【患者さん説明共有SNSを作ってみたVer.2】3️⃣<誰にでも伝わるボタンを簡単に>
先日
「各科の専門医が普段使っている説明の"必殺フレーズ"や"神資料"を、ボタン一つで借りられたらどうだろう?」
このアプリによって私の診察室は、全国の名医たちが控えている「知のシェアオフィス」になります。 これが「患者さん説明ボタンSNS」の構想の原点です。ということを書かせてもらいました。
3分クッキングのような手軽さで
先生方は、パワーポイントで資料を作るのは好きですか? 私は嫌いです。最近はまじん式の素晴らしさを知りました
フォントを選んで、サイズを変えて、色を調整して…こだわればこだわるほど時間が溶けていきます。
しかし、患者さんの診察中に使う「ボタン」は、直感的にイメージできるものである必要があります。
ここでこちら側がデフォルトのカラー設定をすると先生方のカラーイメージと異なる可能性があります
そこで私たちが開発したのは、「こだわり」と「時短」を両立させるボタン作成画面です。
リアルタイム・プレビューの快感
1️⃣<ボタン作成ボタン>を押すと
画面の右半分に「実際のボタンの見た目」がドーンと表示されます。


2️⃣左側のフォームでタイトルを「円錐」と打ち込むと、右側のプレビュー上の文字も同時に「円錐」に変わります。

3️⃣ここでこだわったのが、「見た目の自由度」です。
「高齢の患者さん向けだから、文字は特大(Large)で!」
「長い病名だから、左寄せ(Left Align)でスッキリ見せたい」
「注意喚起だから、背景は黄色、文字は黒!」
これらをカチカチとクリックするだけで、プレビューがリアルタイムに変化します。
16色のプリセットカラー(に加え、カラーピッカーで無限の色を作ることも可能です。

直感だけで「伝わるボタン」が作れるのです。
4️⃣AIが「正解」をサジェストする
例えば円錐角膜について詳しい方はご自身で一番下の<リンクURL>に直接URLを入れていただければ結構です
しかし、そもそも「どんな情報が適切かわからない」という悩みもあります。
そこで実装したのが、「インクリメンタル・サーチ(逐次検索)」機能です。
タイトルの入力欄に「円錐」と打ち込んだ状態で
その瞬間、AIがデータベースを走り回り、「類似候補(AI提案)」としてカードを提示してくれます。

・
自分の頭だけで考える必要はありません。<確認>をクリックするとURLに飛びます。今回は 角膜。屈折矯正の専門家ですが(テストUSERが私のため)、前回書いたコールドスタート問題が解決されると様々なキーワードが引っかかってくるようになります(初期メンバーの方はこの機能はあまり意味をなしませんがUSER増えると効果が出てきます)
そして、これ良いじゃんと、その候補の中に気に入ったものがあれば、「採用」ボタンを一発押すだけ。
タイトルも、URLも、色設定も、全てそのままコピーされます。
(*勿論テキストや色なども変えてから保存されれば良いと思いますが)

「ゼロから作らなくていい」。
この安心感こそが、忙しい診療の合間にボタンを量産できる秘訣なのです。
ちょっとおもしろくないですか?
USER確認(追加設計しました)
このアプリはウェブサイト(後日公開)のURLを知っていれば誰でも参加できてしまいます。しかし、目的は医師の方の知の共有なので 基本は医師の方に参加してもらいたいので 一応登録情報を見て承認するという形を取るように追加設計しました
1️⃣新規作成

