第124話 できたことだけ書くノートを始めたら自分への見方が変わった
教員として働く中でうつ病を経験し、休職・入院・リワークを経て回復の途中にいます。
このnoteでは、うまくいかない日も含めた闘病の記録と、自己肯定感について綴っています。
↓自己紹介はこちら♪
朝起きた瞬間、
もう負けている気がしていました。
何もしていないのに、
「今日もできないかもしれない」と思ってしまう。
うつになってから、
私はずっと減点方式で自分を見ていました。
頭の中には、いつも、
「できなかったこと一覧」が浮かぶ。
「起きるのが遅い」
「家事も満足にできない」
「人と会う元気もない」
誰にも言われていないのに、
自分で自分に通知を送り続けていました。
「今日もダメだったね」と。

今日は、できたことだけ書くノートのお話だよ♪
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作業療法士さんに言われた一言
病院に入院していた、ある日のこと。
作業療法士さんと話している中で
こんなことを言われました。
「できたこと、書き出してみませんか?」
正直、意味が分かりませんでした。
だって、できたことなんてないから。
でも言われた通り、
とりあえずノートを開きました。
そして書きました。
- 起きた
- 水を飲んだ
- 朝ごはんを食べた
書き終わったあと、
何だかバカらしくなってしまいました。
「こんなことでいいのか」と。
でも——
ここから、何かが変わり始めたんです。
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ルールはたった1つ
作業療法士さんが作ったルールは、
とても簡単でした。
できたことしか書かない。
反省は禁止。
評価もしない。
改善点も書かない。
ただ事実だけです。
- 歯を磨いた
- 外の空気を吸った
- 昼寝できた
- 妻にLINEの返信をした
どんなに小さくてもOK。
むしろ、小さいほどいいらしいのです。
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1ヶ月の記録を振り返る
1週目:戸惑いと違和感
「顔を洗った」と書くことに、
最初は虚しさのようなものを感じていました。
でも続けていくうちに、
朝目が覚めたとき、ふと思いました。
「今日は何を書けるかな」と。
今までは「何ができていないか」だったのに、
視点が逆転していました。
2週目:小さな発見
「日常の些細なこと」に
少しずつ目が向くようになりました。
「何もない一日」だと思っていた日の中にも、
実はたくさんの「自分の選択」があったことに
気づき始めました。
ある日、雨がザーザーと降る気分の重い朝。
ベッドからほとんど動けなかった日。
その夜ノートに書いたのはこれだけでした。
- トイレに行った
- 昼ごはんのそうめんを半分食べた
- 「ありがとう」と言えた
以前の私なら
「1日中何もできなかった」と
落ち込んでいたはずなのに。
「今日はこれだけできた」と書けたことで、
「まあ、生きてたんだな」という
少しの安心感が生まれました。
3〜4週目:加点方式へのシフト
1ヶ月分の記録を見返したとき、
衝撃を受けました。
私は何もしていない人間だと思っていました。
でも、そこには毎日、
生きている証拠が並んでいました。
「できなかった日」と思っていた日にも、
ちゃんと何かが書いてありました。
私は「何もできない人」じゃなかったんです。
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減点方式が人を壊す理由
減点方式は、ゴールが存在しません。
100点からスタートしても、
人は必ずミスをします。
だから永遠に自信が戻らないのです。
でも加点方式は違います。
0点から始まります。
生きているだけで、プラス1です。
息をしているだけで、前進になります。
自分の事実を否定しないことで、
また加点されていく。
できたことを書き続けるうちに、
自分を責める時間が減りました。
変わったのは能力ではなく、
自分を見る視点でした。

生きているだけで価値があるんだよ
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今日から試せる方法
ルールはシンプルです。
①夜、寝る前にノートかスマホのメモを開く
②「今日できたこと」を3つだけ書く
③「できなかったこと」「反省」は一切書かない
たとえばこんなことでいいです。
- 起きた
- 水を飲んだ
- この記事を読んだ
それで十分です。
本当に、それだけでいいんです。
もし今、
「今日も何もできなかった」と
自分を責めているなら。
今夜、ひとつだけ書いてみてください。
「今日の生きた証」
それは、立派な行動だからです。
1ヶ月後、
あなたのノートは
「自分は意外と頑張っている」という、
確かな証拠の集まりになっているはずです。

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