだ見ていないひまわり畑がいつ登場するか分からないので、目をこらして車窓を見ていたが、乾燥した荒野が続くばかりで見つけられないままバスはグラナダのはずれにあるバスターミナルに到着した。

高速道路の移動は味気ない
##山裾に広がる坂の街
グラナダで2泊するお部屋は地図からは分からなかったが結構な坂の上の住宅街にあり、荷物を背負った身体にはキツい上り坂。
グラナダ自身、住宅が建ち並ぶ山の手エリアから裾野に街が広がっているようで結構坂道が多い街のようだ。

中庭をぐるりと取り囲むようにいくつかの部屋がある建物の造りは他のアンダルシアの街と共通しているが、乾いた砂の色をした建物に小さな噴水があるパティオの雰囲気は、よりアラブの風を感じてここがスペインということを忘れそうな雰囲気だ。
中庭も室内も薄暗く感じるが、陽当たりが全てと考える日本人と違って、年中キツい陽射しにさらされるエリアに住む人々にとっては、日陰こそ最高の贅沢なのかもしれないなぁなんて妄想してしまう。

ガラーンと広くて薄暗い室内。コワイ…
一人旅には広すぎる部屋は何だか落ち着かず、お腹も空いたので街歩きに出てみることにする。
##文化の融合
大本命のアルハンブラ宮殿は明日丸一日をかけてゆっくり堪能するつもりなので、今日のところは別の場所を、ということでまずはグラナダ大聖堂のあたりへ向かってみる。

商店街はトレドの街と同様に日除けの布が頭上に張り巡らされていてエキゾチック!
5月下旬ともなるとすっかり夏日で暑くてたまらないので、街ゆく観光客を眺めながらビールとタパスでしばし腹ごしらえをする。

レコンキスタ終了後しばらく経った17世紀以降に建てられたというカテドラルは、イスラムの香りは一切しない荘厳なキリスト教建築。

少し歩いただけでも、ザ・ヨーロッパな雰囲気の大通りを1歩入るとアラブ風の小道が続いていたりするので、ここは長い歴史の中でいろいろな文化融合があった街なんだなぁということが実感できて楽しい。


##高い山々にびっくり
坂の上から街を一望できる場所があるということで、風情のあるバル街を抜けコルドバやミハスのような可愛い花で飾られた白い家々を眺めながら坂を登って行く。




視界が開ける展望スポットに到着してびっくり!
目の前にしっかり雪を被った高い山の峰が連なっていて、その雄大な景色の下、森の中に浮かぶようにアルハンブラ宮殿が見えるのだ。
スペインの、しかもこんな南のアンダルシアの地に雪を戴くような高山があるとは夢にも思っていなくて、しかも目の前の建物がアルハンブラ宮殿かどうかも分からず慌てて地図を見て確認すると、あの山々は“シエラ・ネバダ”、建物はやっぱり憧れのアルハンブラで間違いない。

シエラ・ネバダというとアメリカにもあるよね!?たまたま同名なのかな?
と調べてみると、シエラ・ネバダはスペイン語で“雪の山脈”という意味で南アメリカを含めいくつか同名の山々があるらしい。
ここスペインの山脈は3,000メートルを超える山々が連なっているそうで、アンダルシアの初夏の陽気にも負けずしっかり残雪しているのだから驚きだ。

グラナダはイスラム勢力がキリスト教国家に囲まれながら最後の最後まで粘った土地でもあるので、山脈をバックに自然の要塞に囲まれるように建つアルハンブラ宮殿はなんだか孤高の存在のようで、近寄りがたい難攻不落の城に見えてしまうのだった。

高台から山とは反対側に目をやると白い家々が、盆地いっぱいにひしめく街が見渡せて、グラナダがなかなかの都市であることが分かる。

夕陽が人気のスポットらしいけれど、いつもの如く夕陽を待っていては睡眠時間に影響が及ぶので、しばらく高台の風に当たりながら景色を満喫してぶらぶら歩いて帰ることにした。

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##旅の開始から1ヶ月半経過
この日ちょうど46日目、4月中旬に日本を出発し、5月が終わろうとしていた。
食事に飽きることも日本食が恋しくなることも全くないが、だんだん野菜不足が気になっていて、なるべく野菜を摂ろうとこの日はスーパーへ。

買ってきたもので簡単な食事を済ませ、プランニング作業に没頭。
アンダルシアからその先どこへどう進もうか、悩ましい問題を前にプランニング作業は続く…。

🚊次回、この旅のハイライトのひとつ、アルハンブラ宮殿へ。あっちもこっちも薔薇花盛り!
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。次のお話はこちら↓