2️⃣メール確認をしなくては

3️⃣メール承認後 ログインしてみたら

4️⃣新機能、管理者による承認待ち

5️⃣管理者が承認するとログインできます

(再掲)そもそもこのプロジェクトはなぜ始めたの?
CLAUNCHというアプリを現在は本当に重宝して使用していますが、なかなか中身を変えようというモチベーションがないのです。
それ自体はすでに安定した運用になっているということで悪いことではありません。
しかし、これは院長が孤独であることと関係が有るのでは?という問いを立てました。
クリニックの院長は、ある意味で「孤独」です。 複数の医師がいる病院勤務医時代のように、廊下ですれ違った他科の先生に「ちょっと教えてよ」と聞くことができません。
自分の専門外の領域について説明する時、私たちは自信のなさそうな顔を隠しながら、教科書的な(そして患者さんの心に響かない)説明をしてしまってはないかな?というのがこのプロジェクトを開始した理由です。
この「説明の質の格差」を埋めるにはどうすればいいか。 私は考えました。 「各科の専門医が普段使っている説明の"必殺フレーズ"や"神資料"を、ボタン一つで借りられたらどうだろう?」
例えば、眼科医で有る私が作成した「白内障手術のメリット・デメリット」というボタン。 これを内科の先生が自分のダッシュボードに登録しておけば、患者さんから目の相談を受けた時、ポチッと押すだけで私の説明資料(あるいは私が解説している動画)が表示される。 逆に私は、糖尿病専門医が作った「HbA1cを下げるコツ」ボタンをアプリに入れておく
こうすれば、私の診察室は、全国の名医たちが控えている「知のシェアオフィス」になります。 これが「患者さん説明ボタンSNS」の構想の原点です。
『先生、それならこのアプリは、単なる資料置き場(アーカイブ)ではなく、"助け合いの場(コミュニティ)"であるべきです。誰かの作成したボタンをImportした時、"○○先生のボタンを使いました"という通知が飛ぶようにしませんか? それは先生方へのリスペクトを示すことになりますし(実装中)、孤立を防ぐ目玉機能になります』
このAIからの一言で、プロジェクトの方向性が決まりました。 ただの便利ツールではない。医師同士の緩やかな繋がりを作るSNSにするのだと。 ここから、私とAIの二人三脚での開発が始まったのです。
(再掲)ドッグフードを食べて頂けるクリニック院長先生募集
本プロジェクトにご関心をお寄せいただきありがとうございます。 【患者さん説明ボタン共有SNS】は、クリニック院長先生による患者さん説明資料共有・相互扶助のプラットフォームを目指すアプリです。
現在、アルファ版(初期開発版)のトライアル参加者を募集しております。 ただし、お申し込みいただく前に、2つの重要な概念について共有させてください。
1.コールドスタート問題 プラットフォームが価値を持つには「①質の高い参加者」と「②十分な参加人数」が不可欠です。しかし、立ち上げ直後はそのどちらも存在しません。この「鶏と卵」のジレンマを、私たちは先生方と共に突破したいと考えています。
2.ドッグフーディング(Dogfooding) マイクロソフトには「自社のドッグフードを食べる」という有名な文化があります。 開発中のベータ版は、バグが多く、理想とは程遠い状態です。それは「美味しい食事」ではなく、まさに「ドッグフード」と言わざるを得ないレベルかもしれません。しかし、開発者自らが(そして初期ユーザーが)その不味いドッグフードを噛み締め、改善することでしか、最高の製品は生まれません。
【募集要項:この「不完全さ」を楽しめる先生へ】 正直に申し上げます。初期のアプリは使いにくく、先生方の忍耐を要するものです。 しかし、そうした「未完成のドッグフード」をあえて試し、フィードバックを投げ、新サービスが立ち上がる過程そのものを学習・経験として楽しんでいただける先生に参加していただきたいのです。
「まだ誰もいない荒野(コールドスタート)」に飛び込み、共に新しい医療DXの形を作り上げてくださる先生のエントリーを、心よりお待ちしております。
※一定の人数が集まり次第、トライアルを開始いたします。
お知り合いの院長先生にもご共有頂けると幸いです
今日はここまで
(再掲)日常診察で一番使っているアプリ
日常外来をしている中で、電子カルテ以外で一番利用しているアプリはCLaunchというアプリです。これは以前の記事でも紹介させてもらっています。
他の方のNoteリンクも紹介させていただきます
(再掲)しかし、もっと自分の要望を入れたい
CLaunchは非常に良いアプリなのですがパウチッコと同じでなかなか中身を変えようというモチベーションがないのです。それ自体はすでに安定した運用になっているということで悪いことではありません。
しかし、これでは他の先生や医療従事者の方が心理的・物理的ハードルを超えてもらうのは難しいのです。
もっと使いたいと思わせる何かが必要なのです。これまでは諦めていましたがこのバイブコーディングの時代になって光明がでてきました。
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